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国体ロード

欧州遠征後としては初の国内戦。今年から成年の部になり、例年より選手層が厚い?レースに苦しめられた。位置取りなどで自分の走りに成長を感じることができた反面、脚力的にはまだまだだった。

レース概要

距離 17.6km*7laps=123.2km
天候 曇り
気温 18℃

結果

DNF(-1.5laps)
(79人出走36人完走)

レースデータ

AP  235w
NP  288w     (2h23min)

目標

・トップ20
・積極的に動く

コース

コース全体を通して、道幅が綺麗で広く、パンチのある坂も少ないので高速レースになりそうだなというコースの印象を持った。
前半は3個の短い坂が待ち構えているが、3個目の坂以外は下りからの惰性で登り切れてしまうような短い坂で、3個目の坂も、惰性で登りきれないとはいえ、ダンシングでクリアできる距離であった。
中盤は斜度は緩いものの、距離が長い坂が2個出てきた。坂自体で人がこぼれることは少なかったが、2個目の坂を登り切った後の直線が吹きさらしになっていて足を削られた。その後は、コースの中では一番斜度がきつくて勝負所になる坂(JBCFの那須塩原ロードにも出現)があり、ここが一番遅れる人が多かったように感じる。
後半で意外にもきついのが、勝負所の坂の後の下りを下り切った後に出てくる緩やかな直線の上り。下りのコーナーで減速して集団が詰まった後に直線で引き伸ばされることもあって、永遠に踏まされる感じだった。

レース展開

序盤は逃げを作ろうとするアタックが頻発していた。スピードコースということもあり、逃げができてもすぐに集団がつながるというのを繰り返していたが、2周目あたりで6人くらいの逃げができる。
集団のペースは落ちることなく淡々と流れていたものの逃げとの差は広がっていき、レース中盤あたりから、追走を作る動きが頻発し、レースが後半に差し掛かる頃には集団のペースが本格的に上がり始めた。記憶が定かではないが、どこかしらのタイミングで逃げを吸収。
結局、有力選手達が数名で抜け出す形で決着がついた。

自分の動き

久々の国内戦だったので、日本のレースの走り方を思い出しながら走った。ベルギーの高密度の集団に慣れてしまったせいか、集団の密度が低く感じ、それなりに前の位置を感覚的には容易にキープできた。レースの流れも落ち着いて見ることができた。
最初の方のアタック合戦には基本的に加わらず、明らかにヤバそうな飛び出しがある時だけは極力前に上がるようにした。逃げが行ってしまったが、コースの特性上、集団有利なので、レース序盤ということもあり、その逃げは見送った。しかしながら、集団のペースは緩んでいないのに逃げとの差が徐々に広がっているのを審判のボードから確認しており、予想とは裏腹に逃げが決まってしまうのではないかと少しだけ危機感を抱いていた。まだ有力選手は多数残っていたので、結果論としてはここで動く必要はなかったが、3周目あたりから追走の動きに乗り始めた。
和歌山県勢が中心の攻撃に便乗し、少人数で2,3回ほど抜け出すシーンをメイクしたものの、スピードが乗る区間でどれも吸収されてしまった。その後の一周は常に前の方にいて、展開に乗っていた。
レースが中盤を過ぎる頃に逃げを捕まえようと集団のペースが上がり始めたあたりから徐々に辛くなってくる。ペースが落ち着いた区間で補給を取ろうとするもジェルの開封に失敗してジェルが出てこなかったり、ボトルを取りに集団から離れたけど、補給員が自分が来たことに気がつかなかったりと、うまく補給が取れなかった。そんなことをしているうちに、足攣りの兆候が出初めて、集団のペースアップで踏ん張れずに遅れてしまった。

感想

ベルギーでは受動的なレースが多くなっていたので、久々に前々で動けたのは良かった。走り自体は良くなっていたものの、今回に関しては名の知れた選手達がしっかりと上位に入っているところを見ると、単純に脚力不足感が否めない。動けたのは良かったが、せめて完走くらいはしなければお話にならないと思う。
補給に関しても、日本の水はミネラルが少ないことを少し意識すべきだったかも知れない。結果は残念だったが、色々と収穫のあるレースだった。残りレースは少ないが、頑張りたい。

📸Sei Ruote é Fotografie 様






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