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湖北工業をまとめてみた#2

今回は湖北工業は防衛関連銘柄ということを解説します。

防衛関連銘柄というと、一般的には戦車や戦闘機、ミサイルなどを製造している重工系が思い浮かびますが、「安全保障」という大きな視点で考えるととても幅広い企業が関わっています。

安全保障視点での海底ケーブル


インターネットのデータ通信の99%は海底ケーブル経由で行われています。また、海底ケーブルは自衛隊や米軍の防衛活動にも活用されており、有事の際には、敵国により海底ケーブルが切断されることもあるそうです。
詳しくこちらの↓コラムをご覧ください。

インターネットがこれだけ普及した現代では、海底ケーブルは国家安全保障場の最重要インフラであると言えます。そして米中対立により、数年前から、アメリカ企業はアジアと結ぶケーブルを中国を迂回したルートを整備しています。そのアジアの通信のハブとなるのが日本となります。
以前、中国は台湾海峡付近を潜水艦で巡航していたというニュースがありましたが、これは海底ケーブルの位置を確認していたとの考えもあります。

そんな海底ケーブルの部品を製造する湖北工業を、私は防衛関連銘柄であると考えています。

湖北工業は、海底ケーブル用光部品を製造する企業です。光の増幅器などに用いられる光アイソレータや光フィルタといった海底ケーブル用光デバイスで世界シェアの半分以上を占めています。

GAFA、海底ケーブルへの投資


AIや自動運転、データを活用したビジネスの生命線である通信網に対しては、2022年頃からGAFAなどの大手IT企業による投資が激増しました。ここ最近は一旦落ち着いていましたが、2024年から海底ケーブルへの投資が再開しています。

湖北工業決算資料より


今回はここまでにします。
需要がありそうでしたら、湖北工業について引き続き解説していきたいと思います。

※この記事は投資を推奨するものではありません。投資をする際はご自身の責任で行ってください。


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