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一年前の今日と2024/02/21

軽めの、いつ読んでもふわっと流せるような文章を5行くらい書いたけど、やっぱりちがうじゃん。って思った。
ちゃんと向き合う気持ちがないとことばが出てこないのね。
しっかりとか、きちんととか、そういうのがきらいなモード。
投げたいし消えてみたいし交わしてしまいたいんだけど、
やっぱり残すこと受け入れてみること。
いまのわたしは笑おうとか泣こうとかはしてないけど、
ただまっすぐに、そして、やわく、わたしだけに向き合っていきたいと思っている。

一年前のわたしは、
その一年前に別れた元カレのことを考えていた。
別れ話をしていた日から二年が経っていた。
その日のことは未だにおぼえている。
というかわたしの頭が忘れてくんない。忘れていいよって何度も持ちかけたけど忘れてくんないので、もう好きにしなよって突き放しちゃってる。

元カレの家。
その日は朝から空気も激やばで、というかその前の一ヶ月くらいずっとふたりの空気は澱んでた。

朝はそれがもう澱み切っていて、わたしもメンヘラとして絶好調極めてたし、それに元カレがもうほんとに愛想を尽かしているのもわかってた。

それでもわたしの口や感情はとまらず、朝に元カレを仕事に見送るときも困らせたし、
そのときに向こうから、帰ったらちゃんと話をしようと切り出されていた。

その日わたしは仕事が休みで、元カレを見送ったあと、たしか近所のセリアに行って、モス買って、戻って食べながらアマプラ見て、キッチンを掃除した。五徳をめちゃくちゃきれいにした。元カレは自炊はまったくしなくて、ガスコンロはライターが切れたときの火を点けるものだと笑って話していた。
YouTubeで五徳の焦げの取り方を見て、美味しいお米の炊き方だとか、簡単に作れる副菜レシピだとか、そんな動画を見ながら家事をしていた。

元カレが帰って来た。明らかに暗いなんか考えている顔。
温泉行く予定もあったから、着替えとかスキンケアとか準備してて、いつかないつかなと内心うきうきしていたわたしは、
なにこいつのこの顔と雰囲気、、と
朝に切り出されていた会話もすっかり忘れていたのだった。

タイミングは忘れてしまったけど、
そこからたぶん3時間以上、別れ話がつづいた。
わたしが、いままで聞けなかったことを聞いたり、問いただしたり、嘘をついたり、泣いたり、怒ったり、
そして元カレは、こたえたりこたえなかったり、呆れてたり、怒ったり、泣いてもいた。

思い出したら非常に気持ち悪くなってきたので、この日のことはここでおわる。またなにか機会があったとしたら、つづきから書こう。
いまのところ、ちゃんとおぼえていることばかりなので、またの機会のときはすべてわすれていれるといいな。


そして一年前は、noteの投稿をはじめた日。
まだ元カレがわたしに染みつきまくっていて、
人にはもう未練ないようなかんじで振る舞っていたけど、実際のわたしは未練たらたらだった。
こんなに引きずることあるんだなぁと感心するくらい、執着も依存もしまくっていて、
ただそれによってなにか行動してしまう、ってことはなかったかな。そこまでできるほど、つよくもなかったんだと思う。
ちなみに、復縁を願ったことは一度もない。
おそらく、わたしの本能的な部分で、元カレとはもう一緒にいちゃわたしがダメになる。と思っていたんだと思う。それはまじで正解だと思う。

**
一年経って、今日。
わたしはひとりの人を好きになった。
二年前も、一年前にも、まったく知らなかった人に。
きっとおなじ街に住む人だから、きっとどこかですれ違ったことはあるかもしれない。
おなじお店でお酒を飲んでいたかもしれない。どこかで声を聞いていたかもしれない。

たった一年前はまったく知らないひとりの人と出逢い好きになって、
いま、その想いをつづけるのをやめてしまおうと、思っている今日だったり。

まだ出逢って一ヶ月も経っていないのだけど、
わたしはあの人にすべてをもっていかれた。
いままで付き合ったり付き合えなかったりした過去の好きだった人のすべてのいい部分を切り取って貼り付けたみたいな
とにかくすべてが好みでこんなわたしの真ん中をついてくる人いるのかってくらいもっていかれた。

これはもちろん見た目もある。
この人を好きになる前は、身長は高くても低くても気にならない方だったけど、
高身長元カレと付き合うことによって、あらあら高身長いいではないですかポイントが植え付けられたりして、
でも、この人は身長は低い方なんだけどね、もう高身長いいじゃんモードがふつうに覆った、、むしろ肩とか触れそうでドキドキする。。みたいな新たなきゅんポイントも見つけた。

わたしが知りうる中身も好きだった。
話し方、笑い声、穏やかだったし、たのしそうに笑うし、会話のテンポもちょうどよくて、
となりにいるとものすごく居心地がよかった。ほんとこれに尽きた。

彼を好きなだけで毎日がほんとにたのしかった。
出逢う前まで過ごしていた生活や見ていた景色が一変したようだった。
ほんとにキラキラしてたし、すべてがきれいに見えた。
想うだけでしあわせだった。
連絡ができなくても、こなくても、したいなぁ。ほしいなぁ。とは思ったけど、そこまでメンタルがやられすぎることもなく、
なんだか彼を好きになってからわたし安定してるし、つよくなったのでは?とか思ってた。
周りにもきれいになったと言われるし、鏡に映る自分が調子に乗っててもいいねこれ、と自画自賛。
ほんと彼と出逢えて好きになれてうれしくてしあわせだった。

だけど。
名前をつけれないというか、つけることに抵抗があるというか、そんな感情。
どうして出逢ったのだろうか。こんなふうに苦しむのなら、あの毎日がたのしかった日々はべつにいらなかった。だってわたしひとりでも充分にたのしかったんだもん。それなのに、それなのに。

つづく、

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