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【2023シティリーグS2 TOP8大会使用デッキ】レジギガス -最速での攻撃を目指したデッキ構築-          

はじめまして。
関西でポケモンカードゲームをしている、なかしまと申します。
2023シーズン実績
 チャンピオンズリーグ:参加なし
 シティリーグ:S1 予選敗退(1-4)S2 TOP8
 トレーナーズリーグ:優勝1回、TOP4 1回、TOP8 1回

はじめに

今回、2023シティリーグS2(2022年12月28日)で使用しTOP8になったレジギガスのデッキを記事にしたいと思います。
多くの方に参考にしていただきたいため、記事のほとんどを無料公開に致しますが、当日のマッチング部分のみを有料にさせていただきます。全ての試合を詳細に覚えておらず、簡素な内容になりますがご興味ある方、今後の活動にご支援いただける方は記事のご購入よろしくお願い致します。

シティリーグS2環境とデッキ選択

シティリーグS2環境

2023チャンピオンズリーグ(以下CL)京都後から以下の環境を予想しました。
Tier1 ルギアVstar
Tier2 ミュウVmax、ロストバレット
Tier3 レジギガス、アルセウスVstarジュラルドンVmax、ムゲンダイナVmax、アルセウスカプコケコVmax

ルギアVstarは使用率が一番多いと予想していました。
Tier2のロストバレットはCL京都でも有名プレイヤーが使用していたカイオーガ型が多い予想でした。
Tier3はCL京都優勝のレジギガス、ルギアVstarに有利なアルセウスVstarジュラルドンVmax、CL京都後に使用者が多くなっていたガラルマタドガスと組み合わせたムゲンダイナVmaxと予想しており、私のシティリーグ1週間前くらいから入賞が多くなっていたアルセウスVstarカプコケコVmaxのデッキも使用者が少し多くなる予想でした。

デッキ選択

環境予想はしたものの、自分が使用するデッキは大会5日前くらいまで決まりませんでした。候補としては、

①ルギアVstar(かがやくムゲンダイナ、ジュラルドンVmax)←後日記事にする予定です
②ロストバレット(かがやくリザードン+ヤミラミ)
③ロストバレット(カイオーガ)
④ロストバレット(ライコウV、ドラピオンV+空の封印石)
⑤アルセウスVstarジュラルドンVmax
⑥レジギガス

がありました。上記デッキをポケカ仲間、ジムバトル等で使用したところ、レジギガスが候補のデッキの中で1番使用していたため自身の練度が非常に高く、Tier1、Tier2のデッキにも練習での勝率が1番高かった、後述しますがS1にもレジギガスで出場してその後ある程度デッキの調整がされていた等の理由からレジギガスで出場することにしました(レジギガスに決めたのは大会の5日くらい前だったと思います)。

デッキリスト

当日使用したデッキリストの前に、まずは以下のリストをご覧ください。
このリストは、私がシティリーグS1で使用したレジギガスのリストになります。

シティリーグS1使用デッキ
デッキコード:3p3yyp-QkXKvq-UpMMyy

このデッキで出場したシティリーグS1では1勝4敗でした。
敗因を分析したところ、

”攻撃するまでのターン数が長い”

これが1番の敗因でした。
現環境は、
後攻1ターン目:メロディアスエコー、おとぼけスピット
先行・後攻2ターン目:ストームダイブ、トリニティノヴァ
のような強力な技を使用できるデッキが多く、非Vポケモンのレジギガスデッキでも攻撃までに長いターン数をかけていると相手のをほうが早くサイドを取り切って負けてしまうことが多いです。実際に上記のデッキで出場したS1では攻撃するまでに、
3ターン:2試合
4ターン:3試合
と攻撃するまでのターンが非常に長かったです(相手のグッズロック等の妨害もありましたが)。
そのため、最速で攻撃できるよう調整を試みました。

レジギガスのデッキが攻撃をするには、レジギガスの特性”こだいのえいち”によりトラッシュからエネルギーをレジに加速し攻撃を行っていくデッキです。
①6体のレジを場に並べる
②技を使用するために必要なエネルギーをトラッシュに送る
の、条件を満たさないといけません。そのためには、1枚でも多く山札を引く必要があります。山札を引けるカードはたくさんありますが、サポートは1ターンに1枚しか使用できず、レジギガスデッキはレジ以外のポケモンを採用しにくいためグッズ、スタジアムで良いカードがないか検討した結果、他のプレイヤーのデッキでも多く採用されている以下の2枚のカードが候補としてあがりました。


