「先生うんちが出ないの治してくださいっ!」の感想について


マリーちゃんのウンチ……えっちです。

 夏のコミックマーケットにて、いつもお世話になっているあめもちうずさんから、あんまりにもえっちなブルアカ小説誌を頂いてしまったので感想を書かせていただきます。
 ネタバレありなので、当該作品を読んでからの閲覧をおすすめします。


0.表紙イラスト(by かびちゃん先生)

 かびはやすくる(https://twitter.com/kabikabitmpmp3)さんによるマリーちゃんの排便イラストが表紙です。あんまりにもスケベ。懇願するような表情がとてもかわいらしく、しかしその脚の間から覗く便器には大きなうんちが……そのギャップが素晴らしいですね。どんなにかわいらしくて、うんち中のマリー。そんな事実を突きつけるかに相応しいイラスト。よいものですね。

あ、うずちゃん先生の文字配置・フォント選定もまた絶妙でさすがです。参考にさせていただきます。美術の成績低迷系JCのAJちゃんはデザイン力が低いので。

1.朝、祈りの時間とうんちの時間

 朝の日課(毎日すっきり健康朝うんち)概念に弱いので、こういうの大好きです。平穏な朝のルーティンとしてこなされる排便……うんちをしてすっきり一日を過ごす女の子っていいですよね。
 しっかり息んで健康うんちを出してるマリーの描写が子細かつ丁寧でこの時点で使えてしまいます。でもヒナタの限界駆け込み大量ウンチも好き。人の部屋のトイレに駆け込んで大量排便シスターは反則では? ヒナタがトイレを詰まらせる外伝もください(強欲)。

2.神よ、どうして先生の前でおなかが下るのですか!?

 以前の本でこのお話のベースになったものを読ませていただいたのですが、ほぼ新作と言っていいほどに大幅加筆がされていて大満足の一品です。
 特に追加された朝うんちシーンがとっても使えるので(朝うんち大好きうんこマン並の感想)。先生が隣の個室に入って、意識しちゃって、恥ずかしくてうんちできないマリーがかわいい……大急ぎで先生から離れて別のトイレですっきりうんちするマリーがかわいい……一人称での絶妙な「恥」の心理描写が光ります。

 メインのおしっこ・腹下し同時我慢も大変素晴らしいものです。知られたくないから我慢をして、でもお腹を壊したのを察されて気遣われる辺りの会話・心理が大好きです。うんちするのが恥ずかしいガールが好きなので。
 熾烈な便意と尿意に苦しんで、必死に我慢をして、なんとかトイレに縋るけれど大失敗のマリーがあまりにも可哀想でかわいいです。特に止まらない下痢と腹痛に悶えるところは、苦しさと辛さと汚らしさたっぷりで最大の使いどころでしょう。
 かびはやすくるさんのイラストは、既に前の本でも見させていただいたものですが、漏らしたり下痢ピーしたりするマリーがとってもかわいいので改めてとてもよいものであったことを特記します。

3.先生、うんちが出ないの治してくださいっ!

 お便秘マリー、女先生、お腹マッサージにシンクロうんち……豪華盛り合わせですかね?
 冒頭は、健康快便だった1章との対比した書き方が文章構成力と発想力を感じさせ、かつ便秘の辛さ・重さを如実に表現されていてとても気に入っています。これはどこかで真似したいですね……
 先生に嘘をついた自責に苛まれる心と、そして便秘に疲弊していく描写がリンクしていて、相乗効果で可哀想さが増強されているのがさすがです……また出せずにおならばかりが出る空しさもかわいそうポイント。好きです。

 そして、罪の告白からのパートは……あまりにえっち。お腹マッサージは実質性行為と言われていますから、これは百合えっちです。優しい手付きで、ほぐされ、お腹を刺激されて、おならもいっぱい出しちゃうマリーがとてつもないえっちさです。敢えてちゃんと自分で「うんちがしたい」って言わせているのも高評価ポイントです。
 そしてちゃんと催して見られながらのうんちシーン。「応援してほしいです」と、優しくいい子のマリーが先生への独占欲を露わにするのがとてもいじらしい。
 一緒にうーんってするのは定番ですが、やはり元祖のものが一番ですね。先生の声についてマリー視点の描写がしっかりと前置きされていて、蕩けてゆくところに説得力を与えています。そしてうんち描写……たっぷり出せた喜びと、先生が寄り添ってくれる嬉しさが丁寧に繋げられている。これは、お話の前半で描写される先生に嘘をついた罪悪感とお便秘の苦しみと対比すべきものでしょう。

