コレクター・プレイヤーの僕が考えるポケカ投資のこれまでとこれから

はじめまして、いけと申します。
ポケモンカードが大好きな29歳おじさんです。今年30歳になります。
漆黒・白銀の発売日に友人から誘われたことがきっかけでポケモンカードに出会いました。
そこからコレクションに目覚め、「プレイ~コレクション」・「昔~今」と全てを愛するポケモンカード大好きおじさんへと変貌します。

そんなおじさんが、ポケモンカードを使った投資(通称"ポケカ投資")を見ていて思ったことをつらつらと書いてみます。
なんとなく文章が書きたくなった程度の理由です。
たばこ休憩にでも読んで下さい。
もちろん全文無料。どのような形でもリアクションをくれると喜びます。

ポケカ投資って?

初めに、本文で扱う"ポケカ投資"について定義しておきます。
noteでは、ポケカを売買してお金を稼ぐ全ての取組を"ポケカ投資"と定義しています。
投機であれ、PSA鑑定による利益であれ、すべてを"ポケカ投資"として記載しています。
但し、今回はシングルカード限定です。
ボックス投資についてはまたいつか考えを纏めて書いてみようと思います。
(これまでの経緯はシングルもボックスも変わらないので、その際は割愛予定)

その点をご認識頂き、お時間あればお目通しいただけますと幸いです。

直近数年のポケカ投資の歴史

ここ数年で、ポケカ投資はポケモンカードの成長と共に大いに盛り上がり、そして急激な盛り下がりを見せました。
どのような事があったのか、私の記憶ベースで簡単に振り返ってみます。
冒頭に記載した通り私は漆黒・白銀環境(2021年4月)からポケカを始めたので、それ以前は伝聞を頼りに記載しています。
重ねてになりますがどの記述もファクトに基づくものではなく記憶・伝聞ベースですので、気になる方は自分で確かめてください

黎明期:ポケカ投資の土台形成(2018年)

ポケカ投資の歴史はカードゲームとしてのポケモンカードが広く認知されたことから始まります。
(もちろん、もっと昔から"ポケカ投資"をされてきた方も多数いらっしゃると思いますが、ここでは直近数年での爆発的な広まりについて触れているものとご認識下さい。)

2018年7月、「GXスタートデッキ」が発売されました。
(ほぼ)1コインで買え、そのままプレイができる商品で、初心者の参入障壁を大幅に下げました。種類も9種類あり、自分の好きなポケモンを選ぶことができた点も魅力的ですね。

GXスタートデッキのマーケティングにはYoutuberが起用されました。
これにより、ポケモンカードはマス層から広く認知されていきます。

この急激な認知拡大に加え、GXスタートデッキの出現によってプレイへの参入障壁が大いに引き下がったこともあり、実際にプレイしてみる消費者も多かったのでしょう。
GXスタートデッキは爆発的に売れ、品薄状態になりました。
プレイヤー数が拡大していくことで、ポケカ投資の基盤が形成され始めた時代だったと考えます。

第1ブーム期:ポケカ投資のはじまり(2018~19年)

黎明期における急速なプレイヤー増に対して供給が少なく、プレイに必要なカードが高騰しました。
高騰内容の具体例については、こちらの方のブログ等をご参考下さい。

結果としてパックを買えば儲かる時代になり、ポケモンカードは品薄に。
今のポケカ投資とは型が異なりますが、ポケカを買えば儲かるというイメージはこのあたりから付き始めたのではないでしょうか。

休憩期:「買えば儲かる」が一旦終わり(2019年)

第1ブーム期で起きた高騰はプレイ需要と供給のギャップからなるものでした。
供給が増えるとともにプレイ需要は満たされ、価格は下がります。
価格が下がると投資需要が無くなり、需要は下がります。
そんな風に、供給増・価格低下→需要減のスパイラルで第1次ポケカブームは終焉を迎えました。
年に一度のお祭りパック「タッグオールスターズ」ですら、ワゴンセール行きだったようです。

第2次ブーム期:コロナによるトレカ投資需要の高まり(2020年~2022年)

顕在化したのは2021年ごろからだと思います。
コロナ禍の中、トレカは投資先として位置づけを確立し、トレカ全体の市場規模は大きく成長しました。
2020年時点で約1,200億円もあった市場が、毎年約+30~45%成長することはとてつもないことです。
このとてつもない成長を牽引したのは紛れもなくポケモンカードでした。

