ななちゃん
はじめまして。 ななちゃんはデイトレードを初めて満4年、板読みは2年とちょっとの駆け出しの専業デイトレーダーだ。 そんな自分がおこがましいとも思うが板読みの入門書を書こうと決めた。 世の中に株の書籍はごまんとあるが、板読みの書籍は数冊しかない。 そしてそのほとんどは10年以上前のものだ。 最近はアルゴの台頭などで投資環境は大きく変わっている。 昔の手法は通用しなくなり、デイトレードはオワコンと呼ばれることも多く、勝てる人は5%とも1%とも言われる暗い状況だ。 しかし、
本やネットでは「ここに厚い板があるからサポートになって~」とか説明しているのを目にするけど、ななちゃんはこれもちょっと違うんじゃないかと思っている。 「そこに厚い板がある」では意味がなくて、「厚い板が出た」とか「厚い板が消えた」といった変化のほうが重要なのだ。 これは大きな需給の歪みを発生させる。 これに対してななちゃんの考え方は実にシンプルで、「厚板が出たら買い!消えたら売り!」だ。 それでは具体的に解説していこう。 1.厚板が出たら買い 板を見ていて厚板が出現する瞬
先にほとんどの場合買い板が増えると同時に株価も上がると書いたが、稀に買い板が増えたのに株価が上がらないときがある。 そんなときはチャンスだ。ななちゃんなら速攻成行で買い上がる。 「本来上がるはずなのに上がらない、下がるはずなのに下がらない」は、需給が歪んでいる証拠だ。 成行で買い上がると、たいていの場合下に買い板が沸いてくるので、これが損切するときのクッションとなる。 そして、買いそびれることを恐れた人がさらに上値を買うことも多いので、これに売り板をぶつけて利確するのだ。
ここから具体的に板の読み方を解説していこう。 よく本やネットでは静止した板の画像を出して説明しているのを目にするけど、ななちゃんはこれはちょっと違うんじゃないかと思っている。 静止した板に意味はなく、板は「変化」で読むものなのだ。 板の変化といってもいろいろあるけれど、最も基本となることが二つある。 一つ目は、「現在の板から売り板より買い板が増えれば株価は上がり、買い板より売り板が増えれば株価は下がる」である。 具体的には図1、図2の通りだ。 売りたい人よりも買いたい人
どうすれば板読みができるようになるのか、本題である。 実にシンプルで、以下のことを実践すればよい。 『ひたすら板を見続け、動画を撮り、相場が休みの日は動画を見返し、考えて仮説検証を繰り返す。』 以上である。 ・・・というとあまりにもあれなので、もうちょっと補足しよう。 ①ひたすら板を見続ける ななちゃんは、板読みは外国語を覚えるのと似ていると思っている。 相場は買い方と売り方のコミュニケーションの場であり、コミュニケーションということは会話であり、ということは言語なのだ
最初に大事なことなので言っておきたい。 それは、「他人の手法を真似してもだめだよ」ということ。 板読みの手法は千差万別で、その人の個性、向き不向き、性格と選んだ銘柄で変わってくる。 自分で創意工夫して自分に合った手法を生み出すことが大事であり、だからこそいざってときに自信をもってエントリーできる。 そういうものだと思う。 また、手法は最初は期待値があっても、それに気づいて真似する人が増えれば増えるほどだんだんと機能しなくなってくる。 本やセミナーでこうすれば勝てるという
自分のノウハウを公開するなんてデメリットしかないんだけど、それでもなぜ書くことに決めたのか。 一番の理由は相変わらずななちゃんは死んでしまう可能性があるので、なにかしら世に残したかったから。 せっかく物事の本質に近づけた気がするのに、なにも書かずに死んじゃうのはもったいないと思ったからだ。 次に病気や怪我などで普通に働けなくなって絶望している人に、ななちゃんみたいにデイトレーダーという生き方もあるよ?という選択肢を教えてあげたかったから。 要はまあ、自己満足と善意なのだ
まずはどんな人がどんな理由で書いているのかを知ってもらいたい。 ななちゃんを信用しているよっ!て人は飛ばしていいよ。 2020年8月にななちゃんは勤めていた会社を辞めた。 過度なストレスと、派閥争いなどに辟易としていた。よくあることだね。 辞める前のななちゃんは、毎日神社にお参りして「神様、私はどうしたらよいのでしょう」とお願いしていた。 そんな中、ある日天啓が下りたのだ、「デイトレードをやりなさい」と。 今から考えると、悩みぬいた末に脳がバグってこんな結論をだしたんだろ