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【ゼルダの伝説 ティアキン】秘石についてのまとめと疑問点

この記事はゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムの重篤なネタバレを含んでいます。

それでもかまわないという方だけお読みください。


秘石とは

今作におけるトライフォースのようなもの。
特性は以下の通り。

  • 神の末裔であるゾナウ族が世界に持ち込んだ。

  • 全部で7つ。

  • 持ち主の力を倍加させる。

  • 秘石の所有者は賢者と呼ばれる。

  • 飲み込むと龍になる。龍になったら元には戻れない。

持ち主の力を倍加
魂の秘石
光の秘石
ソニアのは時の秘石
ゼルダは光と時。時の方が倍加。
秘石を呑むと龍になり、永遠に心が失われる。

ラウルの右腕

リンクが移植されたラウルの右腕には、賢者と握手することで、その秘石の力を受け取る機能がある。
作中では手の甲に時の秘石の力、各指に5つの秘石(魂・風・炎・水・雷)の力を受け取った。

時系列

過去(ハイラル建国期)

神の末裔であるゾナウ族のラウルとミネルが7つの秘石と共に世界に降臨する。
ここから7つの秘石を巡る物語は幕を開ける。

姉弟はそれぞれ1つずつ秘石を所持。

ラウルは現地人の娘、ソニアと結婚し、時の秘石をソニアに贈る。
その後2人はハイラルを建国。

ゼルダが未来から時の秘石を持って転移してくる。
これで時の秘石がダブり、合計で8つになる。

過去(封印戦争)

刻印が闇に変わる。

ガノンドロフがソニアを殺害。
時の秘石を奪って、黒く染め上げ、闇の秘石に変える。
額に埋め込み変貌を遂げる。
魔王へと変貌したガノンドロフは数多の魔物を率いて世界を絶望で覆う。

ラウルはガノンドロフに対抗するために残りの4つの秘石(風・炎・水・雷)を各部族の戦士たちに授け、賢者とする。

ラウル・ミネル・4賢者・ゼルダ、計7つの秘石の力を持ってガノンドロフに挑むが、圧倒的な力を持つガノンドロフには及ばなかった。

ラウルはおのれの命を犠牲にして、かろうじてガノンドロフを封印することに成功する。

過去(封印戦争後)

残された賢者たちは、悠久の時の果てでガノンドロフを倒す勇者が現れることを信じ、それぞれの神殿に秘石を封じる。
ゼルダだけは、祠に秘石の現物ではなく、その祝福の力のみを残す。

マスターソードを復活させるためにゼルダは時の秘石を飲み込み、龍へと姿を変える。

マスターソードは聖なる力を浴び続けることで再生し、より強力になるという性質を持つ。
強大な聖なる力を持つゼルダが不老の存在になり、持ち続けることで、マスターソードをより強い武器にすることができると考えた。

そして時は流れ現代へ。

この時点での各秘石の所在地
光:封印の間 ラウルの右腕(ガノンドロフの心臓に添えられている)
闇:封印の間 ガノンドロフの額
時:龍になったゼルダの中
魂:魂の神殿
風:風の神殿
炎:炎の神殿
水:水の神殿
雷:雷の神殿

現代(チュートリアル終了まで)

封印の間にリンクとゼルダがやってくる。

中央には封印されたガノンドロフ。
ガノンドロフの額と、ラウルの右腕それぞれに秘石が埋まっているのが確認できる。

右腕が落ち、秘石も外れる。
足元に転がってきた秘石を現代のゼルダが拾う。

右腕が心臓から離れたので、ガノンドロフが目覚める。

復活の余波でゼルダが転落。
このときに秘石の力で過去に転移。
世界に存在する秘石の数が7つに戻る。

復活の余波でリンクも右腕を失うが、その場にはラウルの右腕も残されていた。
ラウルの右腕にはラウルの意志がわずかながら残っており、リンクに移植することで助ける。

事情が何も掴めていないリンクだが、ラウルの導きにしたがい祠を攻略。
ラウルの右腕には他の秘石の力を授かる機能が付いており、ゼルダが力を残した祠から、時の秘石の力を受け取る。

ラウルが成仏。

現代(自由探索)

ガノンドロフは他の秘石が他者に渡ることを恐れ、各地の神殿に配下の魔物を配置。
魔王復活後、各地で起きた災害の真の目的は賢者の復活を妨害するためであった。

各地の魔物を撃破し、現地の戦士たちが秘石を継承して賢者として覚醒。
魂の秘石だけはミネルが健在なので、代替わりせず仲間になる。

邪悪すぎる魔物のせいで賢者たちはより強い信頼をリンクと結ぶことになり、ガノンドロフの妨害工作はむしろ裏目に出た。

5人の賢者から力を授かったリンク。
これでガノンドロフのものを除く全ての秘石の力がリンクに備わった。

冒険の中でリンクはゼルダが龍になっていたことを知る。
そして、その心が二度と元に戻らないことも。

ゼルダの額に刺さっていたマスターソードを抜き、ガノンドロフとの決戦に向かう。

現代(決戦)

