~音大を受けたキミ達へ~ 音大に入る前にやってほしいこと。
どーも、音大でD年(=2年)をしている劣等生でございます。
指定校・AO入試が終わり、一般入試の気配がし始めてそろそろSNSには「#春から音大生」などのタグが出始める時期かと思いましたので現役の私から音大に入る前にやってほしいことをアドバイス。
私のように中途半端な志で入り、最終的に病んで休学して1年を棒に振る学生生活は送ってほしくないので…
〇音大に入る前にやってほしいこと
・長時間練習できる精神力、忍耐力を付ける
たまにいます。「私、練習が嫌いなのよね…」とか「あんまり練習しなくてもできちゃうし」って人。
絶対痛い目見ますよ。
音大に入ってから周囲のレベルの高さに圧倒される、できてたと思ってたことが実は全然できていなくて主科担当に怒られる、なんてことはよくある話です。
私はこの挙げた2つ両方を入学してすぐに体験しました。
練習がとにかく嫌い、というか長時間同じことをするのが割と苦痛に感じてしまう人間なのでこういう状況に陥ったときに「集中的に練習する」といったことが全くできません。
そして私のように芯が弱い人間は「あぁ、上手くない私なんて練習したってできない」と謎の言い訳をし、余計に練習しなくなります。ぶっちゃけ復学したあとも引きずって練習できません。あぁ恥ずかしい。
・通学距離、時間の確認
はっきり言います。
通学時間が往復3時間超えたら色々キツイ!
もう一度言います。
通学時間が往復3時間超えたら色々キツイ!
…はい。
私は往復4時間の生活を送っています。
精神的な面で辛いのもそうですけど一番の問題は「練習時間が確保できなくなること」なんです。
1限に講義が入っていたら5時起きしないと間に合わない。
そして私の家は親の仕事の都合上、夜21時までには帰宅しないといけません。(忙しいときはしばしば過ぎてしまい、めちゃくちゃ怒られる。駅まで迎えに来られないときは1時間徒歩で帰宅です。)
こういう環境になると何が起こるか。
レッスン日なのに事前に練習することができない可能性が高い。
…考えるだけで恐ろしい話ですよね。
管弦打楽器だったらチューニングやウォーミングアップができない。
ピアノだったら指が冷えて動かない。
歌だったら喉が開かない。
また、音大とはいえレポートを書く講義は普通にあります。
教職課程を取る場合はさらに授業計画の作成や教育実習に向けた準備などがあります。
講義によっては毎週レポートを求められる場合もあり、通学する時間に課題をこなせない場合は自宅でやる羽目になります。
なので、音大進学をするにあたって通学距離と時間の計算は非常に大事なんです。
個人的に一人暮らしをするべき学生さんの基準は
往復3時間程度以上
または
教職課程を履修する予定のある人
というか、家が近くて往復1時間以下で実家で長時間練習していても家族から苦情を入れられない環境でもない限り
音大に行くなら練習環境の確保や利便性を考えて下宿を強く推奨します。
「え!?親とは長距離通学するって話でまとまってるんだけど」
って方。
ダメ元でもいいので相談してみてください。本当に学業にかかわります。
それでもダメでしたら頑張ってくださいとしか………そして、それなりの覚悟はしてください。
モチベーションや向上心が高い人でもあるときポッキリ折れることがあります。
心労の原因が「通学」だった、って話は実際に私の周りでも聞きますし最終的に退学に至った人も知っています。
もう一度言いますが
絶対に、親と相談しましょう。
私からのお願いです。
・友達は作ろう
結構大事。
管弦楽器、歌が特にそうなんですけど友達は居たほうがいいです。
管弦歌の方は試験の場合に伴奏者が必要になる場合がほとんど。
そうしたときに頼める人がいないと練習するどころではなくなります。
私は人見知りでなかなか友達ができず、試験の度に学務課に泣きついて卒業生に頼んでもらってました。
時間もかかるし合わせをする機会が無くなるのでできれば避けたい事態です。
それ以外にも講義を休んだ時にレジュメを見せてもらったり課題を一緒に解いたり…音大の特性上、ネットで調べても答えが出てこないことも多々ありますのでなるべく友達は作ろう。
・困ったら誰かに頼る
当たり前だけどわからなかったり困ったら人に頼りましょう。
人に相談せずに自分で抱えこんでしまうと取り返しのつかない失敗をしたり病んでしまいます。
当たり前のことだけどこれができない人が多いです。(自分もそうでした)
当記事のコメント欄にも質問等があれば確認次第、可能な限りお答えいたします。
それでは次の記事でお会いしましょう。
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