チームヘラクレスノート 第四節
Mリーガー4人とVtuber12人がタッグを組んで戦う夢の麻雀リーグ戦、神域リーグ。
4チームに分かれ全30半荘を戦い抜き優勝を争うこのリーグ戦。
ここではその中のひとつ、自分の推しチームであるチームヘラクレスの試合内容と結果を軸にした記事をまとめたいと思います。
いわゆる「神視点」の本放送、第四節の模様はこちら↓
第三節終了時の各選手の戦績とチームポイントはこちら。
前節でアトラスを抜きトップに立ったヘラクレス。
今回もこのままトップをキープ出来るのか。
そしていよいよスタートした第四節第十試合、ヘラクレスの先発は前節に引き続き因幡はねる。
前回初の連対を獲得した因幡、次はトップと意気込みたいところだが、同卓には満を持して初参戦となるアトラス監督の村上淳、そしてゼウス監督である鈴木たろうのプロ雀士2名に加えアキレスからはドラゴンガール・天宮こころといずれも強敵揃い。
厳しい戦いが予想される中、因幡の挑戦が始まる。
まずは東1局、因幡はなかなかの好配牌からホンイツを見据え、早い巡目から西を鳴いて積極的に仕掛ける。
本来鳴きに苦手意識のあった因幡だが、松本監督の指導の下、練習中とのこと。
役を見据えてのオタ風の鳴きは監督の高評価ポイントのひとつでもあった。
その後も積極的に仕掛け続けペン三筒で聴牌を取った因幡。
しかし天宮もダブ東ドラ3という高打点での聴牌、鈴木も平和とドラ2の聴牌を取って追いつき三人聴牌に。
鈴木が聴牌を取ってすぐ、村上が鈴木に放銃し聴牌合戦は鈴木に軍配。
東2局、自身の親番を活かしたい因幡だったが、手が遠かった上リーチをかけた天宮への対処で聴牌に届かず無念の親流れ。
続く東3局、またも好配牌でチャンス手の因幡だったが、聴牌まで一向聴というところで天宮から先制リーチを受ける。
そしてここで天宮の当たり牌であり自身の手で完全に浮くラスイチの三萬を掴んでしまう。
その2巡後にドラである一筒が入り意気揚々とリーチをかけるが、切った三萬が天宮へのリーチチートイドラドラの満貫放銃となってしまう。
この局はのちに行われた牌譜検討にて監督が「打ち方が完璧だった」と絶賛しており、うまく打ってたが故の手痛い放銃となった。
東4局、どうにか失った素点を回復させたい因幡だったがまたも天宮が早い巡目からのモロ引っ掛けにあたるカン二萬待ちリーチ。
これを自身でツモり裏ドラを乗せて満貫手に。
苦しい展開が続く。
対局は勝負の南場に突入。
南1局で鈴木が村上から自風ドラ2600の上がりを経て迎えた南2局、因幡のラス親。
これを何としても活かしたい因幡、チートイをテンパりドラである南待ちリーチをかけるが鈴木が一足先にその南を対子にしてしまっていた不運。
おまけに対面の村上が白中ホンイツの満貫手を張っている状態。
この状況を凌げるか。
その後鈴木が追っかけリーチをかけるが、切った一索は村上の当たり牌。
南1、2局は監督同士の殴り合いとなり、またも因幡は1回で親を流されてしまう。
南3局、早い巡目で張った因幡はそのまま即リー。
そのままだとリーのみの安手だが、初手で鈴木が暗槓しており、裏ドラに期待しての即リーである。
裏が乗れば2着争いにも充分食い込めるこのチャンスを活かせるか。
しかしその後親番の鈴木も張って四・七筒待ちのリーチ。
両者山3と条件は互角のめくり合いとなったがこれを制したのは鈴木。
リーヅモドラ裏ドラで親満12000の上がり。
ちなみによく見てもらえればわかる通り、因幡が上がれば裏ドラ3の満貫手となってただけにあまりにも悔やまれる局となった。
続く南3局1本場、またも好配牌に恵まれる因幡だったが今度は村上に先制リーチを打たれてしまう。
しかし終盤で追いついた因幡は追っかけリーチで攻める。
両者山2とまたしても条件は互角。
その後互いの当たり牌を天宮と鈴木が1枚吸収して残り1枚ずつ。
最後のツモ順に入る。
ここで因幡が不運にも四筒を掴んでしまい放銃。
リーピン赤裏の満貫手を村上に上がられハコ下に沈む。
そして迎えたオーラス南4局、配牌こそ苦しい因幡だったがメンホンチートイまで残り二向聴…というところで鈴木からのリーチが入る。
二筒が入り残り一向聴まで迫った因幡だったがここで鈴木が非情のツモ。
これが4000・8000の倍満手となりトップ目だった天宮を捲ったところで対局は終了。
