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2級DCプランナー 2024年2月受験 勉強法と結果

DCプランナー2級試験受験の記録と勉強方法・使用したテキストをご紹介していきます。


受験の動機

・FP2級の出題範囲がかぶっているので(年金分野・金融資産運用分野)、知識をより深められると思った。
・FP1級受験の土台作り
・勤務先で企業型確定拠出年金の導入が始まり、将来的に社内の管理担当者となるため

DCプランナー試験について

試験はCBT方式で2級・1級ともに通年実施されます。
テストセンターでパソコンを使用して受験する方式なので、問題用紙の配布が無く過去問の公開も現在のところありません。
合格点は100点満点中70点以上です。
また、テストセンターで受験の際は電卓はパソコン搭載の電卓、筆記用具はテストセンターからペンとメモ用紙が貸与されます。(記入したメモ用紙の持ち帰りもできません)

DCプランナー2級試験に合格するための効果的学習方法

使用した書籍は以下の2点です。

金財から出版されているDCプランナー1級・2級共通のテキストです。
1級の知識まで網羅されているので正直内容が難しく始めは頭に入りにくかったです。2024年2月の試験はこちらのテキストを読んでいれば解ける内容でした。

こちらも同じく金財から出版されている問題集です。年金・確定拠出年金制度・金融資産運用の3分野の選択問題と総合問題の演習ができます。
問題集は少なくとも5周はしています。全ての分野・総合問題で95%正解をとれるまで繰り返し実施しました。

使用したWebサービス


ほんださん 東大式FPチャンネル

ほんださんのYouTubeでFP1級受験者向きコンテンツとFP2級完全講義を繰り返し視聴しました。
特に金融資産運用分野の標準偏差の求め方、シャープレシオ、インフォメーションレシオの計算式は試験では頻出なので理解できるまで繰り返し動画視聴し、その後問題集を解く事を繰り返しました。


過去問道場(FP2級)

金財の問題集を5周ほど解き、ある程度全ての問題を覚えてきた頃に様々な論点からの問題にも対応出来るようにFP2級の過去問もチェックしました。

勉強期間は1ヶ月半、一日2時間〜3時間。

試験結果

74/100点でした。ギリギリ合格です。

年金・退職給付制度等   14点/20点
確定拠出年金制度     18点/20点
老後資産形成マネジメント 16点/20点
総合問題         26点/40点

試験の感想

結論からいうと、とても難しかったです!
紙で問題を解くのとパソコン上で操作しながら解くのは慣れるまで時間がかかりました。緊張も相まって最初は問題文が頭になかなかすっと入ってこなかったです。
じっくりと見直しまで実施して制限時間の120分をすべて使用しました。
 実際の試験問題は問題集に掲載しているような問題ではなく、少し論点を変えた出題の仕方だったので、単語の丸暗記ではなく制度を理解していないと解けないような内容になっていました。特に年金分野はまだ勉強不足だと痛感しました。
遺族厚生年金を受給できる者の範囲を深く問われる問題など、FP1級の年金分野のレベルでは?と思うものもありました。
退職所得控除額の計算で勤続年数20年未満の場合の問題が出たので、とても焦りました・・途中で思い出せてよかったです。(勤続年数20年未満の退職所得控除額=勤続年数×40)

総合問題で特に多かった出題の仕方が、一つの問いの中に3つの文章があり、適切なものはいくつあるか個数を選ぶ問題と、語句の穴埋め問題です。穴埋めは①~③すべて正解して加点なので、難しく感じました。これで落としてしまったので、総合問題は点数が取れなかったです。

合格できた要因

一番は計算問題を落とさなかったことだと思います。計算問題は全問正解しました。
計算問題(私の時は相関係数や標準偏差を求める問題は出ませんでした)を繰り返し実施していたこと。ポートフォリオのリターンの計算・シャープレシオの問題は問題集と同じように出題されたので落ち着いて解けました。
各種係数の問題も多く出ました。総合問題の応用が難しかったですが、何回も電卓を叩いて諦めず解いて答えを出せました。

二つ目は確定拠出年金制度の分野で点数が取れたことです。
そこまでひねった問題は出なかったように思います。
この分野だけでいえば上記のテキスト+問題集で十分対応できると思います。

今後に向けて

鉄は熱いうちに打てというように、この勢いでFP1級の勉強に勤しんでいこうと思います。
確定拠出年金制度についてより知識を深められたので、勤務先での実務に生かしていきます。

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