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宮城ソロRTA 3日間の旅路 前半戦

※この旅は2022年6月2日(木)~6月4日(土)に仙台を巡った記事になります。

コロ助が次第にあけてきて、旅を再開しようとしていたこの頃。
LCC各社も限定セールなどをはじめ、限界一人旅の血がたぎり始めていた。

第一陣は東京でリアルアバター制作、第二陣は仙台旅行、第三陣は名古屋経由で中部と近畿巡り。
今回の旅はその第二陣にあたる。
ちなみに上記3つを1か月で制覇しようと画策していた、どうかしていたんだ…家に籠りすぎて…

飛行機往復をとっても1万円ちょっとだったかしら?なんせ皆巣ごもりを覚え冷え切った状態だったんだ安い安い、乗るしかないこのビッグウェーブに

仕事終わりのおっそい便でかけこんだせいで、どこもやってない。いい孤独感だ。

てなわけで上陸、仙台国際空港。
時刻は21時30分、本来であれば1時間前には到着していたはずだがな…。

それもそのはず、来る途中で台風の目が航路ど真ん中に現れやがって…そりゃもうグワングワンで…。
副機長のどこかか細い声が、飛行機ギライのワイの心を無に還した
とうちゃん、かあちゃん、さようなら…。

とまあ到着前から色々あったわけだが、旅の衝動を抑えるための仕事終わりにねじ込んだ強引な一日目。
今日のタスクは電車に揺られ、仙台で寝るだけなんだワ。

キャリーケース極力避けワイ、ゴロゴロは、しません、コツコツと電車へ向かう。

なんの連休でも記念日でもない木曜日、まわりには出張終わりのリーマンがちらほら見えるくらいだ。
皆そそくさと電車へ向かう、そりゃそうだワイもさっさとシャワー浴びて寝たい
ワクワクもへったくれもない到着、だがそれがいい。

観光ポスターを見た時が一番ワクワクすんだわ。
わんわん運転だ

仕事の疲労と機内のドギツいアップダウンを越え、ドサッと腰かける。
でも寝ねーんだなこれが!写真を撮りたいんだなこれが!
子供みたいに疲労を高揚が超越し、今のワイは究極完全体なのだよ。
場に合わせて寝るのは、も少し大人になってからでおそくねーはず。

ゴトン…ゴトン…

ああ、最高だ。
え?何がってそりゃ…自動で身体が運ばれていくこの楽さよ。
時間に合わせて動きたくない、せっかくの旅なのに自由に動きたいと公共交通機関苦手ニキだったワイだが、ここ最近はなんかこう…これもアリだなと感じるようになれた。
現地で何を使うか、どう動いてどう楽しむか、能動的に動けば旅ってのは楽しいもんなのだ。

思ったよりも短く感じた、無理ねえや外真っ暗だからな。
規模感は…ウン、なかなかのデカさだ。ダテに東北背負ってないっすね。
どうせお土産とか散策は最終日だ、ホテル(?)に向かおう。

せんでーえき

夜の駅前ってのは、なんでこう落ち着くかな。
仮想に籠ってからというもの、まッッッたく夜外出なんてしなかったもんだからさあ、噛みしめるものがあったよね。
ベンチに座ってボーーーッと人間観察でもしゃれこみたい気持ちを胸に、ぽてぽて歩くよ。

ほ て る だ よ

オッケー到着したぜ!ホテル!
は?どこがだって?どっからどう見てもホテルだろいい加減にしろ!
冗談はさておき、今回も今回とてカプセルホテルを使いまつ。
いやもうちょい出してビジホでもいいじゃんと言いたいんだろう?わかる、わかるぞ。
わかった上で泊まるカプセルホテルは最高なんだよ、君にもいずれわかる…。

いやわからんかもしれん…。

あ"ぁ"^~この必要最低限感たまらねぇ^~

ほんなこんなでつきました、上の階の一室が私の宿でつ。 
カプセルホテルは結構設備がエグい所はエグいのだが、ここは清潔感もあって空調も効いている。
温泉付きのイートインから漫画コーナーまで至れり尽くせり、ワイにとっては至福の空間。