採用候補①トレッキングシューズ
山札を上から1枚手札に加えるか、山札を上から1枚トラッシュし山札を1枚引けるグッズです。グッズのため1ターンに何回でも使用することができます。4枚採用であれば最大8枚の山札を見ることができ、レジギガスデッキのポケモンを揃える、エネルギーをトラッシュするどちらの条件も満たしてくれるカードです。

採用候補②ポケストップ
山札の上から3枚をトラッシュし、その中のグッズを手札に加えるスタジアムです。1ターンに1度しか効果を使用できませんが、トレッキングシューズより山札を見ることができる枚数が多く場合によってはエネルギーを3枚同時にトラッシュに送ることができるカードです。ただグッズ以外はトラッシュされてしまうため、ポケモンがトラッシュされた場合はふつうのつりざおでデッキに戻す必要があり、サポートがトラッシュされた場合は現状のデッキではデッキに戻す手段がないことがデメリットとなります。4枚採用するにはリスクが高いカードでした。

はじめに、この両カードを4枚ずつ採用してデッキを回したところ、採用前と比べると格段にポケモンが揃うスピード、エネルギーをトラッシュに送るスピードが上がりました。トレッキングシューズは4枚採用必須と感じましたが、ポケストップは使用時トラッシュするカードによっては動けなくなる場面も多く、採用枚数を考えなければいけないカードでした。
調整に調整を重ねた結果、以下のリストが最速で攻撃が可能なレジギガスのデッキとなり、このリストで出場することになりました。練習ではありますが、本デッキでは60%くらいで2ターン目までに攻撃が可能な構築になりました。

シティリーグS2使用デッキ
デッキコード:Qnngnn-uTB1Ul-nP9ngL

S1での使用デッキから、ポケモンの枚数は変わらず、グッズにはトレッキングシューズを4枚採用、サポートの枚数は変更せず、スタジアムのポケスットプは1枚のみの採用、エネルギーは1枚減らす形となりました。本項では触れていない新規カードとしてあなぬけのヒモ、セイボリーを採用した理由としては、次項の採用カードで詳しくご説明します。

採用カード、不採用カード、採用を検討したカード

採用カード

●レジギガス2
他のポケモンに比べてHPが高く、相手がVamx、アーケオス等の時に攻撃します。

●レジドラゴ(りゅうのひほう)3
初手でスタートしたいポケモン。特性りゅうのひほうが強く、できれば4枚採用したかったが、ドラゴンエナジーのレジドラゴが1枚必要な場面があり3枚採用となる。りゅうのひほうで山札を引けるようできるだけ序盤はバトル場で攻撃したいポケモン。

●レジドラゴ(ドラゴンエナジー)1
こだわりベルトを採用していないため、弱点がなければ最大160ダメージしか出ないため、最後の高火力を出すために必要と考え1枚採用。レジエレキのテラスパークでベンチに40ダメージを与えておけば、Vstarを倒すことができます。

●レジエレキ(テラスパーク)2
バトル場120、ベンチ2体に40ダメージが強く、2体以上のポケモンを同時に倒すことができ、Tier1のルギアにも弱点を取ることができる。テラスパークで40ダメージ与えるポケモンは重要。

●レジエレキ(ターゲットボルト)1
でんじソナーはトラッシュのトレーナーズを手札に加えることができるため、ふつうのつりざおやセレナ、セイボリー、スタジアム等を加えることができる。ターゲットボルトもベンチに120ダメージとベンチを呼べないときに意外と使用します。

●レジアイス2
100ダメージしか出ないが、次の番ポケモンVは技が使えなくなり、この技も意外と使用します。

●レジロック2
アルセウス、ムゲンダイナの弱点を取れる。次の番は技が使えないため注意。

●レジスチル2
ミュウV、アーケオス、ネオラントを倒すことができる。

●クイックボール4
4枚以外考えられません。

●ハイパーボール3
4枚は多く感じたので3枚採用。

●ヒスイのヘビーボール1
サイドにポケモンが落ちた場合の救出手段。2枚は多かったので1枚採用。

●ふつうのつりざお4
最近3枚の構築もよく見かけますが、博士の研究等でトラッシュしても良いように最大枚数の4枚採用。

●回収ネット3
最初は4枚採用でしたが、あなぬけのヒモを採用するため3枚採用に。レジギガスの”こだいのえいち”を1ターンに複数回使用したり、バトルポケモンの入れ替え手段等。

