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Merbes

欧州遠征4レース目もケルメス。今までのレースはレベルが高かったからというのもあるが、集団に張り付くだけのレースが続いていて、完走すらできていなかったので、そろそろ見せ場を作りたいと考えてレースに臨んだ。

レース概要

距離 12km*10laps=120km
天候 晴れ
気温 23℃

結果

30位/出走41人

レースデータ

AP    232w
NP    265w     (3h01min)

目標

・完走
・逃げというよりは追走の動きに反応する
・人数が少なく、位置取りが緩いので、いつもより積極的に動く

コース

一周12キロ。全体的に荒いアスファルト?のような区間が多く、道が悪くて狭いコース前半の農道の区間ではコーナーに砂利が浮いていて、自分はそこでスライディングしそうになった。道を埋め立てた凹凸が多かった点でも走りずらかった。バックストレートとコース後半の農道区間、ゴール前3キロくらいでは短い登りも出現したが、斜度が緩くてドラフティングが効くため、勝負所という感じではなかった。道が狭い鋭角コーナーが多く、ストップ&ゴーでジワジワ足にくる感じだった。

レース展開

出走人数が41人と少なかったためにスタート直後は緩い感じ。4人がファーストアタックをかけて、スタート直後だったために集団はそれを見送り、その逃げはあっさり決まった。その後はバラバラと追走の動きがあり、レース開始1時間くらいでその逃げの人数は17人まで増えて勝ち逃げとなった。
逃げVS集団という構図だったが、出走人数が少ないために、逃げに17人もの人数を取られている集団と逃げとの差は縮まることはなく、人数を11人まで絞った逃げはバラバラになりながらゴール。集団も人数を減らしながらゴールした。最初の1時間で勝負が決まったレースであった。

自分の動き

逃げには乗りたいけれど体力に自信のない自分はファーストアタックは見送った。すぐに集団が追いかけると思っていたので、そのアタックがあっさりと逃げになるとは思っていなかった。追走のアタックが散発的にかかるが、飛び出す人数が少ないので、どれにも反応せずに集団内でじっとしていた。
逃げができたものの、見通しの良いストレートなどでは選手が見えるくらいの距離だったので無理にブリッジしようとは思っていなかった。しかしながら、レース開始から30分を過ぎる頃には逃げの人数が10人弱まで増えて集団との距離が一気に離れ始めたので、その逃げが勝ち逃げになるのではないかと感じて、追走に出る準備をした。
そのタイミングでは3人がバラバラに追走に出ていて、自分はそこにジャンプしようかと思い、一人でいく足はなさそうだったので誰か追走に出る人の後ろに着いて、一緒にブリッジしたいと考えた。すると近くにいたガタイのいい選手が追走に出そうな素振りを見せたので、その選手の後ろにつこうとした瞬間にその選手がアタック。真後ろにつけていなかったし、タイミングも若干合わなかったので反応するか一瞬迷ったが、気がついたら体が勝手に反応していた。全然後ろにつけていないが、ギリギリドラフティング圏内(20m弱)にいたので、諦めずに追いかけた。
今回はリム打ち対策として少しだけ空気圧を高めて出走したのだが、慣れていなかったせいなのか一周目のコーナーで滑りかけてしまい、この日1日はコーナー恐怖症になってしまった😓。追走に追いつき、キツすぎて死にそうになりながらローテしているとレースが1時間を経とうかというところでとうとう逃げに合流することができた。この逃げは先ほど述べた勝ち逃げである。自分の追走が最終便で、この時点で逃げの人数は17人になった。ビビってコーナーのたびに遅れていたせいで5分358w、10分323w出ていた。逃げに追いついた時点ではゼーゼーだったが、追走が追いついたこともあって逃げは一旦サイクリングペースに。少し休むことができ、一息ついていると逃げの人数を絞りたい選手同士でアタック合戦が勃発。追走に出るまでは冷静にレースを走っていたが、逃げに乗ったことで興奮して我を忘れた自分はその動きに闇雲に反応してしまった。その結果、足がなくなった自分はアタック合戦が進んでいくうちにずるずると後退していって、一人の選手の中切れに巻き込まれて、その選手と一緒にちぎれてしまった。逃げ集団としては一周ほどしか走れなかった。
その後はペースを緩めて集団に吸収された。集団に吸収されてからは、基本的に後ろに隠れていた。逃げにもう一度追走をかけようかとも思ったが、距離が開きすぎたことと、追走がまとまる気配が皆無だったので動くことはなかった。そうこうしているうちに足が攣り始めて、残り2周に入る頃には登りのペースアップによって集団からも遅れてしまった。その後はグルペットで走り続け、最後はグルペットからも遅れたが、なんとか最終完走者として初のフルラップ完走に漕ぎ着けることができた。いつもならとっくにレースを降ろされている差だったが、主催者が寛容だったために走り切ることができた。

感想

逃げに乗ったのは初めてであったし、それが勝ち逃げだったので、遠征4レース目で勝ち逃げに乗ることができたのは自信になった。しかしながら、今回の追走はタイミングとかの面で上手くいきすぎているし、追走や逃げに乗ってからの動きにはまだまだ課題が多くあるのでこれからのレースで改善したい。今回は人数が少なかったので割と自由に動き回れたが、人数が多いレースでは位置取りなどの別の問題も発生すると思うので、激しい位置取りをこなしながらも追走などの動きができるようになりたい。



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