続・日本人の無能性について 『面従腹背という悪魔の所作』

日本人が朝鮮人を差別しアメリカを盲信するのには共通点がある。これはアーネスト・サトウも言ってるが、「日本人は権力のあるものに対しては誰にでも服従する」から。ベネディクトはこの精神性を「恥の文化」だと言った。要するに、心に正義がなく自らを理性で制御することができないから、反省もできない。

文科省の事務次官だった前川喜平氏はこれに反発した。心に正義はあると主張したのだ。面従腹背という言葉で。権力者に服従してはいるが、心に正義はあるという意味。人間として失ってはいけない精神性だけは残っていると言いたかったのだろうが、この精神性は最悪で、これこそ、共産主義の一番の問題とされる。共産主義が全体主義と揶揄される理由がまさにこれ。要するに、官僚が必然として腐敗してしまうシステムなのだ。

この精神性がアベノミクスを生み、コロナワクチン政策を生んだ。日銀総裁だった黒田東彦氏もまさにこれ。面従腹背。どこかで、退任後の講義でアベノミクスを批判して会場を白けさせているという記事を読んだ。日銀は正確には公務員ではないけど、この方は元財務官。

俺たちは勉強して難関大学を出た、天才の俺たちが心に正義を持ってないわけがない、といういかにも日本人らしい理屈。日本の公務員らしい。日本の公務員は一人一人に接してる限り、いかにも理性的で良心があるように感じる。これは本当に恐ろしいこと。そんな彼らがアベノミクスの実行者となり、ワクチン大災害をもたらした。

これは日本の大手メディアにも言える。やたらと詰め込み勉強をしてきた高学歴が多い。そういう人間に限って報道関係の部署を目指す。そして天皇の祖先は縄文人でアマテラスだと平気で報道する。これも同じ。面従腹背。アベノミクスを礼賛し、コロナワクチンを打ちまくれと扇動する。

しかしよく考えてみるとどうだろう。日本の一般企業にもこんな人間ばかり。面従腹背。我慢が美徳とされる社会で生まれた悪魔の所作。これが社会として美徳とされているから心に正義があると錯覚しているおそろしい悪魔の国。悪魔は自分が正義だと錯覚している。従順なサムライが全体主義の実行者だと理解できてない。結局、アーネスト・サトウやベネディクトは正しかった。それにハンナ・アーレントも正しかった。無知で従順な人間が全体主義の実行者になる。面従腹背は詭弁。心に正義があればそんなことしない。ソースは私。私はそんな生き方したことない。私は犬じゃないし、ニワトリじゃない。私はコンクリートジャングルのエコノミックアニマルじゃないの。私は空が青いことを知っていたから、鶏舎の檻から逃げることができた。

つづく

※この記事は再掲です。








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