【読後感】52ヘルツのクジラたち|町田そのこ
「52ヘルツのクジラたち」を読んだ。
泣いた。
ちょうど海辺の図書館で海を見ながら読んでいたものだから、「波の音が優しい」とかいう表現が余計沁みた。
人間はなんて愚かで、惨めで、温かいんだろうと思った。
誰かを救おうとしていたが、実は救われていた。
主人公が過去のトラウマや悲しみを打破していく様に感動した。
温かな大人たちに囲まれること。自分の声にならない「声」を聞き取って受け止めてくれる人がいること。
なんて幸せなことなんだろう。
そんな「受け止められる大人」になりた