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北陸全踏RTA3日目+α ~挑、全日キャンプ泊1000km~

普段は朝日大嫌い、外での朝日は大好き、不思議。

2回ほど室内に滴ってきた雨に起こされた気がするけど睡魔が勝ちました。
4時半ごろ起床、早いっちゃ早いが8時間たっぷり睡眠はとれた。
そそくさと片づけを始める、ライダーらしき人も同時刻に撤収を始めていた。
実は今日半日を持って北陸旅は終わり、そっからはついでに回りたかった岐阜と滋賀に行き、今回の旅は終了となる。
どっちも少ししかめぐってなかったから、+αはそれのことね。

シャコシャコタイム

北陸全体を見て回るのが目的なので、金沢を見る機会はじっくりまた後日ってことで。

いつでもいいんだ、正直仕事だって楽しければ誰かのためになれば続けるくらいの話で、長い人生どっかで急にやめてフリーになるかもしれないし。
というか1泊2日なら休日で出来るし。
なんなら土日に分けるんじゃなくて、月20日まで休日なしで働いて、30日まで休み…とかそういった働き方の方が性に合ってる気がする。
何の話をしているんだ、今はそういったことを忘れるべきだろ!

太陽の笑い方が怖い

今日は富山をサッと一周、午後からは一気に岐阜を南下する長丁場。
まあ全4日なら、ワイの体力キャパ的に完全燃焼で終われるから大丈夫だろ。
朝日が眩しいぜ。

ビックブリッジが見えたら、そりゃあ走りたくなるってもんさ。

ナビに案内された経路をガン無視して、気の向くままに走る。
方角さえ合っていたら問題ないんだな。
どこへ行こうか~どこへだっていいのさ~そこかしこが目的地~

秋では味わえない景色をだな、拝めるのはたった2か月なんだな。

30分も走らせないうちに、すっかり周り一面田んぼと化す。
以前は退屈であんま好きじゃなかったんだけど、北の大地で価値観が変わった。
なんなら無限にこんな道でも構わない。
オッ、そろそろ次の目的地に向けて右折…は?クッソ狭いんだけど…。

ちょっと待て、google先生建物丸々違うんだが。

雄山神社…どう考えてもこれじゃないだろ!
おかしい、車停めるスペースすらないし、前から軽トラが突っ込んでくる。
脇道スレスレで道を譲ってファミマでもっかい検索をかけてみる。
どうやら峰本社は山頂にあって、さっき見たのは末社だそうで。

毎度こんなアホなアクシデントが起こるのは、敢えてスポット名だけマークしたメモに従って走っているからなんだな。
何でもかんでも調べりゃ無限に情報は手に入る時代、未知のワクワクを残したまま巡るなら縛る必要があるってのも変な話だ。
結構かけてきたのに…くそう、一応山に向けて走ってみるか。

車 両 す り か え 困 難 

…わかったよ、富山の田舎を堪能できただけで十分だ。
中心地へ向かおう。

世はまさに通勤時間帯、段階的に混雑していく。
みんな偉いよ、生きてるだけで偉いのにこんなに毎日働くの偉すぎ。
もうちょっと自分にワガママに生きれる世の中になって欲しいよね。

邪魔するぜ。

なーんて思いながら走ること40分弱、着いたぜ富山駅。
福井と似た規模感だ、こちらは当然すでに新幹線が開通しているので少し活気が多い。気がする。
さあ、カンカン照りになる前に回り切るぞ。

…電車旅をまたしなければな、楽しいな北陸の駅周辺。

googleマップを見る限り、栄えている範囲は縦長。
1往復すれば大体見て回れそうだ、とりあえず駅散策と行くか。

何故かメヌエットを奏でながら通過する路面電車

路面電車が駅舎を通過する創りって中々見ない気がする、歩行者用の信号まである、独特だ。
各改札口が全て駅舎中央から見渡せる上、案内所もど真ん中。
すげぇ理にかなってる、よく出来てるぜ…。

いやほんと、駅中にある店へのアクセスがめっちゃ楽。

適当にお腹に詰め込んでから散策開始といきたいが、朝ってこともありどこもまだ閉まってる。
…フフ、ワイは知っているぞ必ず開いている高確率で存在する飯屋を…。

地元を楽しむなら割と最適解だと思ってる

そう、立ち食い蕎麦。
長年働く男たちを支えてきた文化がないわけないと思っていたぜ。
冷やし蕎麦と富山の梅おにぎりを頼む。

旅に麺類は欠かせない、胃袋に詰め込むのにこんなに楽で美味い食べモンはねぇ。

いそいそと周りが蕎麦をかき込んでいく中、気持ちゆっくりとあじわう。
蕎麦処と駅前の蕎麦は別の食べ物だと思うんだよ、どっちが良いとかじゃなくてな。
腹八分め、これくらいで丁度よいのだ。こっからくそほど歩くから。

