繋がる現場

2021年3月27日、東京渋谷はMIYASHITA PARKにてWILL-O'のラスト特典会が開催された。ラスト特典会は27・28日の2日間あったが、私は27日のみ参加のため、この日がWILL-O'メンバーに会うことのできる最後の機会であった。

そして偶然にもこの日はNightOwlもライブのため東京に来ていたし、私はそのライブのチケットを手にしていた。
お別れ即ライブ行くか??と思うところだが、いくらラストとはいえ特典会のためだけに遠征するのはさすがに…という感じだったので、ついでにライブも行くかぁという軽い気持ちでチケットを購入していたのだ。

ラスト特典会ではメンバー全員のところへお礼を伝えに行った。色々と伝えたいことはあったが、いざ!という時になるとなかなか全てを伝えるのは難しく、一部メンバーとは"(最後なのにこの会話かよ~~)”というような事故も起きた(笑)

推しメン(小森うずらさんのことです)のところは周回し、思っていることのほとんどを伝えられたように思う。さすがに泣くだろうなぁと予想していたが、少し涙が出た程度で存外ふつうに会話ができた。
なお、桐乃みゆ(現・虹のコンキスタドール)さんの前では泣いていたとかそうじゃなかったとか…。

これまで卒業などで推しメンが何人もいなくなっているので耐性が付いているからなのかは分からないが、こういう別れの場で冷静な振る舞いをできてしまう自分が少し嫌だなぁとも思ったが、なんだかんだ自分らしいし、キレイに締めくくれたかな、と。

うずらさんとの最後は、”またね”の一言。

(某私立の中学が”バイバイなんて言いたくないね またねと手を振りニコっとね”って歌ってたよなぁ…なんて。)

うずらさん「アイコイ(WILL-O’も参加してた今は無き音ゲー)があるから、そこで会えるからやり続けてね」
僕「あ、はい。(4月以降やりたくない、助けて!)」


……。

とまぁ、いい感じにお別れを済ませ、NightOwlのいるセレネへ行こうとしたところで突然の喪失感のようなものに襲われ、”え、この気持ちのままほんとに現場行くの??”と、少し迷いが生じたが、東京まで来ておいてさすがに干す選択肢は無く、無理矢理にセレネへ向かった。

セレネに到着しフロアに入ったはいいが、推しメンとお別れした直後でぽっかりと心に穴が空いた状態ではライブを楽しめるはずもなく、ボーッとしていたし疲労もあり途中から眠ってしまっていた。
座っている人が多かった優先座席の真後ろで立って眠ってたのは我ながらやってしまった感ある。

なんとかNightOwlのSEで目が覚めたものの、それでもなお体は動かないし放心状態で、”あぁやっぱダメだわ”という気持ちになる。
それはそう、当たり前すぎる。

しかし、不思議なことにしばらくボーッと雨夜を見ていると涙が流れていた。
さらに、「All Night Long」では折原の姿・歌声によって笑えるようにもなっていた。
この時の折原・雨夜の2人には本当に救われたし、じんわりと喪失感が埋められていったように思う。
「Daybreak」の歌詞にある、”動けないなら君の手を引いて連れてゆくから”ってこういうことなんですかね()

ライブ後の特典会では雨夜のところへ。

彼女は諸々を知ってくれているので、”おかえり”、と言葉をかけてくれた。
この日の1週間前の現場で、”行ってらっしゃい”と送り出してくれていたこともあり、それに対応する言葉で迎えてくれたことは本当に嬉しかった。
また、”ここが家だからね”という言葉も頂いた。
なんというか、雨夜憧という人の優しさを感じた瞬間だった。

他のメンバーへもお礼を伝えに行きたかったが、帰りの新幹線の時間が迫っており断念。

ちなみに、諸事情で以前から知っている、あがたさん(現QOOLONG、我儘ラキア mg/NightOwl mg)からも「今日来てよかったの?」と言われたり。。

NightOwlさんの温かさを感じ、主現場がWILL-O'からNightOwlへと、推しメンは小森うずらさんから雨夜憧さんへと変わった忘れられない1日になった。

気持ちの面ではかなり無理をしたけれども、WILL-O'ラスト後にNightOwlを観に行った選択は間違っていなかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?