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1票の格差の基準を変えてみたら

基準その1、人口比率

1票の格差って投票数が基準になっていますが、人口一千万人中の1票と人口百万人中の1票は重みが違うと考えて比較するというのはどでしょう。

今回の例では人口一千万人を自治体T、人口百万人を自治体Sとします。

比較の際に重みを補正、人口比率から自治体Sの1票は10倍します。

それぞれの自治体の当選した議員の1人あたりの得票数が以下の場合。

自治体T、50万票
自治体S、10万票→100万票(補正)

自治体Tの1票は、軽すぎますね。
自治体Tの議員定数を半分にするか、自治体Sの議員定数を倍にする必要がありそうです。

基準その2、投票率

1票の格差とは、自治体への議員数の割当てを人口という1つの基準で議員数を見ることから発生します。

そこで基準を追加して、人口+投票率で議員数の割当てを変えるというのはどうでしょう。

これで基準が複数となります。

例えば、10議席を投票率で割当てるのです、都道府県単位の比例代表みたいなものです。

ボーダーの議員にとっては死活問題ですから、無党派層の掘り起こしが重要になります。

無党派は寝てもらったほうがありがたいなんて言えなくなります。

自治体にとっても、より多くの議員を国会に送る事が出来るので投票率が上がるのは歓迎ですね。

民主主義の根幹は選挙です。
投票率の高い自治体に多くの議員を割当てます。

基準その3、都道府県は同格

そもそも議員の数が、自治体の大小によって変わるのが不公平かもしれません。

例えば国連は国の大小に関わりなく1国1票です。

1票の格差より、同格で有るべき都道府県の議員数の格差こそ問題にすべきかも。

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