一日空けてのネリネリタイム

ネリネリ歩くよネリネリ。
一見近年建てられたビルが並び、昔ながらの街並みが残ってなさそうにも見えたけど…ワイの嗅覚は欺けないぜ。

違う、そうじゃない…「風」じゃない…

少し錆びれた看板や路上の汚れ具合、長年の経験からカンで…この辺だろ。

ほらな

やっぱりあった、隠れていただけで良かった。
地震大国ニッポンとはいえ、スクラップ&ビルドしすぎだよぉ。
その土地にはいつでも行けるさ、でも自分が楽しめる環境が維持されているとは限らない、悲しいなあ。

「ー」を下にねじ込んだ適当さが好き

さて、一通り堪能したところで次はスポット巡り。
徒歩で回れる範囲はまわっておこう、正午ごろには戻れる計算だし。
まあ決まってカバカバなんですけど。

支度中だった、駅から徒歩十分ほどで船乗れるのはいいね。

のどかだ、実にのどかだ。

観光案内所が見えたので、くまなく回れるように市街地マップを入手。
フムフム…と見て回りながらエアコンが直に当たる場所を探す。
情報収集も兼ねているとはいえタダで涼むのは多少気が引けるから…。
変な遠慮癖、直したい。

みえたッ!…なんかちっちゃい…?

どうやら近場に「郷土博物館」があるらしい。
なんと富山城の中に博物館があるんだとか。
サクッと中を歩いて、毎度の事写真を撮って、エアコンで涼んで…。

一応眺める

城跡全体が公園になっている、こんなに暑くなけりゃ寝そべって本でも読みたいくらいには解放感がある。

よし、まだアーケードが余ってたからな、これはアタリだ。

駅周辺散策の最後は「富山市ガラス美術館」
ガラスの街とやま。富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、世界でも有数のガラスの街。だとか。
中には農具や天候をモチーフとしたガラス作品やインスタレーション作品が多数展示されていて、ここでも紹介したかったけど撮影のみOKでネット公開はNGとのこと。

シンプルながら凝った造形をしている。
これはいい…図書館も兼ねているのはポイント高杉

図書館も兼ねているこの建物、入るだけでもワクワクする段が重なる様な構造になっている。
地元民なら受験勉強とかずっとここでしていただろうな、いいなこんな場所があるのは羨ましい…。
ワイは空港の隅とか駅のドトールとか、マックとか…悲しくなってきた…。

取り残された賑やかそうなピクトグラム
結局どこに行っても歩くとこは変わらない
あばよ富山

少し急ぎの探索ではあったけど十分堪能できたと思う。
ずーーーっといつかは巡りたい、巡りたいと思っていた北陸を周れたんだ。
おめでとう自分、よくやった自分。
今回の旅はここで終わりといきたい所だが、せっかくはるばるここまで来たのにただ来た道を帰るってんじゃあ勿体ない。
α編開始!

ラムちゃんの髪色は緑じゃなくて、光の角度で変わるグラデーションなんだって。

とはいったもののな、こっから先はほぼ田舎道を辿って帰るだけなんだな。
驚くほどドラマがない、ドライブする分には楽しい道だけど書くことに困る。
もし仮にこれが仕事…つまりライター(そんな文に自信ないけど)だったとしたら夜通し苦悩しそうだ。

花を摘んで立ち去る
旅の大半はこの時間がずっと続くんだ

旅の終わりが近づいて、こうも暇な時間が続くと仕事のことばかり脳裏によぎる。
不器用な自覚はあってだな、適度な息の抜き方をもっと習得したいんだな。
この旅はそれの自主練も兼ねている。

道の駅からガチってて草

「白川郷」を巡っていく、岐阜です。
アニオタなら絶対一度は聞いたことがあるであろう「ひぐらしのなく頃に」のモデルとなった場所であり、ユネスコの世界遺産にも登録されている。
アニメにハマっていた頃非常に行きたかったのだ。
最近はどこかのパチモン集団に記憶が上書きされつつあるけど。
無印、解の記憶を頼りに巡っていくとするぜ。

前原君のお家モデル、実際は家じゃないんだ…。

道の駅のちょうど裏に、主人公の家のモデルが存在する。
現実にはここは家ではなく「白川クリーンセンター」である。
初めて知った…。

田舎のばあちゃん家の味がする

この後の一本道に続く田舎でどこに飯屋があるかもわからんので、安牌ではあるが道の駅で食事を済ませることに。
自動券売機の前に行くと、おばあちゃんがあたふたしていた。
発券の仕方が分からないとのこと。

『先に買っていいですよ、私ここで見て勉強するから!』
おばあちゃんかわいいかよ、この姿勢を見習って生きていこう…。
レクチャーをしたのちおばあちゃんの分も発券する。
いやでもそりゃあ困るよな、いきなりフル液晶のタッチ式に代わって、注文が自動で届くとかワイも驚いたもん。

