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犯罪の心理

私は心理関係に興味を持ち始めているため、心理系の本を沢山手に取ってぱらぱらと読んでいました。そこで『犯罪の心理』という本が目に入りこれにしようと決めました。この本は『こころの科学』という連載本で、2016年7月に出版されたものです。表紙には筆1本、白黒で描かれた絵と細いペンで書かれた赤黒の絵の2つが飾られていました。その絵の題名は『ある日』。2014年に倉金奈々子さんによって描かれたものでした。赤黒白。この3色のみで様々な感情が生まれ、とても考えさせられるような絵でとても引き込まれました。心理という先入観があるからという理由もあるかもしれませんが精神の動揺や落ち着きが感じられました。
連載本のため企画が沢山ありますが、タイトルにもあるように犯罪の心理にちなんだ記事を取り上げようと思います。私がとり上げたものは大阪大学大学院人間科学研究科 藤岡淳子さんの『犯罪者はどんな人たちか?』という記事です。初めにこのタイトルを見て自分なりに考えてみました。お金が無く生活に困っている人、未成年なのにお酒や煙草、パチンコに手を出している人、先生や親の意見を取り入れず自分の考えで自由に行動してしまう人などです。実際見てみると私と似たような回答をした人が多くいました。成人であれば問題ないが未成年であるという立場によってのみ問題とされると書いてありました。次に出てくるのが無免許運転や、暴力などの法律違反でした。そこで、私達は交通違反をしたことがあるか?ならあなた達は犯罪者か?と書いてあり、確かにと思いました。その後の文章でも同じようなことが書かれており、犯罪者の定義ってなんなんだろうと思いました。犯罪といっても一言で表すのは難しいんだなと感じました。犯罪者とは日常生活やある時間、場所の一部を共有する人々の間におけるルールに違反した人と言った、共通の関わりがある人々の中で通用するものなのだと分かりました。


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