国内トレカ市場規模(一次流通のみ)
【出所:BOOKOFF CORPORATION 日本のトレカが中国でも大人気! 空前のトレカブームの現状

この時期から、オリジナルパック(通称"オリパ")が流行し始めます。
オリパはYoutuberの動画コンテンツとして非常に優れており、オリパ開封系動画が生まれ始めます。

オリパ開封は動画コンテンツとして刺激的で面白く、またYoutuberご本人達が非常に魅力的だったこともあり、オリパは一般消費者に広く受け入れられ、浸透していくこととなります。

この、オリパの浸透こそが、トレカ投資普及の起爆剤であったと私は考えます。
トレカ投資は購入したトレカの価格が時系列で上昇すること利益を出すモデルですが、どのカードが上がるのか?を見極めることが非常に難しく、一般的に数多くの消費者が成功することはありません。
成功しなければ消費者は投資から離れていきます。
なので、ブームと呼ばれるほどに投資家が数を増やすことは極めて稀な出来事ではないでしょうか。
しかし、オリパの浸透によってあらゆるカードが高騰するメカニズムが完成してしまったことで、"すべてのカードが高騰する=誰でもトレカ投資ができる"環境が整い、トレカ投資は爆発的に普及していきました。

※オリパによる高騰のメカニズム

  • ①事実として、当たりのカードが魅力的(≒高騰するカード)なオリパは、どれだけ単価が高くとも、また当たり以外のカードが魅力的でなくても、凄まじいスピードで売れた。理由は下記?

    • ギャンブル性の高さから来る中毒性

    • 少しくらい負けても保持しておけばいずれ高騰して利益が出る安心感(低額で投資商材を仕入れられるかも、という期待感)

  • ②そのように回転率が高く、またシングル販売ではなかなか売れる事が無いカードも利益に変えられるオリパはカードショップの利益の源泉となった。

  • ③カードショップが回転率の高いオリパを販売し続けるためには、魅力的なカードを仕入れる必要が有った。なので、どのカードショップも魅力的なカードを自分たちが仕入れるために、他のカードショップより高値で買取することで優位性を築こうとした。

  • ④どれだけ高く買い取っても、オリパにすることで利益を創出できた。オリパが売り切れると更なる仕入れをするために、もう一段買取価格を引き上げた。

  • (以下ループ)

オリパによる高騰のメカニズム

加えて、"ポケカ投資家"というインフルエンサーの登場もポケカ投資の普及を後押ししました。
先に述べた通り、「どのカードが高騰するのか?」を見極めることが非常に難しく新規参入のボトルネックになるのですが、ポケカ投資家が高騰するカードを発信しているため、(良いか悪いかはさておき、)新規参入者はそれほど苦労せずカードを購入できる環境でした。

このように、消費者が気軽に投資を開始できる環境が整い、カードショップによる買取価格の引き上げにより軒並み全てのカードが高騰することで、彼らは実際に利益(あるいは含み益)を生み出すことができました。
投資家として利益を出し成功した消費者は離脱することなく更なる投資をし、横から見ていた消費者を新規投資家として市場に呼び込み、投資家の数が爆増する時代となります。
投資家の数が増えるということは、市場で動く資金の規模も増えることに繋がります。
そうして、ポケカ投資市場は一大市場となっていきました。

永遠に高騰するではないかといった噂が出てくるほど順調だったポケカ投資界隈ですが、この後1年ほど冬の時代を迎えることとなります。

踊り場期:ポケカバブルの休息(2022年)

2022年の終わりごろに差し掛かると、ポケカの価格は落ち着きを取り戻し始めます。
ポケカバブル崩壊か?といった声もよく耳にしました。

この高騰トレンドの停止には明確なきっかけは無いと考えています。
下記のような雰囲気がじわじわと高まり、結果として発生したものだと思います。

  • 本当にこれ以上高騰するのか?という消費者の恐れと、そこに起因する購買活動の縮小("買い圧の低下"と皆さんが言う事象)

  • 上記の結果、カードショップも買取に対して弱気に(売れないなら高値で買えない)

この時期は多少価格が下がりはしたものの、"踊り場"的なイメージが近く、大きな損失を出した消費者は多くは無かったのではないかと考えます。

第3次ブーム期:Fly to the Moon(2023年)