監督曰く「過去4戦の中で一番上手に打てていた」半荘だったが当たり牌を多く掴まされめくり合いに負け続けるという散々な不運に見舞われ、因幡は次戦に登板する渋谷の巻き返しを信じながら、ハコ下ラスで自身の4戦目を終えた。
続く第11試合目は渋谷ハジメが登板。
ここまで2連続トップとチームの稼ぎ頭となっているが、果たして今回もトップを取って因幡の無念を晴らせるか。
注目の東1局、なかなかの好配牌を得た渋谷だったが、親番のルイスから先制リーチを受ける。
その後タンヤオドラ2を張った渋谷だったが、ルイスの当たり牌であり自身の手で浮いてしまう四筒を掴み、ためらいながらもそのままツモ切り。
満貫手プラス裏3が乗る倍満にまで手が伸びてしまう痛い放銃となり、3連続トップに早くも黄信号が灯り始める。
しかしすぐに気持ちを切り替え対局に集中する渋谷。
すると次の東1局1本場で早くもチャンスが訪れる。
7巡目でタンヤオドラ1を張った渋谷はここで即リー。
カン七筒と待ちは厳しいが残り山3とツモも十分見込める枚数。
そしてリーチによってここで素点は0となる。
するとその後、天開が切った發を郡道が鳴き、渋谷と同じ七筒待ちの聴牌となる。
郡道の手は發ドラ3と高打点であり、上がられるとより厳しい状況となる。
二人の聴牌後、七筒は1枚ずつ天開とルイスに吸収されたものの最後の1枚を渋谷が掴みツモ上がり。
リーヅモタンヤオ赤に裏が2枚乗って4000オールの跳満手に。
持ち点を0まで減らされた男の反撃が始まった。
続く東2局、好配牌だった郡道に対し良ヅモで手が進んでいく渋谷、ドラを含む四・五萬のシャンポン待ちで先制リーチをかけるが、追いついた郡道から追っかけリーチを食らう。
1対6と数的には絶対不利な状況の中、今回のめくり合いは郡道が当たり牌の四筒を掴んで勝負あり。
親満手を上がられ渋谷は再びトップから遠ざかる。
少し進んで東3局、渋谷の親番。
ホンイツや一通も見える中、6巡目で聴牌。
ここは親リーのアドと速さを考慮して素直に二・五筒両面待ちのリーチをかける。
そしてなんとこれを一発ツモ。
2000オールで再び3位までとの差をじわじわと詰めていく。
東3局1本場、東4局と郡道がルイスに連続放銃し、ルイスがトップ目をひた走る一方で、2位以下の差がさらに縮まってきたところで対局は南場へ突入。
南2局まで膠着状態が続く中、迎えた南3局、渋谷の親番。
いきなり役牌2種対子の好配牌が降臨し、残り一向聴まで迫ったところで郡道に先制リーチを打たれてしまう。
しかしその後すぐ、郡道が切った八索を鳴きチーテンをかけた渋谷。
さらに郡道がよりによって渋谷の当たり牌である五筒、しかも赤を掴んでしまいそのまま放銃。
親満直撃となりここで渋谷が頭ひとつ抜けて2位に躍り出る。
さらに続く南3局1本場、渋谷は早い巡目から積極的に仕掛け、中トイトイドラドラの聴牌を取る。
そしてなんとラスイチのドラ四萬単騎をツモ。
連続親満上がりでトップ目も射程圏内に入る。
さらに勢いに乗る渋谷は続く南3局2本場でも早い巡目でのリーチ。
待ちは六・九筒。
当たり牌が他家に吸収される中、渋谷は残り3巡のところでタンヤオがつく高い上がり牌でラスイチの六筒をツモ。
2600オールで持ち点0だった渋谷がついにルイスを捲りトップ目に立つ。
さらにルイスを突き放したい渋谷だったが、南3局3本場は天開が満貫ツモでこれを阻止。
親被りで逆にルイスとの点差が縮まってしまう。
そして勝負はいよいよオーラスへ。
再逆転を狙うルイスは勿論のこと、天開、郡道もラス回避のため積極的に上がりを狙うであろうこの状況。
トップ目とはいえ全く安心できない渋谷、自らが上がって蹴りを付けると気合十分で最後の局に臨む。
8巡目でテンパった渋谷はそのまま即リー。
しかしその直後、ルイスもチートイ五萬待ちでダマテンを取る。
渋谷と待ちが被り、ここは熱いめくり合いに発展…することはなく、なんと渋谷が五萬を一発ツモ。
リーチ一発ツモに加え裏2のおまけつきで満貫手を取り、最後まで強さを見せつけたところで対局は終了。
トップが決まった瞬間、自身の勝利を喜び、リスナー達に感謝を告げた後、渋谷は「ねるちゃん!ねるちゃんの点棒取り返したよ!!」と高らかに叫んだ。
好打を続けながらも報われずラスに沈んだ因幡のみならず、ヘラクレスファンや因幡のファンも救われたであろう最高にかっこいい叫びだった。
