FP3級合格で得れたこと
「そんな資格、なんの意味があるの?」
「どこ目指しているの?」
資格試験の勉強をしていると言われたことがあるセリフではないでしょうか。
FP試験の受験者は近年増加しており、マネーリテラシーを向上させようと多くの人が勉強しています。
そんな中、積立NISAを知人の話を聞いて始め、投資について勉強をするようになりました。
また、結婚を気に生活費の見直しのためお金について勉強を始めたのがこの試験を受けるきっかけです。
そんな背景からFP3級の勉強をしたことで得れたことをまとめます。
試験について
試験は日本FP協会と金財(金融財政事情研究会)の2つの機構で実施しており学科試験は同じ問題ですが実技試験の内容が異なります。
私は実技試験の合格率の良いFP協会で受験をしました。
また、金財は金融機関向けな範囲なので出題範囲が限られます。私は広くお金の知識をつけたかったのでFP協会を選択しました。
ちなみに3級の合格率は80%程度です。
合格ラインは学科、実技とも6割
学科 60点満点中 36点
実技 100点満点中 60点
マークシートの3択
3択なので正しいものを選択、誤っているものを選択と問題文を間違えなければ選択肢を消して得点をとれるイメージです。
試験内容は
【学科】
ライフプランニングと資金計画
※主に社会保険、年金など
リスク管理
※主に保険など
金融資産運用
※主に株式、債権など
タックスプランニング
※主に税金全般について
不動産
※主に不動産の取引、賃貸借など
相続・事業承継
※主に相続について
(3級では事業継承の範囲は少い)
【実技】
資産設計提案業務
※学科試験の範囲
実技試験は学科がしっかり勉強出来ていれば少しの対策で問題なしです。
問題の傾向も過去問と近いので対策しやすかったです。
おそらくタックスプランニング、不動産、相続・事業継承あたりがイメージが付きづらく、細かい用語もでてくるのでモチベーションの維持が大事な範囲だと感じました。
あとは試験範囲が広く、参考書も厚いので量が多いように思いますがこれまでの経験や知識も役に立つので範囲や厚さに比べると暗記量はそこまで多くないイメージです。
勉強方法
各個人勉強の仕方はそれぞれだと思いますが参考までに記載します。
1番活用したのは
You Tubeです。
2倍速で何回も観ました。
色々な動画がアップされていますので聞き心地がよい人、気に入ったチャンネルを選んで繰り返しみるのが理解を早めるとおもいます。
参考書をはじめから読むだけでは横断的な理解、全体像の理解が難しいと感じました。
おそらく浅く広い試験範囲のためです。
正直、参考書は1回読んであとは過去問がホームページに掲載されていますので、解いて間違えたところや分からないところを読み返す程度の活用でした。
参考書の役割は動画では省かれるような主要部分以外の細かいところを確認するのに使っていました。
問題集も買いましたがホームページの過去問を3年分行ったところ一通り知識はついたのでコスパを気にされる方は3級の場合は問題集を購入しなくても良いかもしれません。
勉強して得れたもの
マネーリテラシーは確実に向上します。なによりニュースの理解度が全く変わってきます。
政治のニュースでは年金や税金の話題が挙がりますがこれらの理解度が変わりました。
最近だとサラリーマン増税なんて言われていましたが、試験範囲のことばかりでしたのでニュースをみていて知識がついたことを実感でき面白かったのを覚えています。
参考までに各部門で参考になったことを簡単にいくつかあげます。
01 ライフプランニングと資金計画
社会保険を理解することで私的保険を見直すきっかけになりました。
年金に関しては老後不安のある現代において今するべきことがわかるので余計な不安が減りました。
02 リスク管理
保険の見直しに役立ちます。前項の社会保険の知識と相まって不要な保険に入らなくて済むようになるのではないでしょうか。
03 金融資産運用
つみたてNISA、NISAなどにより資産運用が身近になってきました。投資会社が倒産したら?なんて不安の解消や対策、資産運用の種類と基礎知識がつくのでなんとなくの運用から理解した上での運用に変わるはずです。
04 タックスプランニング
サラリーマンをしていると自分で納税する感覚もなく勝手に行われていることが多いと思います。
年末調整で〇〇控除のため会社に書類提出、自分で確定申告する場面で四苦八苦されている方は多いのではないでしょうか。
サラリーマンでもタックスプランニングを勉強することで税金の流れ、種類を把握でき、上手く節税することや、手続きをスムーズに済ませられるようになるのではないでしょうか。
05 不動産
馴染みのない分野でした。
しかし、戸建てやマンションの購入を考えている人は勉強して損はないです。
私の場合は、転勤族ということもあり不動産を購入した場合のイメージが付きました。
売買するのか貸し出すのかなど細かいところは分からなくても全体像を掴めました。
06 相続・事業承継
相続については自分が関係するタイミングがだいぶ先だと思っていたり、めったに関与することがないと思われがちです。
しかし、贈与となると子育て世代にも関係することもあり、親族と相談することで上手く活用できる分野です。
実は贈与税がかかるのに申告していなかった。なんてこともあるかもしれません。逆に税金かからないように今から〜なんてこともあり得る分野です。
私はこの分野が1番ためになりました。
まとめは以上になります。
FP3級所持者は50万人程度います。特別珍しい試験ではありませんが受験の経験をもとにお答えできることもあるかもしれません。
【受験、勉強】について気になることがあればDMまたはリプ欄にお送り下さい。
お答えできる範囲でお返事いたします。
この記事は受験を薦めるものではなく、受験を検討している方の判断材料の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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