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お遍路さん【2日目】

今、たまたま民宿のドミトリーの部屋が1人で使えたので、寛ぎながらnoteを書いている。この値段でいいのかと思うくらい、お風呂は広く、豪華な食事だった。

真ん中の薄緑の食べ物は、「ウド」という高級食材らしい。

かなり良い一日だった。昨日の夜は香港から来た人と話し、お遍路のスタート地点でもアメリカ人と友達になった。2人とも1時間くらいは話したかな。次の2番札に行く途中で立ち寄ったお店の人が、追っかけてきてくれてお菓子をくれたりもした。

あるお寺には「この身体は世の中の役に立てるためにある、仮の入れ物」と書かれていて、感銘を受けた。お寺を廻る際には、ろうそくで灯りつけて、御線香の香りで仏様におもてなしをする。お遍路さんでのこの行為は無力感に苛まれている人にとって、世の中の役に立つ感覚を相手がいなくても思い出す事ができるような合理的な装置になっている。よく考えられて造られてると感じた。

そんな1日を振り返りつつ、クタクタになった身体を暖かいお布団でゴロゴロしながら、ふと思った。

「おうちに帰りたい」

実は、次の日の宿が予約できていなかったのだ。おまけに明日は雨で、カバンのレインカバーも買っていなかったし、納経料が今日から!200円値上がりしてしまったし、そして何よりお遍路を舐めていた!たかがバッグひとつを背負いながら歩くのが、こんなにキツいとは思わなかった。

2ヶ月もかけて、キツくて意味があるかわからない事に高いお金を払うよりも、外国に今すぐ1ヶ月ほど行った方がいいんでないの!?
そんな誘惑に駆られているのだ。

幸いな事に、宿の人に聞いたら次の日の宿を教えてくれた。そして、奇跡的に予約ができた。

ここで、旅のTIPsをひとつ。
あるサイトで宿泊施設が満席でも、別のサイトでは予約できる可能性がある。
したがって、宿の名前で検索して、Googleに空きのあるサイトを見つけてもらうのが良い

これを知っておく事で、仮にとあるサイトの、どの宿も満席だったとしても、まだ絶望しなくて良い。次の日の宿が決まっていないことは、旅中の大きなストレスになると思うが、この対処法を知っておくと心持ちが変わると思う。ぜひ、良きお遍路を楽しんでほしい。

明日は雨だ☔体も慣れていない。
途中で本当に帰ってしまうかもしれないが、まぁまた来ればいいよね!笑
じゃ、おやすみなさい。

【追記】
いいこと思いついた。明日は近くの寺だけ回って、宿までバスで行って、ゴロゴロしようかな😛笑

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