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群馬戦に向けて

 激闘の北関東ダービー栃木戦を制した水戸ホーリーホック。北関東王者に返り咲くためには絶対負けられない群馬戦。サッカーの神様はどこまで我々を試されるのか!
 群馬戦のバッグホーム自由席(声出しエリア)は完売とのこと。この試合に賭ける水戸サポの熱が伝わってきます。ホームという最高のアドバンテージを生かして獰猛でアグレッシブな秋葉水戸の集大成を見せて欲しいと思います。

 秋葉監督の退任。いまだに信じられないです。ユニークな発言やちょっと強面なインタビューが注目されていますが、本当に情熱の中に暖かさを感じる監督さんでした。
 残念ながら力及ばず負けてしまった試合でも、選手を悪く言うことはありませんでした。サポからすると「もっとガツンと言ったらいいんじゃない!」と思うくらいでした。
 その秋葉監督が唯一怒りを見せたのが、アウェイ山口戦後の監督インタビューでした。
 「何もない。今季最低のゲームです💢」
 いつもの秋葉監督と違う激しい口調。「パワハラだ!」と言う人たちもいましたが、今までの秋葉監督の言動を見てきた水戸サポにそのようなことを言う人はいません。「お前たちならもっとやれるだろう!」という秋葉監督流の発破の掛け方だったと思います。次の試合に勝ったときは感情が昂り、涙声でインタビューを受ける秋葉監督の姿を見ました。本当に人間味溢れる熱い指揮官でした。

 金久保順選手の引退も衝撃的でした。水戸での選手生活は怪我との闘いだったと思います。しかし、ピッチでみせる輝きはやはり「水戸の10番」といった感じでした。若手主体の水戸は、ややもすれば試合がバタバタして落ち着きに欠くときがありました。金久保選手が出場すると不思議と落ち着きベテランの味わいを発揮してくれました。トリッキーなプレーでサポに希望を与えることが出来ました。若手にとって背中で語る選手だったと思います。だからこそ、もっと金久保選手のプレー、生き様が見たかった。本当に引退は早すぎると思います。
 去り際の美学なのでしょう。まるで散り際を心得ている桜のようでもあります。

 泣いても笑っても、2022シーズンは群馬戦で終了します。どうせなら笑って終わりにしたいです。水戸サポらしい言い方をするならば、「秋葉監督と金久保選手を漢にしてやろうぜ!」ということになるでしょうか。我々の出来ることは、相変わらずですが、全力で水戸を後押しすることだけです。

「終わりよければすべてよし」


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