●あなぬけのヒモ1
S1からのデッキに新規で追加した1枚。ガラルマタドガスをベンチに下げるため、相手のベンチポケモンをバトル場に出す等採用して良かった1枚。

●トレッキングシューズ4
前項で説明した通り、最速で攻撃するために4枚採用必須のグッズ。

●博士の研究4
最速で攻撃するために4枚採用必須のサポート。

●セレナ2
手札トラッシュ・ドローと相手ベンチポケモンを呼び出せる効果を選べるため、状況に応じて使い方を選択できる万能カード。

●マリィ1
相手の手札を流すカードを採用したかったため採用。相手の手札を流す、自身のトラッシュしたくない手札をデッキに戻すこともできるが、序盤は引ける枚数が少ないため序盤は博士の研究を使用したい。

●セイボリー1
S1からのデッキに新規で追加した1枚。ベンチを展開するデッキが多いため中盤以降で使用できれば強い。

●頂への雪道4
ルギアVstar、ミュウVmax、アルセウスVstar等の特性を止めたり、ジュラルドンVmaxに攻撃を通せるようになり、ムゲンダイナVmaxのベンチ展開を防いだり、現在の環境では4枚採用でも多すぎるとは感じません。シンオウ神殿が採用されているデッキも多いため、次のターンに張り替えられるよう、ポケストップと合わせてスタジアムは5枚採用となりました。

●ポケストップ1
前項で説明した通り、最速で攻撃するために採用検討したスタジアム。最終的に1枚の採用になりました。効果を使用する場面は自分でルールを決めていました(後述)。

●オーロラエネルギー4
4枚以外考えられません。

●ギフトエネルギー2
サイド落ちを考慮して、2枚採用。序盤早めにトラッシュに送りたいエネルギー。

●スピード雷エネルギー3
山札を引く効果があるエネルギー。エネルギーは1ターンに1枚しか付けることができないため3枚採用としました。

●ツインエネルギー1
レジギガスが攻撃を打ちやすくするために1枚採用。

●キャプチャーエネルギー1
山札からベンチに直接ポケモンを展開できるエネルギー。エネルギーは1ターンに1枚しか付けることができないことと、山札を引くことを優先しスピード雷エネルギーを優先して採用しました。

●基本炎エネルギー1
序盤はレジドラゴで特性を使用し、攻撃していきたいため、レジドラゴの色の基本エネルギーを1枚採用。基本炎エネルギーを採用していると、かがやくリザードンを採用していると思われることも稀にあります。

不採用カード

●こだわりベルト
ポケモンVに攻撃力を+30できるが、序盤に手札に来ても攻撃できないと意味がないため、最速で攻撃をすることを優先した結果不採用に。

●ボスの指令
序盤は、博士の研究、セレナで山札を引くことを優先したいため不採用。序盤に来ると結局トラッシュすることが多いカード。

●ツツジ
博士の研究等で手札をトラッシュすることが多く、相手の手札3枚の時点で使用できることが少なかったため不採用。これも序盤に来ると結局トラッシュすることが多いカード。

採用を検討したカード

●エネくじ
山札の上から7枚見てエネルギーを加えられるが、確定でエネルギーを加えられないこと、トレッキングシューズを優先して採用したことから不採用に。トレッキングシューズを何枚かエネくじに変更もアリだと思います。

●嵐の山脈
レジドラゴ、レジエレキを山札からベンチに出せる強力なスタジアムですが、ジュラルドンV、レジエレキV、ライコウV等で相手にも使用されるためポケストップを採用。

●ネジキ
5枚目のふつうのつりざお枠として採用を検討したカード。これも序盤に来ると結局トラッシュすることが多いカードのため不採用。

レジギガスでの戦い方

レジギガスの戦い方は、
①6体のレジを場に並べる
②技を使用するために必要なエネルギーをトラッシュに送る
③レジギガスの特性”こだいのえいち”により場のポケモンにエネルギーを加速し攻撃する
です。
本記事では私がレジギガスデッキを使用する際に気を付けていることを序盤、中盤、終盤に分けて書いていこうと思います。

