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カテーテル最高、無菌室も最高

6月16日(金曜日)

朝起きたら最後の点滴が取れていた。「よく眠っていたので起こさないように外しました」と看護師さんが言っていた。優しい。朝の採血。点滴。
朝食はお粥に変わっていた。プラス海苔の佃煮。噛まなくていいのでこれなら食べられる。ウィダーも補食として1本つけてもらった。昨日よりは少し食べられるようになった。しかしお腹が完全に下っているので、検便後に整腸剤をもらえるよう手配してもらった。

8時半、中心静脈カテーテルの手術。病室から車椅子で血管造影室へ移動。救急外来でエコーをしてくれた医師が執刀医だった。手術台に上がると5人くらいの看護師が手際よく準備をしてくれて、麻酔をして30分ほどでカテーテルの挿入が終了。車椅子で病室に戻った。血小板が少ないので出血がなかなか止まらず、今日もシャワーはダメだと言われた。
実家の母からLINEが来ていた。お金を心配していたが、医療保険に入っているから心配しないでと返信した。

カテーテルの手術後、点滴。点滴が終わってしばらくして昼食。昼食後から整腸剤とファンギゾンシロップという口の中のカビを殺すマウスウォッシュのようなものを飲むことになった。ものもらい用の目薬と、口内炎の塗り薬ももらった。ここへ来て薬の量がいきなり増えた。尿道カテーテルを抜いてもらい、やっとあぐらをかけるようになった。昼食はあまり食べられなかったが、牛乳が久しぶりで嬉しかったので全部飲んだ。
午後イチで無菌室に移動するから荷物をまとめておくように指示があった。
夫がちょうど移動のタイミングで荷物を持ってきてくれたらしく、看護師から荷物を受け取って無菌室に移動した。やっと保険証を提出することができた。

無菌室は個室でトイレも洗面も付いているし、窓から外の様子が眺められるので気分がいい。ちょうど正面入口の右手に位置しているようだ。フリーWi-FiにスマホとPCを接続し、忘れないうちにジムに退会の電話を入れた。明日の土曜日遊ぶ予定だった友達にもLINEして少しやり取りした。

ふたたび点滴。輸血。まだ熱があるが昨日の夜ほどではなく、少しずつ体が楽になっている気がする。PCやスマホの画面を見すぎて頭痛が酷くなってきたので横になる。
15時ごろ、部屋の滅菌水が突然ジャー!と噴出したので焦ったが1日1回のメンテナンスだったらしい。点滴中に手術で疲れたのか眠ってしまった。
17時半、夫とLINE通話。カメラに映った息子は泣くのをこらえているようだった。娘はおどけていたけど、やっぱり寂しそうだった。娘が粘土で作った作品の画像を夫が送ってくれた。

18時夕食。お粥にすでに飽きてきた。でも喉が痛いので仕方ない。食べられるものだけ食べて、食後のベサノイド。整腸剤、ファンギゾンシロップ、歯磨き、目薬、口内炎の薬。母から聞いた姉が心配してLINEをくれた。すでに色々調べたようで詳しい。カツラの話になり、どうせなら自分じゃ絶対しないカツラを選ぼうかな、とワクワクしてきた。

21時点滴と輸血開始。スマホの画面を見すぎたのかなかなか寝付けなかった。頭痛が酷いので痛み止めをもらった。