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血尿、蕎麦、家族と面会

7月2日(日曜日)

昨夜のステロイド点滴後、2時間程度の睡眠で目がギンギン状態に。
主治医に質問したいことが次々と頭に浮かび、覚醒したまま朝を迎えた。

6時半、採血、検温、血圧、血中酸素濃度、体重測定。体重がまた少し減った。歯を磨いて顔を洗い、廊下へ出てポットにお湯を汲んで、今日の献立をチェック。昼食が天ぷら蕎麦だ。嬉しい。

8時、朝食。ご飯、味噌汁、焼き魚、温野菜の小鉢。吐き気もなく完食。
食後に酸化マグネシウム、ランソプラゾール、アシクロビル、ファンギゾンシロップを一式。

9時、主治医回診。胸苦しさが解消されたので、今日からベサノイドを再開することになった。ステロイドの投与は朝1回にしてもらった。
主治医の話では、血小板輸血をしても血小板の数値が上昇しない「血小板輸血不応」という状態になっているそうだ。輸血された血小板が異物として認識され、自身の免疫細胞が輸血された血小板を破壊してしまうことが原因らしい。複数回妊娠を経験している女性に発生割合が高いそうだ。この場合、自身の型とより細かく適合する血小板製剤を調達しなくてはならない。ドナー確保から、献血依頼、交差適合試験を経て供給となるので、輸血には1週間ほど時間がかかる。大変だ。痣が増えるわけだ。その影響もあってか血尿も出ており、今日から止血剤の「アドナ」という薬を追加で服用することになった。血尿は、強力な赤色の抗がん剤ダウノマイシンの色素とばかり思っていたので、もっと早く伝えればよかった。時計を見た主治医が慌てて「今日の輸血キャンセル9時半までだから、ごめんなさいね」と言って病室を出ていった。その後、ステロイドの点滴を投与開始。点滴後、休薬解除したベサノイドを内服し、シャワー浴をした。

12時、昼食。蕎麦、煮物、海老天、かき揚、みかん缶、牛乳。蕎麦が嬉しすぎて今日の見出し画像にした。一瞬で完食。食後にアドナ、酸化マグネシウム、ファンギゾンシロップ。少し時間を置いてベサノイドを内服。

15時、夫と息子と娘が病院に到着。来る前に散髪してきたらしく、2人ともスッキリしていた。無菌室の廊下の突き当たりにある窓辺でLINEのビデオ通話をしながら、久々に動く子どもたちを見て嬉しかった。息子も娘もご機嫌で、帰り際に窓越しで記念撮影をした。すっかりチャージされて、病室に戻ってからは差し入れのおやつタイム。ポテトチップスと牛乳プリンを食べて日曜を満喫した。今日は輸血がなかったので、のんびりしたいい1日になった。

18時、夕食。ご飯、肉豆腐、お吸い物、茹でキャベツ、さつま芋煮、桃缶。おやつを食べたのに完食。食後にベサノイド、アドナ、酸化マグネシウム、ファンギゾンシロップ。

再開したベサノイドの副作用なのか、頭痛がしてきた。
夜のステロイド点滴がなくなったので、眠剤を飲んで早めに就寝。