序盤

①レジドラゴ(りゅうのひほう)でスタート
スタートポケモンはレジドラゴ(りゅうのひほう)がBESTだと思います。序盤はとにかく山札を1枚でも多く見ることを意識し動きます。クイックボール、ハイパーボールで手札を減らした後にレジドラゴ特性りゅうのひほうを使用します。レジドラゴでスタートできなかった場合はレジドラゴを優先してボールでサーチし、回収ネットやあなぬけのヒモでバトル場に出せるように動くと良いです。

②サイドに落ちているレジの確認
サイドに落ちているレジの確認をします。私はその他はヒスイのヘビーボール、オーロラエネルギー、基本炎エネルギーを確認しています。
対面により
ルギアVstar、ミュウVmax、シンオウ神殿が採用されてそうなデッキ → スタジアムの枚数
ロストバレット → 回収ネット
も確認することがあります。

③ポケモンのサーチの優先順位
ポケモンのサーチの順番は、
レジドラゴ(りゅうのひほう) > レジエレキ > サイドに落ちていないポケモン > サイドに落ちているレジポケモン
の順でサーチします。
レジドラゴは前述の通りです。
レジエレキはスピード雷エネルギーを使用し山札を引いていくためで、レジドラゴの次に優先してサーチします。
2体ずつしか入ってないレジのサーチでは、私はサイドに落ちてないレジを優先でサーチしています。理由としてはヒスイのヘビーボールを引くことができれば無条件でサーチ可能なこと、サイドに落ちているレジをサーチするとサイドに落ちていないレジを同時に手札に引き込んでしまうことがあるためです。このサーチ方法はヒスイのヘビーボールがサイドに落ちていないことが前提のため、サイド落ちの確認は必ず確認するようにします。

④トレッキングシューズ、スピード雷エネルギー
トレッキングシューズ、スピード雷エネルギーを使用し1ターン目から多くの山札を見るようにします。使用する順番は、スピード雷エネルギー > トレッキングシューズの順が良いような気がします。

中盤

①ポケストップの使用
優先して使用したいスタジアムは頂への雪道のためポケストップを場に出す機会は少ないと思いますが、どうしてもスタジアムを張り替えないといけない場合(シンオウ神殿や崩れたスタジアム等)はポケストップを場に出すことがあります。しかし、ポケストップの効果を使用する場合は注意が必要で、ポケモンやサポートをトラッシュすると状況によっては動けなくなることがあります。私は、手札にサポートがない場合、どうしてもトラッシュしたくないポケモン、サポートがある場合には使用しないと決めていました。

②相手にツツジを打たれるタイミング
自身がサイド3枚目を取り、相手にツツジを打たれるタイミングに攻撃するポケモンはレジドラゴ以外で攻撃するようにします。レジドラゴがバトル場で3枚目のサイドを取ってしまうと、ツツジ+シンオウ神殿を打たれてレジドラゴが倒されるため、ギフトエネルギーが付いていても次のターンのリカバリーが難しくなります。ツツジを打たれた後にレジドラゴがいれば特性でリカバリーできる可能性が高くなります。

終盤

①山札、手札、トラッシュのレジ、ふつうのつりざおの枚数の把握
終盤、山札、手札、トラッシュにあるレジ、ふつうのつりざおの把握は非常に大切になってきます。終盤はボスの司令塔でバトル場以外のレジも倒さあれる可能性もあるため、つりざおを前もって使用してしまうとトラッシュにあるレジをピンポイントで倒される危険性があるため、可能であればつりざおは最低1枚は使用せずに残しておくほうが良い場面があります。

②トラッシュのエネルギーを付けすぎない
回収ネットやあなぬけのヒモをすべて使用した終盤では、逃げることでしかバトル場のポケモンを入れ替えれなくなります。そのため、トラッシュのエネルギーを場のレジに付けすぎてしまうと、エネルギーの付いていないレジをバトル場で縛られる可能性があるため、トラッシュに逃げるためのエネルギーは残しておくほうが良いです。

まとめ

最後まで本記事をご覧いただきありがとうございました。初めてノートを書かせていただいたため、読みにくい部分もあったかと思いますが、本記事でレジギガスデッキに興味を持ってくださる方が増えれば幸いです。
次項のみ有料部分とさせていただきます。非常に簡単にではありますが当日のマッチングを書かせていただきました。ご興味のある方はご購入いただけると今後の活動の励みになります。

画像引用元:ポケモンカードゲーム公式ホームページ(https://www.pokemon-card.com/

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