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恋する後輩マドンナの愛萌さん.7

 お出掛け当日

○○)お出掛けって言ってもデートだよな………

愛萌)お待たせしました先輩‼️

○○)その、可愛いよ……

愛萌)えへへ///頑張ってみました♡

○○)あのさ、今日は先輩後輩関係なしにいかない?

愛萌)い、いいんですか?

○○)うん、今日だけだけどね笑

愛萌)じゃあそうします///

○○)それじゃあ行こっか?

愛萌)うん///

電車内

愛萌)あの、先輩……あ

○○)いいよ、呼びやすいほうでも

愛萌)すいません💦

○○)それで?

愛萌)はい、あの……昨日のあれは?

○○)あ〜あれは………嘘では無いけどまだ発展途上ってことにしてはくれない?

愛萌)んふふ、分かりました。先輩は真面目ですからね笑

○○)生意気だなぁ〜笑

愛萌)そうだ先輩、お出掛けってどこに行くんですか?

○○)ん〜?遊園地だよ〜?

愛萌)えっ?それってお出掛けなんですか?

○○)やっぱり君もそう思う?

愛萌)はい、結局これは……

○○)まぁ、デートになるかな///

愛萌)デート///(先輩とデートだなんて嬉しい♥️)

○○)ねぇ、愛萌ちゃん

愛萌)はい?

○○)まだUSJには着かないし、君のことを教えてくれない?

愛萌)私のことですか?

○○)うん、いい?

愛萌)いいですけど、そんなにいいお話じゃないですよ?

○○)それは聴いてみないとだ

それから愛萌ちゃんは過去の話を聞かせてくれた。

愛萌ちゃんは昔はメイクとかも興味なく、地味に平凡に暮らしていた。彼女は自分の人生を変えたいと願っていた、しかし周りに友人は居らずひとりぼっちだった。彼女の娯楽は読書や誰にも共感されない御朱印集め。

このままではダメだと中学3年に彼女は変わった、その時周りからチヤホヤされはじめモテモテになった。過去には彼氏も居たらしいが彼女の性格や趣味を知り別れたのだ。

高校生になりまた彼氏を出来ずにいるのだろうと思った時、俺と出会い一目惚れした。俺は彼女の存在を否定しなかったからこそ彼女自身初めて本気で好きになった初恋が俺だったのだ。

○○)そっか、君にとって俺はそんな存在だったんだ

愛萌)だから、私諦めたくないんです。例え宮本先輩の物になったとしても

○○)………そっか、じゃあ俺も言おっかな

愛萌)えっ?

俺は彼女に話してないもうひとつの過去を話した。

前に話したのはまだ俺が垢抜けしていなかった時、これから話すのはその後の話と愛萌ちゃんを泊めた時に出た話だ。

俺は自らを変えたいと全てを変えた、そうしたら周りが寄って来て人生は変わった。モテたいと思った俺は苦手のバスケを完璧にこなした、その時に出会ったのが宮本だった。

宮本は元々悪人ではなかった、ただ仲良く俺と過ごしたたった1人の友人だった。しかしある日俺が付き合い初めてから宮本は変わってしまった、そしてアイツは俺の彼女を奪った、彼は上手く俺を利用し俺は心の底から人を信用出来なった。俺は今でさえも宮本を許してはいない、けど友人だったアイツが変わった理由を知りたいと思うのは俺の悪い癖だった。

愛萌)えっ、じゃあ先輩は………

○○)あぁ、アイツのことを本気で恨んでねぇんだ。だから俺はアイツの本心が知りたい。

愛萌)先輩らしいです

○○)よし、話はここまで‼️行くよ愛萌ちゃん

遊園地

○○)さてと、着いたよ

愛萌)いい所ですね

○○)んじゃあ早速……

??)あれ、○○じゃね?

○○)その声………健寿か?

村内健寿、中学時代のクラスメイト

??)先輩どしたんですか?

愛萌)あれ?すーじー?

??)あ、久しぶり愛萌‼️

○○)愛萌ちゃん知り合い?

愛萌)富田鈴花、私の大親友です🎶

鈴花)富田鈴花です、愛萌の初恋の人ってこの人なんだ

愛萌)うんそうだよ?鈴花はデート中?

鈴花)そうだよ、先輩ったら初デートで緊張して可愛いの

健寿)お、おい💦

○○)富田さんだっけ?健寿は耳弱いからイジっときな

鈴花)ホントですか!?やった、いい事聞いちゃった♡

健寿)ちょっ、○○!?

○○)なんか、お前のことイジったらおもろそうだなって笑

健寿)なんかお前変わった?

○○)俺が変わった?ん〜

俺は不思議と愛萌ちゃんの顔を見た

○○)かもしんねぇな笑

健寿)その子のおかげ……っか、今ならお前に言っても大丈夫か

○○)ん?なにがだよ

健寿)なぁ鈴花、悪ぃんだけどさ

鈴花)はいはい、先行こ愛萌

愛萌)えっ?あ、うん

そうして2人は先に行ってしまった

○○)さっさと話せよ

健寿)わーってるよ、まずはお前の味方になれなかったことに対して素直に謝罪する

健寿は素直に俺に謝罪をした

○○)別にいい、お前は悪いやつじゃないってあん時から知ってんだから

健寿)それでだ、お前はまだ柊斗のこと信じられねぇんだよな

○○)………最近、よく考えるんだ。『アイツは本当に悪いやつなのか』ってな

健寿)……お前と付き合ってた女のこと覚えてっか?

○○)覚えるけどそれがなんだよ

健寿)ソイツ、三股してたんだよ

○○)は?どういうわけだよ

健寿)別の高校とできてたんだってよ

○○)んじゃあアイツは?

健寿)自ら悪者になってお前を助けたんだよ

○○)………なんでわざわざ

健寿)”親友のお前を失いたくないんだよ”

○○)……いらねぇことしやがって、なもん口で言えよな笑

鈴花)お話、終わりました?

健寿)おう、悪かったな鈴花

鈴花)分かってますから、お返しはちゃんとしてくださいね

愛萌)先輩、なんのお話してたんですか?

○○)ただの世間話だよ、愛萌ちゃんもなにかお礼した方がいいかな?

愛萌)じゃあ……今日1日は彼氏としていて欲しいです///

○○)分かった、なぁ健寿

健寿)ん?

○○)お前らって来たばっか?

健寿)そうだけどなんだよ

愛萌)先輩?

○○)……よし、じゃあダブルデートでもするか‼️

健寿)おっ、お前にしていいアイディア‼️

俺はそっと愛萌の手を掴んだ

○○)愛萌、行こっか‼️

愛萌)はい‼️

健寿)んじゃあ、俺らも行くか鈴花

鈴花)かっこよく言っても言いませんからね先輩

健寿)ちょっ、鈴花ちゃん?そこは言ってよ〜‼️

こうして俺らはダブルデートを思いっきり楽しんだ

帰り道

愛萌)楽しかったですね先輩

○○)うん、そうだね

愛萌)…………あの先輩‼️

○○)ん?

愛萌)あ、えっとその〜(今日家に泊まりませんかなんて言えないよ💦)

○○)ねぇ愛萌ちゃん

愛萌)は、はい‼️

○○)今日、君のお家に泊まってもいいかな?

愛萌)えっ?(先輩からお泊まりの提案?)

○○)だめ……だったかな?

愛萌)え、えっと………私からも、お泊まりどうですかと提案したかったので……

○○)そう?ありがと、じゃあお邪魔するよ(いい加減白黒ハッキリしなきゃだしな)



この後の展開に期待すべし‼️

次回へ続く

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