いまと向き合う
たしか二ヶ月前だったと思う。
元カレの知人がやっているリラクのお店へ行ったのは。
はじめて行ったとき、わたしが元カレの元カノだという事実は言わないようにしようと決めていた。
そして言わずにやり過ごすことができた。
言いたいような言いたくないような、よくわからない感情がS極とN極みたいに揺れ動いていた。
二回目に行ったとき。店員さんがマッチングアプリの話をしてきた。
流れから、わたしあのひとの元カノなんです。と言ってしまった。
店員さんは驚いていたけど、昔聞いていた話がいろいろとつながったりしたみたいで、最後の方はすごくおもしろがっていた。
元カレもリラクのお店を経営しているんだけど、付き合う前も付き合ってるときもそのあとも、わたしは一度もあのひとの施術を受けたことがない。
出逢ってからすぐ付き合ったのもあるし、
付き合ってるときはほかのスタッフに施術を受けさせることばかりだったし、
別れたときはお店に来ないでと言われたし。
でもずっと、ふつうにただ単純な感情で、元カレの施術を受けてみたいと思っていた。
それをなぜかリラクの店員さんに話してしまってたんだけど、、
そしたら店員さんが半ばおもしろがって、わたしが連絡とります!と言い出した。
そしてすぐLINEして、お店に来るのは大歓迎だとそんな返事がきたらしい。
驚きと嬉しいような不思議なような、曖昧な感情で頭が真っ白になった。
夜に、二年振りくらいに元カレへLINEした。
短文と、!と、あぁこれがあのひとのLINEだったなと急に懐かしさが込み上げてきた。
そのつぎの日から何日間か、元カレとのLINEを読み返したりしていた。
あぁわたしは間違いなくこのひとにしっかり愛されていたんだなと感じた。
最後の方は、なんとなく気持ちが離れてきていたんだなとも読み取れた。文の感じとかではなく、なんとなくなんだけど。まっ結果論かもしらんけど。
読み返しても痛くなかったし、わたし大丈夫になってきてるんだと思ったりした。
別れたあと、ひとりのひととすこしだけ付き合い、ふたりの新しい男と出逢い、そのうちのひとりに告白されお断りをしてしまい、もうひとりに片想いをして散った。
道を歩けばたくさんのひととすれ違う。話もせずに目が合うこともなくすれ違うだけ。
そんなことの連続な日々だけど、想いを通わせおなじときを信じて寄り添った元カレのこと
やっとやっとわたしは大丈夫になったんだなと思えるようになった。
でもね、あれから
わたしはまだ誰かひとりと向き合うことがすこしこわくて
誰かを受け入れることはできると思うし、していきたいんだけども、
誰かに自分をさらけ出し、それを受け入れてもらおう、もらいたい、みたいな覚悟や諦めなのかな とにかく自分をみせるっていうのがこわくてできないで立ち止まっている。
ま、そういうふうに難しく理屈で考えなくてもいれるようなひとに出逢っていないだけなのだとも思うんだけど、、
あまり他所に原因があると思いたくないから自分に非をつくって向上につなげたいって心理もあるんだと書きながら思うわけだけど。
最近、ひとに話せない恋愛もしていたりして、恋愛と呼ぶのも可笑しいんだけど。
ひとりの男と知り合い、先週末会ってつづいているんだけど、でも先はない。まったく。
36歳、久しぶりに恋愛においての自分のダメさ加減に涙がつたった夜があった。
わかってる。ちゃんとわかっている。
すべてでわたしは断ち切らないといけないし、明日にはなくなる関係でしかないのに
こんな糸を切れないように掴もうと踠いてしまうなんて、ある意味でつよいのかもしれないがどうなんしょ。。
最終的には、自分で選んで行動したことには納得をして浄化までしていくって決めて生きているので、
きっと来年、いや来月にはなくなっていたとしてもわたしはしっかり向き合って浄化していこうと決めている。そこはぶれない。
この男についてはそう思っている。
楽しさと快楽の共有。ただしいことは求めない。
話が脱線したけど、、
夜に元カレに会い、わたしはどんな心境になるのか。これはちょっとたのしみだったりする。
一度は愛した男なので、きっとかっこいいだとか思い出が蘇ってきてしまうとか、それは当たり前にあると思うけど、
せっかくまた会うことになったのだから
ふつうにいい関係を築けたらいいのかなとか偽善なわたしは綴る。
元カレを想い、復縁を願う。なんてことはおそらく皆無。別れてよかったと実感することもないだろうけど、
とりあえず、会えるような気持ちまでもってこれたわたし自身をほめたい。ただそれだけなのかもしれない。
でも狡くてよわいわたしは
元カレに沼りそうになったらいまの髭男に弱音を吐いて甘えるんだ。
その男が役に立たないと思ったら、また別な男を漁ってしまうのかもしれないんだ。
感情にかき乱されることばかりだけど、死ぬよりマシだ。
生きていけるんだから、どうせならちゃんと信念を持って美味しいもの食べて笑ってたい。
大丈夫。ひとりもたのしい。めちゃくちゃたのしい。
会ったあと、きっとわたしはまたがんばろうって奮い立つはず。
だからそれにまずは向き合って、なにをどうするか考えて動き、また一歩前に進んで右にも左にも逸れてもいこ。後ろでもいい。立ち止まってもいいじゃん。それが道なんだから。
いつかはわたしをたいせつに…とか書こうと思ったけど、やめておく。
いまほしいのは、自分へのつよい気持ちのみ。
施術自体もすごい楽しみだから、そこをね大事にね。言い聞かせがやばいけど笑
家帰ったら、あのひとの好きだったものすこしだけ差し入れして、お風呂でからだ温めてから行こう。
大丈夫。わたしはわたしを信じてる。
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