見出し画像

学びから何を得て、どんな大人に成長してほしいか

 今日は真面目な話。なぜ、教育移住・親子留学を目指すのか、について書きたいと思います。
 よく聞くのは、英語を学ばせたい、多様性を実感してほしい、の2つ。英語はできるにこした事はないと思いますが、子供が成長する頃には翻訳とか同時通訳のアプリとかかなり向上してそうだなと思うので、私はそこまで優先順は高くないです。
 多様性は確かに重要ですね。経験上、多様性がない社会だと新しい物が生まれにくいなぁと思うからです。ちなみに、アメリカですら、2044年には人口の過半数が非白人になるとみられているそうです。でも、日本人は社会にでても、同じようなタイプの人とだけ触れ合う人が多い気がします。そういう社会で、クリエイティブなことが生まれるのでしょうか。

 で、考えたんです。海外での学びを通して、どんな人になってほしいのか。もちろん大前提として、自活できるようになってほしい。プラスして、クリティカル・シンキングができて、問題解決能力のある大人になってほしいなぁと思いました。
 ほかにも基礎学力があって、感謝ができて、自己肯定感のある人になってほしいとかいくつもありますが、本当に大切にしたい価値観は2つでした。

クリティカル・シンキング

 私が「クリティカル・シンキング」と出会ったのは、大学の授業でした。毎回、英語の学術論文を批判的に読むことが求められ、授業でも「本当にそうなの?」「エビデンスは?」「why?」と容赦ない突っ込みが先生から出されます。大変でしたが、友達と勉強会をして、受け身の学びから、主体的な学びの楽しさを実感できた気がしました。
 でも、気がついたんです。大学生よりももっと前に、こうした経験がしたかった、と。
 大人になってからも、クリティカル・シンキングができる人は強いです。世の中の人が信じている前提を疑える人、そもそもなぜそれが重要なのか立ち止まって考えられる人、問い続けられる人ーーそんな大人になってほしいです。

問題解決能力

 社会に出るとわかるのですが、世の中は不条理で、納得のいく仕事ばかりではありません。さらに子育てとなると、自分の努力だけではどうにもならないこともたくさんあります。そういう困難に出会ったとき、ただ現状を受け入れるだけなのか、新しい道を切り開いていくのか。
 「ラマンチャの男」を以前見たとき、セルバンデスが「人間としての一番の狂気は、あるがままの人生に折り合いをつけて、あるべき姿のために闘わないことだ」と言ってました。名言!!

 でも、日本の教育システムはいつまでたっても受け身だし、クリティカル・シンキングとか問題解決能力って身につけられるのかなぁと。できる子はできるのでしょうか…。高校まで公立で過ごした私には懐疑的です。続きは明日また書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?