UMIDIGI BISON X10 Pro ファーストインプレッション

 仕事柄、趣味の都合上、タフネススマホを使いたいけど国産は高い! そんな人多いんじゃないでしょうか?
 そうなれば自然と目に行くのは中華SIMフリー端末ですよね。
 今回 UMIDIGI社製 BISON X10 Pro に機種変をしたので、使い勝手をレビューしていきたいと思います。

 スペック


 とりあえず最初に見るのはここだと思います。
 かくいう私も機種変最大の理由が、本体ストレージ32GBという絶望的な数字からでした。

 ストレージ32GBはヤバいですよ。OSと標準ソフトを入れたら、後は最低限のポイントカードアプリなどでパンパンになります。ゲームとか入れる隙間ありません。

 というわけで、今回選んだのはROM128GB仕様のProでした。以下スペックを列記していきますね。

OS Android 11

CPU MTK,Helio,P60 8core

ROM 128GB

RAM 4GB メモリは増やしすぎてもバッテリーを食うので、現状高負荷ゲームが目的とかでなければ4GBでいいと考えました。

バッテリー容量 6150mAh(!) 驚異的な大きさですね。おかげで本体重量がかなりあります。そこは一長一短かな。

カメラ性能 20MP+55MP+8MP+8MP

対応バンドLTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28A/28B/B66

 気になるお値段は……二万円以下とだけ言っておきます。

 国内SIMは使えるの?

 結論から言うと、UQモバイルのSIMは普通に使えました。

 au系列の回線は、海外端末だと対応機種が少ないのが悩みのタネですよね。
 au回線のプラチナバンドは18/26。
 上を見ていただければわかると思いますが、この端末はどちらもきっちり対応しています。
 ここが同価格帯競合機種との最大の違いですね。
 例えばBlackview BV6600Eだとバンド18に対応していないので、UQのSIMで利用することは現実的ではありません。
 Ulefone ARMOR X5も同様です。

 要するに事実上、au回線での選択肢がUMIDIGIしか無かったわけですね。
 とはいえ、回線の都合を抜きにしても、コスパ的には上記二種に劣るどころか凌駕しています。

 カメラ性能は?

 インスタなどやっていると、どうしても気になるのはカメラ性能ですよね。
 というわけで、4年落ちになってしまった前愛機、京セラTORQUE G3と、同じ猫を撮って比較してみました。

TORQUE G3 当時七万円以上


BISON X10 二万円以下

 いかがですか?
 カタログスペック上でも、TORQUEのメインカメラ13MPと比べると、BISONの方は20MPもあります。
 サイズ設定など適当なので、上の写真は参考程度ですが……
 それでもこの値段でこのスペックはすさまじいものがありますね。国産とは市場規模が桁違いな中華端末の進化は、まさしく恐竜的です。

 実際に使ってみて

 重量以外の使い勝手で難を感じるような部分はありませんでした。耐久度などの評価はこれからになりますが……

 スマホ用のVRゴーグル(6.5インチまで対応)にも装着してみましたが、厚みのせいでポン付けは厳しいと思います。ここはTORQUE G3でも泣き所でした。
 ただしホルダーのネジを外してしまうと、ちょうど本体が箱の中に納まるような形になり、VRが不可能というわけではありません。

 総じて悪くない端末だと思います。
 私の世代だとスマホが普及し始めたのは大学生あたりからですが、その頃からしてみれば、この値段でこのスペックは信じられません。SIMフリー義務化様様ですね。中華スマホがSIMカードポン付けで使える恩恵は計り知れないです。
 保証は薄いですが、どうせ端末を修理に出したことなんてありませんし。そもそもタフネスモデルは滅多に壊れません。
 タフネススマホへの機種変を考えている方は検討してみては?

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