神戸新聞杯 全頭診断

サヴォーナ

 青葉賞は中団につけ、勝負所で早めに仕掛けるも伸び切れず。力不足であった。
 2勝クラスでは、スタートは出遅れ気味で押してハナを切る。先行した馬は当馬以外沈み、後ろ有利の展開になったかのように見えるがラップタイムやレース映像から楽に逃げられており、むしろ当馬に展開が向いたと考える。青葉賞の結果からも世代で上位の馬ではない。
 テンは遅いが今回も逃げる可能性あり。

サスツルギ

 フリージア賞では、後にスプリングS2着でクラシック路線に乗った、ホウオウビスケッツに負けはしたが、最後方に位置していた当馬が1200m〜1800mまで加速し続けているラップ構成を差し切るのは困難であった。しかし、上がりタイムは抜けたものがあり、見どころはあった。
 新緑賞は、ドスローの上がり勝負。勝ち切ったがこの相手関係はレベルが低かったため、上がり差をあまりつけられなかったのはどうか?
 2勝クラスでは、中団追走から直線で突き抜けた。夏の上がり馬となるが、スタート不安と出足の遅さが重賞級では致命的になる予感。今回は見。

サトノグランツ

 ゆやなぎ賞は2着サヴォーナとクビ差であったが勝利。先行馬のレベルが低くかっただけかもしれないが、先行した4頭の内当馬以外は沈んだので、前に厳しい展開であった可能性はある。
 京都新聞杯、Sペースでラスト3F11.3-11.2-11.4と前が止まらず、結果的に先行した2頭が残るレース展開を中団から差し切った。この内容は強い。
 次走のダービーは、ドスローの瞬発力勝負前に行った馬勝ちのレースであった。そんな中、スタートで17枠の馬が落馬し、位置を取りに行けず、当馬は後方3番手付近を追走。上がり33.1の末脚を使うも届かずであった。これは度外視。
 京都新聞杯の内容からもここでは上位と考えられるため、◎候補

ショウナンバシット

 若葉Sは超ドスローの瞬発力勝負。着差はなかったがハーツコンチェルトには勝利
 皐月賞は不良馬場で各馬が外を回す中、インで立ち回り最後もギリギリ馬場の良いところを走らせ、5着。デムーロの好騎乗であった。これでダービーは出遅れて終了。しかし、春は毎月使われてお釣りがなかった。ここは休養明けフレッシュな状態でくれば、上位に食い込む可能性はある。▲候補

シーズンリッチ

 毎日杯は差し有利の展開を差し切ったが共同通信杯やダービーでは世代上位と差がある結果であった。強いとは思えない。

スマートファントム

 前々走まけた、ウィズユアドリームがセントライト記で通用しなかったことから、この馬も厳しいと考える。

ナイトロンドン

 1勝クラスは、縦長の展開をストレスのない3番手追走から少しずつ前との差を詰め、直線では楽な手応えで早々先頭に立ち、押し切った。TBも考えると展開が向いたため、ここまで差がついたと考える。
 2勝クラスは、やや内有利のTB+Sペースの中コーナー大外回して2馬身差の完勝。強い。上がりも0.6秒差つけた。しかも2.3着馬が次走で勝ち上がっておりこのレースの評価は高まった。一発逆転◎候補🔥


ハーツコンチェルト

 デビュー戦で1.3秒差の圧勝を演じ、期待されてきたが、それ以降結果が出せず。しかし、青葉賞ではスキルヴィングの2着でダービー出走権を獲得。迎えたダービーでは、後方が不利なドスローの中1000m地点から少しずつ位置を上げて、3着まできた。松山騎手の好騎乗も光ったが、デビュー戦で見せたポテンシャルは本物であったことを証明した。◎候補
 しかし、全レースでスタートからの出足が遅く、位置を取れないので、今回も取りこぼす可能性はある。

バールデュヴァン

 2勝クラスで通用せず。

ビキニボーイ

 地方から帰ってきた馬。中央に戻ってから3勝クラスを2走し、連続で5着。実績的には悪くないように見えるが、2走とも特に不利を受けることなくレースを進めるも上位には伸び負けた。ここでは厳しい。

ファントムシーフ

 ホープフルSは前残りの展開を最内枠から中団前目につけたが、ラスト200まで前があかず。空いてからもそこまでの脚はなく、後ろからキングズレインに差されて4着。
 続く3歳初戦の共同通信杯は、ダービー馬のタスティエーラ等の素質馬が集まる中、勝利を飾ったが、これは内有利のTBを前目につけた影響が大きかった。(次走以降の結果を見ると溜める競馬より、先行する競馬が向いてる可能性は高い)
 皐月賞は特殊な馬場であったが3着で自力は見せた。しかし、ダービーでは8着。ドスローで前有利な展開ではあったが、5着のノッキングポイントとは直線近い位置にいたが、差し切れず。ラスト200からの末脚も鈍っていたため、距離が長いと考える。マイルでデビューしてることからも恐らくベストは1600〜2000と推定する。しかし、力上位+逃げ馬不在でSペースを先行するならチャンスあり。▲候補

マイネルラウレア

 若葉Sでは、1000m63.4のドスロー。2〜5着馬の上がり差もほぼなく、前に行った馬勝ちのレース展開であったが、最後方から上がり最速でぶち抜いた。上がり34.1〜34.4の中で他馬がひしめく中、33.7の鬼脚は身体能力の高さを示した。強い。
 皐月賞は不良馬場でやる気をなくしたのか、最後方から見せ馬なし。度外視。
 京都新聞杯は、前に行った馬勝ちの展開。勝ち馬のサトノグランツが強い競馬で勝ち切ったが当馬の直線での末脚は目を見張るものがあった。追走力に難はあるが距離延長で逆転の可能性はある。
 一発逆転▲候補

ロードデルレイ

 無敗の上がり馬。しかし、前走はシーウィザード相手に辛勝。無敗ではあるが、厳しいかなぁ。これできたら諦める。

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