そうして盤石な土台が築き上げられ、いよいよ本格的な高騰が始まります。
ここでは、大きく3つの要因で高騰したと考えます。

  1. magi・cloveを筆頭としたカードショップの買取価格引き上げ

  2. PSA鑑定による付加価値の発見

  3. 第2次ブーム期においしい思いをした人・それを見ていた人が沢山いた

オリパ人気はまだまだ健在で、オリパの目玉になるカードを仕入れるために他店より高い価格でカードを買い取るための動きが多く見られました。
特に、magiやcloveはその動きが顕著で彼らが買取価格を上げ、他のショップがそれに追随するという動きが散見されました。
回転率・利益率が非常に高いガチャオリパがcloveにより発明されたこともあり、第2次ブーム期と比較しても値上げの幅やペースが段違いで、ポケカの高騰は急速に加熱していくこととなります。
踊り場期にあったポケカ投資が再び熱を帯び始めたのは、ガチャオリパを発明したcloveが買取価格を引き上げ始めたことが1要因だったと、振り返ると思います。

そのような動きの中で、PSA鑑定の普及も進みました。
PSA鑑定とは、第3者の鑑定機関がカードの状態を10段階で評価してくれるサービスのことです。
このPSA鑑定で10が付いたカードは、未鑑定のカードよりも価値が高いという通説が浸透し、PSA鑑定による利ザヤを使って稼ぐ投資スタイルも生まれました
また、PSA鑑定によりカードの真贋や状態をさほど気にせず売買が可能となったことで流動性が高まり、カード売買のペースが非常に速くなったことも特徴です。
ペースが速まることで高騰のメカニズムの回転も速まり、こちらも高騰に大きく寄与したと考えられます。

そんなこんなで、家が一軒建つレベルの価格が付いたカード等も現れ、ポケカ投資が非常に加熱した年となりました。

現在:ポケカバブルの終焉(2024年)

現在、ポケカ投資は昨年までと比べて非常に落ち着いた状態となっています。
これは、どのカードを買っても高騰する"ブーム期"が去ったからに他なりません。
どのカードを買っても高騰して儲けられる(と思っている)からこそ数多の消費者が"ポケカ投資"に参入していました
しかし、高騰の波も一段落し、むしろ価格が下がる傾向にある現在、ポケカ投資への新規参入者はもちろんおらず、むしろ離れていく人が多いように見受けられます。

"ブーム"終焉のきっかけは、群集心理だと考えています。
誰もが、「これ以上、価格は上がるのか?」と薄々感じていて、ポケカの価格が上がるごとにその不安は強くなっていたのだと思います。
その不安が限界に達した人から離脱していき、ひとたび離脱が始まるとカードの価格は多少なりとも下がるわけで、"必ず高騰する"神話は崩壊します。
"必ず高騰する"神話を信じていた人たちも、値段が下がった事実を目の当たりにして離脱していきます。
現在もmagiは買取価格を引き上げるツイートをしていますが、市場価格への影響はほとんどありません。
magiの影響力に対する消費者の信頼も薄れてきたと感じる今日この頃です。

PSAで10点がついたカードに対する考え方も変わりました。
10点が大切なのではなくどのカードに10点が付いているのかが重視されるようになり、PSA鑑定に出して利ザヤを取るスタイルも知識やリーチが必要になったことで、一般の消費者が行うには難易度が高い投資スタイルとなりました。
そうして、"バブル"は終焉を迎えたのだと思います。

以上が、コレクター兼プレイヤーとして横から眺めていた、ポケカ投資に関するここ数年の動きとなります。

これからのポケカ投資

ポケカ投資の歴史もふまえて、これからの"ポケカ投資"について、①市場はどうなるのか?②その中でどう動くと良さそうなのか?を考えてみます。

市場はどうなるのか?