やっと理解をもらえる表現を思い出した、秘密基地だ。

衣類を一着かけて、カバンを押し込んで、鍵を閉めたらあとは寝るだけ。
…そうだそうだ温泉も浸かっておこう。
来たる仙台観光に向けて、少しスマホでリサーチしたのち、空調の起動音を聴きながら目を閉じた。

~2日目~

思いのほかスゲー人たちのサインがズラリと置いてあった、なぜだ。

こんにちは、おはよう。
気分は上々、時間はツメツメ。
なんせ3日間と言っておきながら、1日目はわずか2時間、3日目も夕方前には飛び立つ予定。
ので!今日のうちに仙台と石巻を堪能する必要がある!
とはいいつつものんびり10時前に出発しました、朝ぁね、おそらく通勤時間帯でのんびりできないからね。

ワイの旅に派手さと映えを求めないでいただきたい。

恒例駅周辺散策。
なんとも昔の街並みが一角に見えるとのことで、そりゃ撮っとかないと来た意味が半減するってもんだ。

いろは横丁
あいにくの曇天ではあるがまあ良しとしよう、雨じゃないだけありがたい。
車を使わない?だったら歩けばいいだろ!

はい当たり

ところどころ新しい店舗が点在しているが、基本的な並びは当時のままだ。
仙台市の戦後の復興に一役も二役も買ったらしい、「レトロ風」ではなくレトロそのものがそこにはある!

実際に水でてきたっけなどうだったっけ
そうそう…この乱雑さがたまらんのだ
当時の光景を想像しながら歩く

どうしても老朽化、少子化の波を感じずにはいられない。
地方の駅前がまた個人商でにぎわう時代が来てほしい。

タバコふかしたおっさんかあんちゃんいたら完璧だったが ご時世ネ

ご飯でもいただきたいところだけれど、昼過ぎには仙台を出発しないと間に合わんのでここいらで探索終了、アーケードへ向かう。

おうまさん

こっちはまだ活気がある、チェーン店からブランドものまで需要がありそう。
仙台生まれ仙台育ちの友達が「観光はあんまおススメできないけど、住むには最高の場所だよ」って言ってた理由が少し分かった気がする。
目線を変えると旅の楽しみ方が変化する。

曇天なら曇天でもうちょい曇ってほしかった のよ
割と車でも走りやすそうね

各所をゆっくり回る時間はねぇ、歩きながら撮りながらずんずん歩いていく。
こっから駅までぐるっと歩いたわけだが、後半は方角から何からカンで歩く。文明に頼り切るな。

ヲー さびれ加減最高

周辺にあまりドヤったところはなくて、ビル群をはじめオフィスがしっかりと立ち並ぶいい都市だった。
…もう少しゴチャついていると完璧だったんだが…。

食べたかった牛タン屋だが、昼前からえげつない混み方してたので断念。

てなわけでまあメシですわメシ。
本当なら駅周辺の調べたグルメを食べたかったけど、そういうとこってねもれなく人気なんだワ。
甘えるな、これは限界一人旅なのだ、時間のロスは許されない

いや、駅前気に入ったなまた来たいぞ

お腹も鳴り始めた、空腹は最高のスパイスってね。
牛タン数店舗の位置だけマークして、あとは野良犬みてーに歩く。

メシは…どこや…

駅前を降りたすぐ裏にある仙台朝市にも寄っておいた、明日でもいいんだけど。
コロッケが有名なお店があるらしい、今つまむのは昼飯に失礼なのでマークだけしておいた。

てなわけで

やー、まあここまできたからには食べておかないとね。
おかないととか言いながらケチなワイ、一番安い定食をいただくことにする。
別に腹に入れば、味が一緒なら見栄えとか別良いし…。

ではいただきます。
…えーっと思い出しながら書くね!w やはりこう噛み応えは部位的に固めなのだけれど、それが逆にワイにはあっていたのか口の中でご飯とうまいことハーモニーをうんぬんかんぬん。

食レポ下手か、あっ汁美味しかったよ汁。

ひつまぶし

雨雲レーダーを見るとザッと大雨が降るとのことで、快活クラブに一時避難。ワイのリス地
まだ慌てるような時間じゃない、こうして地元のネカフェの雰囲気を知るのもまた旅の醍醐味。
…醍醐味?