とうとう封印が完全に解かれ、全盛期の肉体を取り戻したガノンドロフ。

リンクと賢者たちは決戦に挑む。

ガノンドロフは秘石の力をさらに引き出し、さらなる猛攻をかける。

過去の時代において、無敵を誇った魔王ガノンドロフだったが、現代の勇者リンクと賢者達、そしてマスターソードの力に敗れる。

勝ち目が無いことを悟ったガノンドロフは最後の手段にでる。

額に埋まっていた闇の秘石を引きちぎり飲み込んだガノンドロフは黒龍へと変貌を遂げる。
世界を道連れにして滅ぼすために。

ゼルダが駆けつけてきて、リンクに力を貸す。
ハイラルの大空を舞台に最後の戦いが始まった。

呑み込まれた闇の秘石は再び黒龍の額に埋まっていた。
その闇の秘石をマスターソードで砕くリンク。
こうして全部で7つあった秘石は6つになった。

魔王は倒れ、ハイラルに平和が戻った。

戦いの後、ラウルの右腕からなんらかの光がゼルダに注がれていく。
ラウルとソニアの霊も現れ、力を貸してくれる。

本来の姿と心を取り戻したゼルダ。その首元には時の秘石が輝いている。

現代(エピローグ)

戦いが終わった後も風・炎・水・雷の秘石は賢者たちがそれぞれ持ち続けている。
画面には映っていないが、時の秘石もゼルダが所持しているはず。

魂の秘石を持つ賢者ミネルが成仏。
持っていた秘石の行方は不明だが、普通に考えれば、ゼルダかリンクに渡していると考えるのが自然。

この世界に秘石をもたらしたゾナウ族。その最後の一人が旅立った。
これで7つの秘石を巡る物語は幕を閉じる。

最大の疑問点:ゼルダが拾ったのはラウルの光の秘石なのに、なんで時の秘石になっているのか

ゼルダが拾ったのはラウルの光の秘石なのに、なんで時の秘石になっているのか。
マジで謎。これについて説明あった?
下にいくつか仮説を上げてみる。

ガノンドロフが封印されてる間に取り替わった説

ガノンドロフもしくはラウルが、封印されてる間に、相手の秘石と取り替えた。

無いよなあ。
他の秘石ならともかく、闇の秘石って黒く染まっちゃってるし、取り替わったらすぐにわかる。

あと闇の秘石は最強なので、ガノンドロフ側は取り替えるメリットがない。
ラウルは右腕だけなので、そんなことが可能だったとは思えない。

ソニアに贈った時点でラウルが間違えてた説

ラウルがそもそも最初の時点で贈る秘石を間違えた。
ソニアが持ってたのは光の秘石である。

これはちょっと説得力がある。
「時の秘石が闇の秘石になった」、よりは「光の秘石が闇の秘石になった」のほうが闇落ち感があって自然。

それにこれならガノンドロフの闇の秘石が強すぎることにも説明がつく。
秘石の中にも格があり、ラウルの持ってた光の秘石がその頂点だというのは納得できる設定だからだ。

でもこれだと、ラウルとミネルがあまりにも滑稽すぎる。
一応、この二人も作中でやらかしがあるんだけどね。特にラウル。

未来からきたゼルダからガノンドロフの危険性を伝えられてたのに、まんまと出し抜かれて妻を殺され、国も滅ぼされかかったラウル。
「龍になったら元に戻れない」という間違った伝承を堂々と語ってたミネル。

まあでもこの説も無いかな。刻印された文字で秘石の判別がつくわけだし。

時の秘石に触れ続けてた為に光の秘石が変化した説

封印されてる間、光と闇(時)の秘石は所有者の肉体を通じて接していた。
長きにわたり接触した結果、光の秘石は時の秘石に染められていった。

これこそ正解ではないでしょうか。

光の秘石の力はガノンドロフ封印のために消耗され続けたが、時の秘石はそれを補おうと力を送り続けた。
その結果、光の秘石は封印が解ける頃には時の秘石に変化していた。

時の秘石は闇の秘石に変えられてもなお、元の所有者であるソニアの意志が残っていた。

ラウルの右腕が接触を通じて他の秘石の力を取り込めるのは明らかですし、秘石自身の意志においてそれが行われたのではないでしょうか。

作中でも、ゼルダからは光の力も感じられると言われています。

秘石に元々の属性なんて無い説

秘石に固有の属性は存在せず、所有者の属性によって刻まれる刻印がそれぞれ変わる。
そのため、同じ秘石でもラウルが持ったときは「光」、ゼルダが持ったときは「時」の刻印が刻まれた。
ゼルダとソニアは血縁関係にあるので、同じ「時」の属性を持っていた。

コメントで教えてもらった説です。
この発想が抜けてました。たしかにこれなら、いろいろなことに説明がつきますね。
ガノンドロフが秘石を奪ったら、「時」が「闇」になったのも納得です。

細かな疑問点

龍になったら元に戻れないはずでは?

ラウルとソニアがリンクに力を貸すことで奇跡が起きた。

これはすんなり受け入れられますね。
ゼルダが持ってたのはモドレコの力を持つ、時の秘石ですし。

そもそも伝えられてきた伝承が間違ってた、なんて話いくらでもありますからね。

ガノンドロフの妨害がまわりくどすぎる

ガノンドロフは復活後、秘石が置かれていた神殿に自身の配下の魔物を配置して賢者の手に渡るのを妨害するという行動に出ている。
しかし、そんなまわりくどいことをせず、破壊したり、全部自分が所有してしまえば良くないか。
これについて考えてみる。

1.秘石を守護する力が強固すぎて手が出せなかったのではないか。
これが一番それっぽい。神殿自体は乗っ取れたが、最奥にある秘石には手がだせなかったのではないか。

2.秘石は複数所持することができないのではないか。
これもありそう。ラウルがわざわざ賢者たちに秘石を配ったことにも説明がつく。

ガノンドロフだけ秘石の力が強すぎる

ガノンドロフの特殊な能力によるものと思われる。

ガノンドロフは秘石を得る以前から魔物を操る能力を有していました。
ガノンドロフは秘石に対してその能力を行使することで、秘石の力を限界以上に引き出したのではないでしょうか。

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