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ダブルバトルのゴリランダーは何故最も使われるポケモンなのか?


10/11時点のシーズン23

実は今ダブルバトルで最も使われているポケモン ゴリランダー

シングルバトルの感覚からすると「えっ?」となるかもしれません。シングルバトルでも決して弱いポケモンでは無いですが今現在は56位となってます。

56位でも十分強いが

シングルバトルで使われない理由は単純に「草打点の通りが悪いから」だと思います。
でもこれだけならダブルバトルも同じなのでダブルで使われる理由にはなりません。
じゃあ何故使用率1位なのかというと
「高水準で殴れるサポート枠だから」
「サポート扱いも可能なアタッカーだから」
「初動でサポートした後にスイーパーも担えるから」
1体で出来ることが多すぎる…

ダブルバトルで使用率1位になるという意味

そもそもの疑問。ダブルバトルで使用率1位ということは「ダブルバトルで一番強いのはゴリランダー」ということになるのでしょうか?
人によって最強の意味は違うと思いますが、これは一般的な感覚から言うとNoだと思います。
むしろ使用率2位〜10位までだと対面で勝てそうなのはアシレーヌ、暁ガチグマ、ガブリアスくらいじゃないかと(なんならガチグマはガチのモンスターなので怪しいまである)。

実はダブルバトルにおける使用率を支える要素は「便利さ」がキモになります。

なんでもできるぞゴリランダー

①高水準の種族値

御三家水準でCが低いため高水準な種族値であり、普通に高い数値である。
後述の耐久性能や攻撃性能を支えてるのはこの数値も影響している。

②猫騙し

サポート枠に欲しい技代表である猫騙しがあり、相変わらず強い。基本的には妨害及び遅延技のため隣が得する必要があるが後述するグラスフィールドのおかげで遅延させる意味が高く、普通の猫騙しポケモンより扱いやすい。
サイクル性能を支える要素の一つ。

③構築に必ず入れたい草タイプ

相手の水枠に対して受け兼圧力がかけられるため、必須と言われる草枠である。
ゴリランダーはこの受け攻め双方を併せ持つため便利さを持つ草枠として選ばれる。

④強特性グラスメイカー

グラスメイカーはシングルでも存在する「グラススライダービートダウン」「超火力ウッドハンマー」だけでなく、「耐久の高い味方を回復」「相手の地震枠の役割妨害」「サイコメイカー妨害」というダブルならではの強みを数多く持つ。
サイクル性能を活かせる、かつサイクル性能を支える物凄くシナジーのある特性。

⑤高水準先制技グラススライダー

グラスフィールド下ならば実質威力72の一致先制技になるので、等倍で入るとかなりの火力が出る。
草技だからこそ半減が多く、ギリギリバランスが取れてるとんでもない技。
剣盾は威力70とかいう壊れ技のこの技のせいで水タイプというだけでワンランク落ちるとかいうとんでもない環境だった。
(なおこの技が無いシーズンでもゴリランダーは余裕の一桁使用率である。何で?)

⑥超火力ウッドハンマー

グラスフィールドにより実質威力156の超火力技となる。この技とグラススライダーがヤバすぎて等倍とれる相手なら大体殴り勝てるので、殴る能力は寧ろ高い。
ドラムアタックとかいう強技もこれらの狂技に比べて力不足である。

⑦バランスの取れたサブウェポン

10万馬力、はたき落とす、けたぐり、とんぼがえり等の便利な技を数多く持つ。
そのため技次第ではサフゴくらいには十分戦えるレベル。

このようにサポート出来るのに、火力も出るので放置しづらく、グラスラスイーパーまで出来てしまうので「とりあえず生ビール」くらいの勢いで、構築の残りに困ったら「とりあえずゴリランダー」が成立してしまえる。

とりあえず🦍

強さアピール集

グラスラ馬力が無くなって弱体化された時の動画。
えっこれで使用率一桁マジ?

もはやあまりにも強すぎて主役になりません…

ゴリラは調整の指標である。

今後もゴリランダーの勇姿に期待したい。

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