ステッカーと小さなお土産を一つだけ…

さて、では向かうとするか。
道中「この先駐車場ねぇぞ!」と度々掲示されている。
矢印の方向に導かれるまま、専用駐車場が見えてきた。かなり広いな。

駐車料金1000円…くそっ、少し値が張るな…。
…いや、これは長年の目標も兼ねた場所なんだ、オタクなめんな。
おとなしくここに停めて観光しよう。

緑がすげぇ生い茂ってる、アニメ通りだ…。

やはり珍しさからか、色々な言語が四方八方から聞こえてくる。
一人タイムスリップをする…感覚ではないなあ、「そういう舞台」を歩いている。

詩音がいた、youは今聞いた方が泣ける。

あくまで今は観光地の側面もあるんだからそりゃそうか。
それでもしばらく時間を忘れてこの景色を楽しむとするか。

ひまわりの咲く頃に

何か所かの家は別途有料で内部を見学することができる。
全部周る気はないけど一か所だけ行きたいところがあるので
、ぐるっと一周する最後に行こう。

ぐぬう さっき食っちゃったぞ
夏すぎんだろ…最高かよ…

そろそろ喉も乾いてきた頃にこんなもん見せられたら買うしかないだろ!
値段は…ん?牛乳が半額の100円?
これでいいか。

160円のサイダーケチったことで謎な写真が残った。

最高な景色を目に貯めこんでから、グッと一気に飲み干す。
牛乳瓶ってこう、何故か一回で飲み干す概念があるのはなんなんだろうね。

園崎家のモデル、一番入りたかった所が開いていないとは…

てっきりもう少しアニメとコラボしているかと思ってたけど、実際は殆どグッズ等置かれていなかった。
まあアニメ化からもう十数年だもんね、当時はどうだったのかな。かな。
えっ、業?卒?なんの話をしているんですか?

アレなんのエサ…

まあ外国人観光客も多数来られていて、実際は聖地巡礼ってより普通に観光した感のが強かった、大体そんなもんさ。

ワシを…信じて…

と思っていたら、一応近年のひぐらしポスターがやっとお目見え。
ワイ?ワイはね~羽入たんがすき、キレた方の。

ひたすら南下、トラックに張り付くコバンザメ状態

一通り聖地巡礼も終わったところで、丁度雨雲らしき曇天か見えてきた。
丁度いいや、走行再開といこう。

見えてきた見えてきた

大体麓まで降りてこられたところで、温泉行くぞ温泉。
今回予定しているキャンプ場はコインシャワーもない、だからこれ逃すとマズいんす。
そもそもキャンプ場、この霧だとヤバい気がするんだけどまあそれはそれとして。

日本のど真ん中の温泉、いざ湯かん。

てことで「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」へ到着。
そう、名前の通り日本の真ん中にある温泉、ですハイ。

さてさて湯加減は…思ったより全部の浴槽が温めだ。
普段ならもうちょい熱い方が好きだけど、疲労が溜まっている今はこれくらいでダラ~ッと入るのが気持ちいい。

フェイクかと思ったらマジで停まって草なんだ

天気は相変わらず曇天が続いている、色々保険かけておくか…。
メシが作れない可能性も考慮して何か口に入れておこう。

貴様…梅干しに擬態しやがって…

冷やしうどんをとりあえず口に流し込む、てっきり梅干しが上に乗っているのかとおもったらワイの苦手なプチトマトが…。
クッソ、貴重な栄養価だし食べておこう…グ…。

一応キャンプ場には行ってみる、心は8割方諦めているがこの目で確かめなければ…。

写真には写らなかったけどこれ周囲濃霧なんよ 怖すぎるんよ

そりゃあいないよな、こんなクッソ霧が立ち込める中でキャンプするわけないよな。
周りには誰もいないし、川を隔てたキャンプ場なので何かあったとき一人は普通にヤバい。
今回は断念しよう…、え?じゃあ寝るとこどうするんだって?

日が暮れてしまった、致し方ない最終手段といくか…。

車中泊に決まってるよな。
予定通りに行かないこともある、というか行かないことを楽しめる人じゃないと旅は向いてない。
豪雨が降り切った後の山中にある道の駅ってこともあり、前回の四国ほど過酷じゃない、まだ寝れそうだ。

朝撮った道の駅、全日程キャンプ泊ならず…。

緊急お泊りセットと称してくそ狭いラゲッジスペースに車中泊グッズを詰めておいて正解だったぜ。
USB扇風機の充電忘れていたけど。
あちいけど寝るぜ、今日が最終日ともいうし、次の記事が最終日ともいう。

+αにお付き合いいただけるとすごくうれしい、次の記事でお会いしましょうぜ。

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