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「あはれ」の感覚を味わおう

源氏物語の登場人物、六条御息所。 この人の魅力を探っている。 探っていくうちに、作者の紫式部が気になり、調べてみた。 すると、源氏物語の原文が読みたくなり、読んでみた。 この過程で味わえたのが「あはれ」という感情。 〈しみじみとした趣がある〉という意味が「あはれ」の代表的な意味。 よい意味でも悪い意味でも使われる。 言葉にならない「あぁ」という感覚が「あはれ」だと思う。 これが、古文に触れる醍醐味だと気づく。 現代の日本人に、もっともっと読んでほしい。

    • 時間の無駄

      あーーーーーー時間の無駄だ。 職場で大嫌いなお前の悪口を言って、疲れて帰ってきて、何もする気が起こらない。 自分たちの正義を貫いているつもりかもしれないが、時間の無駄だ。 自分は大した人間だとは思わないが、お前のようなくだらない人間だとも思っていない。 だから、もう、関わりません。 残り少ない大事な人生の時間を、お前のためには使いたくないのだ。

      • 死ぬまでにやることリスト(更新中)

        1、エレカシのライブに行く 2、たっつんと散歩 3、貯金1,000万 4、なにもしない1ヶ月を過ごす

        • 第二の自己満足

          お能のお稽古で先生に聞いた話。 仕事においてあらゆる業界で自己満足はよろしくないと言われる。 それはお能も一緒。 しかし、第二の自己満足は目指すべき。 それは、わかる人にしかわからない領域。 第二の自己満足を達成することで、観客への伝わり方が大きく変わるのだそう。 お能を初めて見た人が唸るような舞台をつくりたいと、先生は言った。 お能は敷居が高くてマニアックな世界に思われがち。 だけど、それは謡とか舞とかを理解しようとするから。 主人公に寄り添いながら、過去への旅

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        • 気持ちの記録
          5本
        • 旅の記録
          1本
        • 読書の記録
          1本

        記事

          事件は現場で起きているんだ

          教員が気兼ねなく愚痴を言えるサードプレイスをつくりたい。 わたしの職業は、高校教員。 教員の仕事は忍耐力がいる。 世代の変わり目なのだろうか。 これまでの常識が通用しない生徒&保護者に出会う確率が急上昇している。 職員室でホッと一息というわけにはいかない。 山積みの業務に追われ、授業の準備に追われ、テスト作りに追われ・・・ 気の合う同僚と外でお茶をしても、周りが気になる。 どこで誰が聴いているかわからない。 「王様の耳はロバの耳」の床屋のように、穴を掘って叫びたい。

          事件は現場で起きているんだ

          情報ダイエット

          痩せたい。。。 なかなか痩せられない。。。 スタイルがよくなりたい。 あの人みたいに、素敵になりたいし、、、 いい年して、何言ってるんだ! でも、、、やっぱり痩せたい。。。 身体の肉がいっぱいついているけれど、情報もいっぱい。 そうだ!情報太りだ! 画面の向こう側の、会ったこともない人と自分を比べる日々。 あれがいい、これはダメという情報に一喜一憂する日々。 辞めよう。 情報を食べない。 お気に入りのSNSしか見ない。 登録しているYouTubeしか見な

          情報ダイエット

          人間関係を数値化してみる

          職場に苦手な人がいる。 完全に「嫌い」と思えば楽になるけれど、助けてもらうときもあるし、完全に嫌いにはなれない。 「嫌い」でもないし「好き」でもない。 「どうでもいい」と言えるほど、無関係ではいられない。 しかし、苦手な人と接する度に気持ちが揺れるのは辛すぎる。 どうしたものか。。。 そうだ、ひらめいた! 「嫌い」と「好き」を数値化しよう! ❶ S氏 ▶︎ キライ90:スキ10 ❷ A氏 ▶︎ キライ85:スキ15 ❸ H氏 ▶︎ キライ80:スキ20 【番外】

          人間関係を数値化してみる

          お能を見るべし!

          先週の土曜日に新幹線でおでかけ。 目的地はこちら▼ 豊田参合館の8階にある能楽堂。 初めて行きました。 とてもきれいで、展示も充実しており、スタッフさんもとても親切でした! 正面の前の方の席で観ることができ、かなり迫力がありました! いつのまにか自分もタイムスリップして、舞台の登場人物の隣にいるような錯覚に陥ります。 先日は、在原業平さんにお会いしてきました。 業平さんに対する見方が、ちょっと変わりました。 現代の社会で生きづらさを感じている、そこのあなた。 お能を見

          お能を見るべし!

          友達はいらない

          ADS(自閉症スペクトラム)の特性のひとつに「人間関係をリセットしやすい」というものがあるらしい。 これは、これまた特性のひとつの「白黒思考」との関係が深いように思う。 わたしも急につながりを切りたくなることが、過去に何度もあった。 実際に切ってしまったことも少なくない。 幼馴染や学生からの友達というものに憧れているが、わたしにはなぜできないのだろう? ずっと悩んでいた。 自分に人を見る目がないからなのかもしれない。 本当の自分を隠してつきあっているからなのかもしれな

          友達はいらない

          絶望するのは早すぎる

          ある人の中に鬼を見てしまった。 ショックなことが起きて眠れなかった。 自分の特性に少し絶望した。 あぁ、どんな希望を持って生きていけばよいのだろう。 途方に暮れた。 いや、ちょっと待て。。。 長い目で見れば、答えはまだ出ていない。 自分がこの世を去るときに「よき」と思えるように生きよう。 「静かに微笑みながら逝きたい」 これが今のわたしの死生観。 このために生きる。

          絶望するのは早すぎる

          世界史のYouTube

          最近ハマっているYouTube。 予備校講師 土井昭先生の世界史動画。 「日本に生まれただけで宝くじ1億円当たっている」ということが、見れば見るほど納得できる。 世界はそんなにキレイじゃないし優しくない、それがあたりまえ。 もっと強くなろう。

          世界史のYouTube

          お能を観に行こう

          在原業平が主役です。 イケメンで和歌をとても上手に詠むモテ男の業平さん。 55年の生涯で約3,700人もの女性とお付き合いをしたという伝説が残っていますが、本当に愛した女性はただひとりだったとか。 それが、二条后(藤原高子)。 叶わぬ恋のストーリーは、伊勢物語を読むとわかります。 業平さんのホントの気持ちは、今となってはわかりませんが、彼は後世のわたしたちに、いろいろと思いを巡らす楽しみを残してくれました。

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          読書の記録1

          フランス革命は民主化を成し遂げたすばらしい革命だと学校で習った記憶があった。 この本を読んで「そうではない」ことを知った。 言葉にならない衝撃だった。 高校生の頃は、世界史は一番苦手な科目だった。 カタカナが全部同じに見えて、全然覚えられなかったから。 そんなわたしが、今、世界史に興味を持っている。 いい大人だからと言って、人生を決めるのは、まだまだ早すぎるのかもしれない。 モット、勉強シテカラニナサイヨ。

          読書の記録1