スタバのマグカップ

出張時のご褒美として朝にスタバへ行った。

コーヒーにはうるさいのでチェーン店の味は好みのものでなければ飲まないということもあり、無類のスタバ好きではないのである。

しかし数ヶ月前、たまたま時間潰しのために入ったスタバで読書していたら「早朝のスタバで読書って意識高い行動と言われそうだが、意外と心が整っていいな。」と思い、自分の中で頑張っている時のご褒美のうちの1個に仲間入りしたのである。

前回は酷暑の時期であり、アイスコーヒーを飲んだが、今回はグッと寒くなった日だったので、カフェラテを注文。

スタバのホットコーヒーは好みの味ではないので、せっかくなら家で飲めなそうなカフェラテを。

カフェラテのカフェオレの差は何なんだと注文時にふと思ったが、カフェラテはイタリア式のミルク入りコーヒーで、エスプレッソにミルクを入れたもの。カフェオレはフランス式のミルク入りコーヒーで、ドリップコーヒーにミルクを入れたものだそう。

普段ブラックコーヒー以外全く飲まないので調べて初めて知った。

そして店内で、と伝えたところ、
「マグカップでよろしいですか」と聞かれ、いやー持ち帰り出来るカップの方がいいなーと思いつつ、マグカップで飲んだ経験がないので、飲んでみるか!と思い、マグカップを選択。

そしてしばらくして「○○番でカフェラテお待ちのお客様〜」と呼ばれて出てきたのは…






マグカップではなく、紙のカップに入ったカフェラテであり、店員さんから「ごめんなさい。マグカップとおっしゃってたのに…」と言われたが、正直に言うと紙のカップで出てきて、ホッとした。

マグカップで出てこられても扱いがわからないのである。

スタバといえばプラダを着た悪魔でアンハサウェイが演じるアンディがミランダのために朝早くからチョーチョー熱いコーヒー買ってこいと言われて、カップを複数持ちながら登場するシーンがあり、

私の中ではスタバはテイクアウトする飲み物で、かつ紙カップにプラスチックの蓋が付いているもの、のイメージが強すぎて、マグカップって一体?!という緊張感がとてもあったのである。

そして思いの外時間がなく、結局飲みきれずに待ち合わせ場所まで行ったので、店員さんが間違えてくれたおかげで慌てて飲む必要も無くなったのである。
ありがとう店員さん。

ちなみに味については正直よくわからないのである。長年ブラックコーヒーしか飲んできていないので、そこにミルクを入れられたところで好みがわからないままである。

ただ今の寒い時期にスタバのカフェラテカップは私の酷い冷え性と東京の厳しい寒さで冷え切った手を温めてくれる存在である。

こうして記していくうちに、なんだかより一層愛しいものになった気がする。

今度また大変な仕事やら出張やらでストレスが多くなりそうな時はご褒美としてスタバのカフェラテを紙カップで飲もう。


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