 マリーという少女の切なる想いがよく伝わる、百合スカとして大変完成度が高かったです。
 

4.ユウカちゃん、ちょっとお時間くださいね

 ノアユウ!? 公益社団法人キヴォトス百合開発機構でも重点開発目標として指定されている(要出典)ノアユウの百合スカですね。
 連れうんちっていいですよね。汚穢を晒しても許せる/許される関係性・信頼があるからこそできること。自分も書いてみたくなってきました。
 一緒に息むとすっきりうんちが出せる。これはシンクロうんちの基本概念ですが、本家本元の新たな挑戦は独創的です。ユウカと、息みを合わせて気持ち良くうんちをするノア……とってもかわいいですね。一緒にうんちをするのが大好き、というところから彼女の並々ならぬ想いが伝わってきます。
 個人的には「~ユウカちゃんと繋がれてますね。」がかなり好き。
 私もシンクロうんちは何度か書かせていただきましたが、こんなやり方もあるのかととても驚いています。

 百合のオタクとしては、先生とユウカの関係を後押ししながらもユウカへの巨大感情を抱いたままのノアがとてもおいしいし、切なさを感じます。その点をはっきりと描写せず、諸処の感情・言動と最後の一文に込めたのも、余韻を感じられていいですね。

 リットさんのノア・ユウカの見開き排便中イラストも迫力満点でとてもよかったです。とにかく一生懸命に踏ん張るユウカと、一緒に息めてうんちを出せているノアの対比が素晴らしいです。便器透過、大好きです。

5.同棲初日の悩み事。<黒舘ハルナは隠したい>

 最後はフウハルですね。フウハル。わたしも大好きですし何なら本に書きました。
 二次創作の供給も比較的多い分野ではありますが、フウカの前で案外ヘタレるハルナは一定の共通理解を得られているという認識があります。顔の良い女が惚れた女の前で大きい方を言い出せないの好き過ぎる。

 こちらは既にPixivに投稿されてものに感想をお届けしているので深くは言及しませんが、フウカの排便擬音追加でパワーアップしています。恥じらうハルナが催したのを見抜かれるシーンが一番好きかも。
 なんだかんだでちゃんとフウカがハルナを好きなところが、同棲に心を躍らせているのが分かるのもポイントです。ちゃんと両想い。いいものです。

6.同棲夜のお腹痛い。<愛清フウカはしたくない>

 フウハル百合えっちなので大勝利です。冒頭いきなり二人夜を共にした後なので大変性的です。一応年上としてちゃんとタチに回るハルナはえらいです。
 フウカゆるうんちもいいですね。日常的な範囲の軟便排泄も好き。そんなに恥じらわない雰囲気を出しつつ、排便直後にハルナに入られるとちょっとどぎまぎするのもかわいらしい。

 そして夜。積極的なハルナさんいいですね。フウハル百合えっちも解像度が高くて満足です……でもまさかのえっち中にお腹が緩むフウカさんですよ。さすがに言い出しづらくて我慢してしまうのがかわいいです。
 お腹痛くてぎゅるぎゅるしてるのに勘違いされてお腹マッサージされる。おならも漏れる。そしてトイレに駆け込むも…………ゆるうんちを漏らすフウカがとってもかわいらしかったです。

 優しげな後始末も大好物です。汚れたおしりを任せられるし、汚れたおしりを洗ってやっても嫌な気持ちにならない。愛情ですね。
 最後の2ページで描写される温かなフウハル好き。ちょっと恥じらいながらも想いをきっちり伝えるフウカもいいものです。

 やーぺさんのイラスト二点もとてもよかったですね。ゆるうんち排泄フウカもさることながら、やっぱり着衣脱糞フウカは大変よきものです。下着にまで滲むレベルの大量おもらし……。

おわりに

 排泄描写もさることながら、やはりそれぞれのキャラクター性の再現度・解像度が高く、とても楽しませていただきました。全体的に百合スカの雰囲気ながら、女先生に甘える、並々ならぬ片想いを隠して、いちゃらぶ同棲と表現の幅が広くさすがだと思います。
 とても素敵な本でした。こちらの感想はネタバレ前提なので、まだ読んでいない方はいないかと思いますが、もしもまだの方がいらっしゃいましたら、メロンブックス等で通販中のようなので……手に取って読んでいただきたいものですね。

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