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真っ白いワンピース

表紙画像はMicrosoft Designer Image Creator にて生成。
プロンプト「古道具屋の奥の棚に飾られた1枚の真っ白いワンピース 水彩画」


真っ白いワンピース

真夏の蝉時雨。薄暗い路地裏を歩く少女、真白は真っ白なワンピースを翻しながら歩いていた。

真白は白いワンピースを纏い、いつも一人ぼっちだった。

ある日、真白は奇妙な古道具屋を見つけた。店先には埃まみれのオルゴールが置いてあり、真白は吸い込まれるように中に入った。

店内には様々な古道具が所狭しと並べられていた。奥の棚には、真白と同じ真っ白なワンピースが飾られていた。

真白はワンピースに惹かれ、思わず手に取ってしまう。すると、ワンピースが光を放ち、真白を包み込んだ。

光が消えると、そこに佇んでいたのは、真っ白なワンピースを着た美しい女性だった。

女性は微笑みながら、真白に語りかけた。「あなたも、私と同じように孤独だったのね。だから、このワンピースを選んだのでしょう?」

真白は言葉もなかった。ただ、女性に惹かれ、心惹かれていくのを感じていた。

女性は真白に手を差し伸べ、「一緒に、この街を歩いてみませんか?」と誘った。

真白は何も考えず、その手を握り締めた。すると、二人は光に包まれ、どこかへと消えていった。

その後、一人ぼっちの白いワンピの女の子を誰も見かけなかった。

おわり

山根あきらさんの企画でした。

そういえば前回のお題「雨の七夕」だったんですが、今年、私の地域では実際に雨になりました。
日本全体で考えれば、どこかで雨が降ることもあると思いますが、実際に雨が降ると感慨深かったです。

皆様の地域ではどうですか?

雨が降らないほうが良いという方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は「雨の七夕」もたまにはいいかなと感じました。

最後まで記事を見ていただき、ありがとうございました。

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