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それでも「マスクの効果」を信じている方へ

これだけ説明しても、まだ

マスクにもいささかの感染予防効果はあるのでは?

と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、自信を持って断言できます。

マスクに予防効果は微塵もありません。

マスクの効果を裏づけるデータは、世界のどこにも一つも存在しません。
確かに、「有効性を証明した」とする研究が幾つか散見されますが、はっきり言って、どれも「実験・調査の設計自体に瑕疵がある(マスク以外の因子を排除していない)」か、「データ抽出が恣意的」なものばかりで、信頼に足るものはありません(逆に「マスクの効果を否定する」確かな研究は、その何倍もあり)。

なぜなら、そこには

マスクを強制しても感染率が下がらない

という「厳然たる事実」が、頑として立ち塞がるからです。


科学は常に「観測される事実」からスタートします。
どんな仮説も、その事実に沿った(事実をうまく説明する)ものでなければなりません。
これは「科学の大原則」です。

「マスクに効果がある」という仮説は、この事実をうまく説明できません。どれほど数値を並べても、それが「事実に反する」以上、「曲解」「こじつけ」「屁理屈」以外の何物でもありません。
したがって、「マスク有効説」は、最初の段階で排除されるべき「悪い仮説」なのです。

よく「マスクをしていなければ、もっと被害が増えたはず」と反論する人がいますが、統計を知らない人の思いつきにすぎません。
それは、感染者数のグラフを一目見ればすぐにわかります。

統計におけるグラフとは「傾き」を見るものであり、マスクに何らかの効果があるなら、介入の前後でグラフの「傾き」が変化しなければいけません。
マスク着用を境に「傾き」が緩やかになるようなら、効果があったと考えられます。ですが、実際は「傾き」には何の変化も見られませんでした。まったく同じ角度で増加していったのです。
これは、「マスクが感染者数に何も影響を与えていない」ことを如実に物語っています。

それどころか、マスク着用後に「傾き」が上昇した地域さえありました。これが意味するのは、「マスクが引き金で感染が増加した」ということです。

「マスクのせいで感染が増加した」という事実が観測された以上、今度はその機序(メカニズム)を解明する仮説を立てなければなりません。そこで私が考えたのが、過去記事で書いた「マスクの集塵効果によるウィルス塊化仮説」(前記事参照)です。

私が研究機関に勤める研究者なら、これをテーマに実験を組み、仮説を証明したいところですが、あいにくそれができません。
どなたか挑んでみる研究者がいらっしゃれば、どうかよろしくお願いいたします。

※文中の「感染者」は、正確には「PCR検査陽性者」の意(両者は同義でなし)。

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