誰かが凹んだ時は他のチームメイトが取り返せばいい。
常日頃から松本監督が口にしてるこの言葉を見事実行してみせた渋谷が0からの大逆転劇で破竹の3連勝を飾り、チームも再び首位に返り咲いた。
そして第四節最終戦である第12試合は千羽黒乃が登板。
前試合で大捲りを見せた渋谷に続けるか。
まずは東1局、親番で好配牌の咲乃が積極的に仕掛けるが、それを見た千羽は咲乃のホンイツ上がりに予想を定め、鳴きを封じるべく徹底的に絞る。
その後中ドラも重ね、残り一向聴にまで迫った咲乃だったが、他家の警戒もあり序盤以降全く鳴きを入れられないままノーテンで流局。
派手ではないが千羽の地力が光る素晴らしい立ち回りであった。
東2局、好配牌でチャンス手の千羽だったが、早い巡目でFraと咲乃からの二軒リーチを食らう。
自分の手牌の価値を考慮し、ここは降りを選択。
この局はFraが1000・2000のツモ上がりで制する。
その後東3局から南1局まで全ての局で聴牌を取る千羽だったが(東4局はダマテン)、いずれも他家に上がりを掴まれてしまうもどかしい展開が続く。
トップからラスまで9000点差という大接戦の中、勝負が大きく動いたのは南2局。
歌衣が4巡目にして高打点のリーチをかける。
当たり牌が続々と他家に吸収されていったが、ラスヅモでラスイチの当たり牌である七萬を掴んでツモ上がり。
親っパネ6000オールの手で2位以下を一気に突き放す。
歌衣はここから細かい上がりと流局聴牌料を稼ぎ続け、南2局は実に5本場も続くこととなる。
千羽はこの間にも2回リーチをかけたが、当たり牌を掴むことは出来ず聴牌止まり。
南2局5本場ではFraが満貫上がりを決め、3位ラスとの差を広げる。
そして迎えたオーラス、千羽の親番。
この時点で3位の千羽だが、親連出来れば連対域も見えるため、何としてでも親を続けたいところ。
しかし咲乃が6巡目でチートイを張ってリーチ。待ちも九萬という絶好の待ち。
ここは千羽も負けじと一盃口ドラ1の手を仕上げリーチ。
選択した待ちは、既に場にだいぶ見えていて上がりの可能性が薄い五・八索の両面ではなく、四索のスジ引っ掛けにあたる七索単騎。
残り山1ではあるが、この時点でFraの手元には浮いた七索があり、出上がりの大チャンス。
しかしFraが次のツモ順で八索をツモり浮き牌ではなくなってしまう。
さらにその後歌衣の八萬切りに倣って八萬の対子を落としていくFra。
八萬が場に4枚出ており、いわゆる「壁理論」なら九萬の危険性は本来なら相当低い。
恐らくこれに加えて手元に九萬が2枚あることで、通れば2巡凌げることも考慮してFraは九萬を切ったのだと思われるが、今回はそれが仇となり咲乃への放銃になったところで対局は終了。
ツモ運も優れない中で手を整え続けた千羽だったが、5回ものリーチが全て空振りに終わるという悔しい展開で今回はラスとなった。
歌衣は前試合で渋谷が叩き出した個人最高スコアをわずか1試合で塗り替え、相変わらずの爆発力をアピールした。
第四節終了時点でのチームポイントはこちら。
渋谷が大逆転でトップを勝ち取ったが、因幡と千羽の苦しかった展開により再びアトラスに首位を明け渡すこととなった。
少しずつゼウスの影もちらついてきた中、戦いはいよいよ中盤戦に突入!
この次も頑張れヘラクレス!
そして次回神域リーグ第五節は7月4日(月)18時スタート!
ゲストは…村上監督…!?
最後余談となるが、第四節終了時点でちょっとした事件が起こった。
最新の個人成績ランキングなのだが、なんとワースト3に郡東つねるの3人が仲良く並んでしまっているのだ。
今回のゲストが伊東ライフ先生だったことを考えると何かしらの運命を感じずにはいられない。
頑張れ郡東つねる…!
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ここまで読んで下さりありがとうございました。
まだまだ自分も麻雀勉強中の身なので表現が拙い部分があるかもしれませんがご了承ください。
前回の記事でスキをくれた方々、ありがとうございました。
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読んで下さる方は次回もよろしくお願いします。
ではまた!
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