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「日本は資源がない国」は本当か?重商主義から重農主義に政策転換すべし

シンガポールも日本も「資源がない国」。

今、マレーシアからシンガポールへの鶏肉の輸出が制限されて、シンガポール人はシンガポールのソウルフードのチキンライスを食べられないそうです。

日本もシンガポールも「資源がない国」。
日本の食糧自給率はカロリーベースで約40%。
だから、日本もシンガポールを見習って、
グローバルスタンダードに対応して
国際競争力をつけて最先端ビジネスの遅れを挽回して外貨を稼げ!
さもなければ、日本人は食糧を輸入できなくなって餓死するぞ。

・・・ちょっと待ったアアア!

常識を疑え!

日本は本当に「資源がない国」なのか?

農山村へ行ってごらん。
メチャクチャ耕作放棄地あるやん!

耕作放棄地が増えたのは政治による人災です。
お百姓さんの首がしまるようにしまるように政策が行われてきた。

ハッキリ言います。

お百姓さんは「ビジネス」なんかしなくてよろしい!

だって、生産だけでたいへんでしょ。
製造業の生産性アップと同じ発想を農業に当てはめることが根本的に間違っている!

お百姓さんが「ビジネス」なんかしなくていい世の中に政治の大転換を行うべきだ!

シンガポールはマレー半島の先端にある人工の都市国家。耕す農地なんかほとんどないでしょ。
だから、シンガポールはサービス業で国際競争力をつけて外国から食糧を輸入するしかない。

でも、日本は違う!

これから人口減るんだよ!

人口減るんだよ!

だったら、人口が減る日本人全員に食糧が行き渡るようにする

【食糧自給率100%】

の国づくりをすべきだ!

日本人のみんなに食糧が行き渡るようにして、みんなが安心して暮らせる国を作ろう!

世界はこれから深刻な食糧不足。
今、ウクライナの戦争でみんな痛感してるでしょ。

こんなの序の口だから。

気候変動で、アメリカ西海岸は干ばつに襲われている。
毎日、アメリカ西海岸の地方の英字新聞見てるからわかる。
drought干ばつという記事をよく見かける。

それだけじゃない。
2030年頃から、世界の穀倉地帯の地下水が枯渇する。
アメリカの大規模農場は地下水を大量に組み上げることで成り立ってきた。それは持続可能な農法ではなかった。

札束はたいても、なかなか食糧を売ってもらえない時代がくるかもよ。

死にたくなければ、今からお百姓さんと仲良くしとけ!

お百姓さんから嫌われたら、いざというとき食糧を分けてもらえなくなるぞ!

ちゃんと歴史の中に答えがある。

江戸時代、田沼意次は商業を重んじる重商政策をとった。
いい面もあったけど、拝金主義が横行して金権腐敗政治になった。

今の世の中がまさにそうやん!

俺がたくさんお金を稼いだんだから俺が偉いんだ!

とにかくリスクをとって行動してたくさんお金を稼いだ奴が偉い!

カネを稼げないお前はダメな奴だ!
お前は努力が足りない!
お前は行動力が足りない!
お前は考え方に問題がある!

て、てめえら、いいかげんにしやがれ!

先日、お金持ちの勝ち組グループの人たちが、

「多動力の本読んで、私、しがないOLなんかやってる場合じゃないと思ってAV女優になりました!稼ぐが勝ちですよね!」

なんてエピソードを自慢気に語ってました。

オイオイ、うら若き乙女を吉原の遊女にして、そりゃたしかに吉原の遊女のほうがお金は稼げるかもしれないけど、それってどうなの?!
風俗の乱れがひどすぎる!

あまりにも拝金主義が横行して世の中、あべこべになってる!

僕は、俺は偉いんだ!というオーラ漂っているお金持ちより、名もなき田舎のお百姓さんのほうが立派だと思う。でも、新自由主義政策のせいで、お百姓さんたちメチャクチャ追い詰められてます。

田沼意次が失脚した後、
老中・松平定信が登場して寛政の改革をやった。

いよ!待ってました!正義の味方!

松平定信は重商主義から重農主義政策に転換して農業を重視した。

風俗の乱れを取り締まった。

人足寄場を設置して、今でいう軽犯罪者やホームレスに手に職をつけさせて救済した。
幕臣だった渋沢栄一は松平定信を尊敬していて、東京にホームレスレスのための施設を作った。

まあ、あの人ちょっと潔癖主義で庶民のささやかな楽しみを奪っちゃってやり過ぎちゃったから、庶民の恨みをかって失脚しちゃいましたけど。

令和の今、平成の30年間の拝金主義の悪弊を正し、
田沼意次から松平定信へと政策の大転換を行うべきだ。



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