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歪な愛

雨のなかずっと考えていた

この恋を終わらせる方法を

でももう恋とは言えないかもしれない

だって貴方は私の事好きじゃなかったんだから

貴方の記憶に私はいない

貴方の瞳に私は映っていない

貴方の口から私に向けてくれる『好き』はない

貴方の耳に私の声なんか届かない

それでもどうしても好きだった

でも今日で終わりにしようと思った

私のわがままに付き合ってくれた人

私がして欲しい事をしてくれた貴方

どんな時でも私の話を聞いてくれた私の好きな人

でもそれは私が言った事を貴方がしてるだけ

そうやってなんでも受け入れるところが大っ嫌いだった

でもそれでも私は貴方のこと嫌いになれなかった

大っ嫌いなところも全部好きだった

私は愛が重いから迷惑かけちゃうし病んじゃう

時間なんか関係なくLINEしたり嫉妬しちゃったり

するのに貴方は『いいよ』で受け止めてくれてそこが

好きで大好きでそんな貴方が愛おしかった

でも別れようと思った。

嫌いになったとかじゃないけど

ただただ、貴方のこと好きになりすぎたから

私はあの日からずっと貴方のことが好きだった

心の底から貴方を好きになった

貴方の言葉で私は幸せだった

喉が締め付けられるように痛くて目の前が真っ白になった

視界がぼやける。貴方の一言のせいで。

貴方は私の光だった。貴方だけが私の唯一だった

貴方が私に光をくれた。明日をくれた。

貴方が違う人と笑えば笑うほど私の心は真っ黒になる。

貴方は私に笑顔を向けてくれない。

貴方の笑顔を見るのは他の人と話してる時だけ

私は貴方に質問をした

『私の事好き?』って

貴方はなんて言ったと思う?

『好きじゃない』

私傷ついたんだよ。私は貴方に期待した

お世辞でもいいから『好きだよ』って言われたかった

知ってたよ、貴方が私の事好きじゃないって

それでも私は貴方が好きだから、諦められなかったから

これが最後のチャンスだった。

貴方を好きでいてもいいのかなって不安だったから

質問した。でももう終わりなのかもしれない

9ヶ月。付き合って9ヶ月が経った。

出会ったのは3年前。あの日貴方の笑顔に一目惚れした

最初は気に入らなかった。

『この人とは関わりなさそうだな』って最初は思った

授業中は寝てるし無口だし苦手なタイプだなって

一目惚れしたのは友達のAちゃんの隣の席だったからかな

私がAちゃんと話してたのを聞いてたのかもしれない

急に隣から小さい笑い声が聞こえた。

なんだろって隣見たら貴方が笑ってた

その時貴方の周りに花が咲いたように見えた

綺麗な笑顔だった。

私は顔が熱かったように感じた

貴方しか考えられなかった

貴方を思う気持ちが強くなればなるほど私の心は辛かった

ごめんね、貴方は何も悪くないのにごめんなさい

自分を責めた。そうしないと貴方を傷つけてしまうから

私はこのままだとダメだなって思った

だから今度は貴方と距離を置いた

でも私は貴方を忘れられなかった

ごめんね、私は貴方を諦めれなかったごめんなさい

また自分を責めた。貴方に当たってしまうから

四六時中、ずっと貴方を考えた

貴方が好き。

私は海の底まで沈んだように息が苦しい

また自分を責めた。貴方を殺してしまうから

私はただ貴方を愛してた。忘れられない自分が憎かった

私は貴方からの本気の『愛』が欲しかった

でも貴方がくれたのは『偽愛』だったね

でも貴方がくれる偽愛は私にとって救いだったのかもしれない

貴方が私にくれる本当の愛は『いらない』

私は貴方のせいで狂ってしまったのかもしれない

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