大前提として、下記の理由から第3次ブーム期のような凄まじい高騰は起きないと考えています。

  1. 第3次ブーム期の傷跡

    1. 第3次ブーム期に大きく損をした人は今後返ってくる可能性が低い。返ってきても売り抜けが早い

    2. 第3次ブーム期に高値掴みしたカードをそのまま抱えていた場合、購入したラインまで上がった際に手放される→手放されることで値下げにつながる(所謂、上値が重い状態)

  2. PSA鑑定に関する価値観の変化

    1. PSA10を取って利ザヤを稼ぐスタイルが全てのカードに通じるわけでは無くなり、"実力"が必要になった

    2. PSA10といえども状態にはバラつきがあることが周知となった

  3. オリパに対する購買意欲の低下

    1. 市場がPSA至上主義的(言い換えるのであれば美品至上主義)になったことにより、消費者は美品を求めるように変化。伴い、キズモノが入ることが多い・そして現物を確認することもできないオリパを購入することも少なくなった。

    2. 「持っておけばカードが高騰する」という考えも薄れてきて、それもオリパの購買意欲減につながった

  4. 景品表示法による買取価格に関する規制

    1. 高騰の一助を担っていた、ショップによる買取価格の急向上が起こりにくくなった

  5. 日本の貧国化

    1. そもそも、投資・カードにお金を出す余裕がある日本人が減ってきている可能性

    2. 海外への販路がある場合は短期的には無視して良い。しかし、中長期的にはギャップは無くなる方向に動くと考える

この大前提をふまえ、「時系列での高騰」と「PSA10の付加価値」に関する価値観の2つの観点から、カードの種類別に市場の動向を考えようと思います。

【最新弾のカード】

これまで、最新弾のカードでも、目玉となるカードは発売日から数日後には高騰するケースが散見されました。
今後はプレイ用のごく一部のカードを除き時系列で高騰することはないでしょう。
現在、新弾のカードは軒並みどこでも買える状況になっており、定価割れであっても売れ残っている状況です。
すなわち、需給で言う供給が圧倒的に勝っています。
需要減の背景は投資家(正確には元投資家)が、これらのカードが高騰しないと思っているからだと考えています。
彼らは、ブーム期には高騰するだろうと考えて投資をしていましたし、実際に新弾は常に買えませんでした。
逆に高騰しないなら投資しないということです。

プレイ用のカードについては高騰し得ると書きましたが、非常に短期的な事象で、休憩期にみられたように供給が追い付くにつれ値下げトレンドへ移り変わっていくこととなると考えます。
第1ブーム期の際は、株ポケが発行枚数を増やすための設備投資をする必要があり、実際に市場への供給量が増えるまでにタイムラグがあったはずです。
一方で現在は供給過多で、パックを剥けば新たなカードが供給されるため、当時よりも値下げトレンドへの転換は相当早いでしょう。

また、最新弾のPSA10は取れて当たり前・付加価値なんて無いという考え方が浸透したため、以前のように付加価値を持つこともないでしょう。

【新しめのカード】(A-Cレギュのイメージ。それ以降は↑)

こちらも、時系列で高騰することは基本的に難しいと考えています。
ブーム期に一度ぐんと高騰し、それから下がって落ち着いたのが現在の価格です。
つまり、需要と供給が一致している適正価格です。
新規参入者が入ってくることは有りますが、この時代のカードは枚数が多く、従ってカードを手放す人も常に一定数出てくることから、需給のバランスが壊れることも滅多にないでしょう。
(例えば、10万枚あるカードを例にすると、年に10人の新規参入が有っても、現相場と同じ価格で手放す人も10人くらいいそうじゃないですか?ということです。これではカードは高騰していきません。
これが10枚しかないカードであれば、今の相場と同じ値段で市場に手放す人って少なそうですよね?)
従って、これらの時代のカードが高騰するには大幅な需要増もしくは供給減が必要であり、投資する場合はそれらを引き起こす何かしらのイベントを待つことになりそうです。
但し、バブルのような急激な高騰は今後発生しないと考えてください
というのも、第3次ブーム期の終わりは第2次ブーム期の終わりとはわけが違います。
「カードショップによる買取価格引き上げに対する信頼性低下」・「オリパによる高騰メカニズムの崩壊」・「PSAの付加価値の変化」・「第3次ブーム期で大きく損をした消費者があまりにも多い」等、第3次ブーム期の終わりと共に発生した構造的な変化があまりにも大きく、次なる高騰がすぐにまた発生することはないでしょう。第3次ブーム期の傷跡が癒えた時期になれば、もしかしたらあるかもしれませんね。

PSA10を取って利ザヤで稼ぐ方法はカードによっては通じるかもしれません。PSA10を取ることが難しく、一方でコレクション需要が高いカード等を探してみると良いかと思います。
高いカードに限定することをお勧めします。
安価なカードはPSA10が取れなくてもあまり痛手がないので、複数枚の未鑑定品を自身で購入し鑑定する動きを取りやすいです。
高価なカードはその逆で、PSA9を取ってしまうリスクが付加価値としてPSA10の価格に載ってくるはずです。

