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自分の経験を全て使って、誰かに届く言葉を紡ぎたい

私は小学校の教員である。

私は3児の母である。

わかりやすい肩書きは自分という人間の紹介というより、自分の経験を示しているのだと思う。

でも年をとるごとに、何よりも強みとなるのはこの経験であると思う。

私が今のタイミングでnoteを始めようと思ったのも、言葉にしたい経験が積み重なったと感じたからだ。

東京大学の入学式の祝辞で印象深い言葉がネットニュースで出ていた。

"一つの分野で世界のナンバーワンになることは、とても難しい。ですが、いくつかの重要な分野の経験やスキルを、自分だけにユニークな組合せとして持っていて、それらを掛け算して問題解決に使えるのは自分だけという「オンリーワン」には、なることができます。"

【東京大学,「令和5年度東京大学学部入学式祝辞 グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介 様」, https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2023_03.html,2023.10.27】

私の小学校教員としての経験だけでは、伝えられることはそんなにないと思う。

でも私にある経験はそれだけではない。

大きなことの一つは生きづらさを感じる娘がいるということだ。

私にとって娘との日々は小学校教員としての自信も経験も全て打ち壊されるものだった。

でも自分には自分にしかない経験ができ、それは私の武器になった。

今はそんな風に思う。

10年前には想像もつかなかった経験を今の自分はしている。

その経験を掛け算することができたら、私にしかない経験を私だけの言葉で誰かに伝えることができる。

そんな風に思ったので、noteを始めた。

誰か必要な人に、何か届く言葉を送れたら、そう思いながら今日も言葉を紡ぎたい。



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