もうひとつの19世紀展に行ってみた
上野の国立西洋美術館で開催されている「もうひとつの19世紀展」に行ってきました!
拙者、元々美術館に行くのが趣味でありますが、この展示に興味を持った理由は…
ブーグロー作「天使の歌」
ゴールデンカムイでオマージュしている作品の作者、ブーグローの絵画が見られるからです、、、!!(理由がオタクだった)
元々絵画鑑賞が好きとは言いましたが、ブーグローを知ったのはゴールデンカムイを通してでした✋
感謝
さて、「もうひとつの19世紀展」は常設展の中で開催されているとの事なので、ワンコイン握りしめてチケットを買い、いざ入館!!
常設展と聞くとしょぼそうなイメージがあるかもしれませんが、実はたった500円でルネサンス期からキュビスム、ポスト印象派まで何百作品も見ることができるんです!!!
そう、国立西洋美術館ならね(Apple)
企画展の方が注目されがちですが、色々な時代の作品を見たいなら常設展がおすすめです
ほぼ時代順に展示されているので見やすいですし、有名な作品も結構あります👍
さて、今回常設展の初公開作品の中で気になったのは、、
セザンヌ作「散歩」
暗!!
「散歩」というタイトルに似つかわしくない画面の暗さ!!!
もはや「散歩」ではなく「参列」では、、?
同時代の印象派作品は明るいものが多いので余計に目を引きますね
しかし他の作品には無い独特の異様な雰囲気があり、そこが魅力でもあるなと思いました
セザンヌ、尖ってるな〜
お目当ての展示は、常設展3分の2くらい経過したところにありました
いざ、入室
ブーグローと言えば可愛らしい少女をモデルにした作品のイメージでしたが、こういうものもあるんですね💡
シャヴァンヌの壁画のような神秘的な雰囲気があります
7人も登場人物がいるにもかかわらず、構図のバランスが良く背景も青色だからかスッキリして見えるなと思いました
タイトル!!😳
静謐さがあり、まるで聖母子画のような作品です
さっきの作品とは打って変わって、モデルが全員可愛い
屋外で白い衣装だからすぐ汚れそう笑
余談ですが、ムリーリョの作品も聖母子が可愛くて好きです
ムリーリョ作「ロザリオの聖母子」
これぞ聖母の美少女化!
現代と同じ匂いを感じます
さてブーグローの方はと、、
やっぱり可愛い!!
赤色の花冠をつけているところは子どもらしいですが、少女の姿勢やこちらに投げかけられた視線はどこか大人びていますね
当時は、小さな大人としてではない「子ども」という存在が注目されており、子どもを描いた作品も売れやすかったとか💡
そういえば大学の講義で聞いたことあったな、、、🤔
とはいえ実はブーグローってロ○コンだったりするのかな、、
裸足のモデルが多いのも気になるな、、
今までブーグローの作品は実際に見たことがなかったので、見れて良かった〜というのが第1の感想
どの作品も緻密で隙がないのがすごい
これがアカデミーってやつか、、!
展示自体の数は多くはなかったですが、充分楽しめました!
私がブーグローが好きなのでブーグローばかりになりましたが他の方の作品もあります💡
19世紀美術は印象派が注目されがちでその展示が圧倒的に多いですが、アカデミーの作品もやっぱり良いですね
中には印象派の作風とミックスした作品もあり、こうして美術が発展してきたのだなと思いました
常設展も合わせて大満足の1日となりました💯
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