【古めのカード】

古めのカードは、第3次ブーム期に高騰のあおりを受けたカードとそうでないカードの2種に大別できると考えます。
例えばLegend期のカードは高騰のあおりを受けたカードだと考えています。受けていないカードは自分で探してみてください。

高騰のあおりを受けたカードは、今後しばらくの間、時系列で高騰することは難しいでしょう。
これは秋葉を毎日かけまわる私の体感になるのですが、未だに本来の需要よりも高値が付いていそうなカードが散見されます。
すなわち、まだ適正価格に向けた値下げ調整中の段階だと考えます。
本質的に需要があるものであれば時系列で価格が上昇していくものですが、それはあくまで需給のバランスに応じて価格がうつろいで行くものです。
未だに価格と需要にギャップがありそうなカードについては、どちらかというと値下げの傾向が続くでしょう。

PSA鑑定による利ザヤ獲得は実力が求められますが可能です。
古いカードであるが故にPSA10の付加価値は大きく認識されており、すなわちPSA10を獲得した際の金銭的価値上昇が大きく、この価値観は今後も変わることが無いと考えます。
本質的に需要があるカード・PSA10の取得可能性を見極める目があればやっていけないことはないでしょう。
但し、未鑑定品を本来よりも高く仕入れることになるので、その分利ザヤは減ります。

一方で高騰のあおりを受けなかったカードについては、今後も時系列と共に価格が上昇する可能性が有ります
古いカードのコレクターは基本的に握力が強く、中々手放すことはありません。
一方で需要は非常に高く、タンスの中から出てきたであろうカードがショップに入荷した際にはもはや戦争です。

もちろん全てのカードが高騰するわけは無く、本質的に需要があるカードに限ってです。
需要があるカードの方が当然高騰しやすく、従って大部分は高騰のあおりを受けたと感じているので、相当な知識が必要と考えます。
PSAについては高騰のあおりを受けたカードと同様です。

ポケカ投資をするならどうするか?

先に述べた通り、そもそも古いカードを長期間持つかPSAに出すかの2択しかないと考えています。
新めのカードも可能性はあると述べましたが、高価なカードをリスクをとってPSAに出す必要があるので個人的にはNOです。
その中で私がポケカ投資をするのであれば、古いカードをPSAに出して利ザヤを取る方法を選びます
いずれもメリット/デメリットがあるのですが、長期間保有する方針は下記の点でリスクや難易度が高いと感じるためです。

  • 販売するタイミングが非常に重要でかつ難易度が高い。そのカードに対するピンポイントな需要は少数(世界に数人とか)なので、お金を出せるコレクターが需要を持っているタイミングでないと値段が付かない

  • 当然ながら資金ロックが厳しい。利益率が高いわけでは無いので回転を増やしたい

  • 地震・盗難等、長期間保有ならではのリスクがある

(ちなみに、これらのリスクや難易度を無視する方法があります。
それは、自分が本当に魅力を感じるカードを見つけ、コレクターになることです。本当はこれが最もおすすめです)

一方でPSAの利ザヤを使って稼ぐ方法は下記がハードルです。

  • PSA10をとれるカードを見抜く目

  • 本当に需要があるカードを見抜く知識

  • 未鑑定品を購入するための時間・機動力

上記それぞれ(特に一番下)は絶対的な話では無く、相対的な話をしています。ここが最も難易度が高いと感じるところです。
同じようなことを考える人は多く、もっと言うとはるか昔からやっている人も多いです。
そういった人は上記の能力値が非常に高いことに加えてショップとの関係値も築いています
総合的に見て、彼らを上回らなければならず、その意味で非常に難易度が高い選択肢です。
ですが、他はそもそも芽が無いので強いて言えばこの選択肢だというニュアンスで受け取ってください。

おわり

本日のnoteは以上です。
どんな入口であれポケカの本質に触れて頂くことで魅力を感じ、ポケカファンが増えることに繋がればと考えています。

もし読んでみたい内容が有れば下記アカウント迄DMを下さい。
今後もnoteを書いてみたく思ってまして、参考にさせて頂きます。
ここまで読んで下さり有難うございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


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