よく見るほうじゃないほう

さて、石巻行きの電車出発まで40分くらいある。
ただベンチで待つなんて愚の骨頂、反対側をかるーく散策しよう。

ここすき

ヨドバシカメラまで雨に濡れることなく行けたので寄っておく。
掘り出しモンがあったとしても、LCCの7kg制限に引っかかるギリギリで来てるから買えないんだがね。

幾三

松島は帰りに無理やり下車して無理やり行ったことにする。
旅館に泊まるわけでもないし曇天だしね。
公共交通は限界まで使えもったいないだろ!

よきとね
一瞬で一面クソミドリは草なんだ

驚いたのは仙台駅を離れて10分もすれば一面田舎なんだよね。
大体こう…段階的に建物の高さが低くなって、ベッドタウンが見えてきて、そっから田舎ってのが普通だからさ。
これはこれで割り切ってて好きだ。

着く前からお出迎えとはご苦労なこった
オオ 子供の頃来てたらテンション爆上がってたな

到着石巻駅
昔ながらの駅舎ではあるが、すっかり石ノ森ワールド一色だ。
こっから半日で石巻、松島を巡って仙台へ帰らないといけないわけだが。
できるできる!知らんけど!

やるしかGO!
駅前はいたって普通

まあ石巻と言えばあそこなんですよ、タクシーでもバスでも多分行けるんだろうけど自分の足で歩かなきゃ勿体ない。
方角だけチェックしてあとは細い路地を気ままに練り歩く。ネリネリ。

年季がちげえや年季が
年季…が…すごいなこりゃ…

敢えて調べずに来てみたわけだけど、珍しいくらい建物は当時のままだ。
てっきり宮城でも有名な土地だから、駅前周辺は整備されてるもんだと。

ただ、海沿いに向かって歩いていると今までにない感覚が襲ってきた。
言葉にするのが難しいが、ある地域を境に道や建物が整備されているのだ。
…ここ10年くらいで急速に整備されている。
実はこの時まで、大震災以降の東北海沿いには来たことがない。
あの感覚は今でも覚えている、景色は平和なのに、怖かった。

数分ボーーーッとして落ち着かせた
おや、一目で分かるねェ

石ノ森萬画館が見えてきた。
ごめんけど仮面ライダーは数作かいつまむくらいしか知識がないのだけれど、まあ来たからには行くしかないっしょ。

ソロ勢に記念撮影など不要

館内は見た目の通り、階段はなく壁面に作品がズラリと掲載されている。
サイボーク009くらいしか履修してない、世代があまりにもズレすぎている。
今流行りのマンガ、アニメを追いがちだな、名作に触れる機会ってどんどんなくなっている気がする。

ウオー 好きなタッチだ

この記事を書いている2023年、シン仮面ライダーを劇場に見に行ったのも、ここに来たのが影響している。あれ庵野さんやん言われたらそこまでだけど
コンテンツが飽和しすぎなんだよ、現代…。

で、なんでかかいけつゾロリの展示も行われていました。
子供のころこっちのほうが触れてる回数多い気がする。

たしか最初に手にとったゾロリこれだった気がする

まさかゾロリの原画を拝めるとは…。
大人の目線になると、如何に本の世界に没頭できるように構図から何からが計算されているのがよーく分かる。
というか今も続いているのね、ゾロリとスーパーマリオくんは無限に続いてほしい。

002がすきです(小並)
ファンにはおまちかねではなかろうか

特撮はそんなに詳しくないが、ここが目当てのファンも多いのではなかろうか。
世代を重ねるごとにクオリティがあが…ってわけでもない、昔からこだわった造形してんねぇ…(素人)

復刻なんかなどうなんだろ

平成、令和の仮面ライダーはまた別のレイアウトで展示されている。

1、2クールの作品なら一気見して履修しちゃうタイプなんだけど、全50話とか行きだしたあたりから途端に腰が重くなるのよね…。
とか思いながら帰ろうとすると、限定上映の仮面ライダーがあるとのことでシアターにお邪魔。
この施設周辺で収録されたオリジナルの仮面ライダー、ぜひその目で鑑賞してほしい。坊主、お前が仮面ライダーになるんだよ

名だたる漫画家だちがズラリ
後世に繋ぐもの

全部一つに纏めようかと思ったけど思いのほか長くなったのでここで中断!
後半戦へ続く。

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