セントライト記念回顧

ラップタイム

12.1-10.9-12.2-12.5-12.4-12.5-12.3-12.1-11.7-11.7-11.0
1000m 60.1と楽なペースで通過し、重賞でありながらラスト3Fが加速ラップ(ラスト1Fは11.0)になるような前有利の展開であった。

本命 キングズレイン

 レース全体のラップタイムからも先行馬有利の展開の中、スタート後行き足つかず最後方。約1500m地点から約100mで最後方から中団まで押し上げ、最後の直線に入ったが前を捉えきれず5着。
 レースラップから、キングズレインがまくりを開始した時点から最後まで加速ラップとなっており、この展開をまくって勝ち切るなんて不可能である。しかし、最悪の展開を5着で留めたところはこの馬の地力は証明された。やはりレース前からの予想通り世代トップクラスの可能性はまだ残したと思う。菊花賞に出れさえすればまだ期待感はあるが、今日のような出足の遅さでは絶対にG1は取れない。これから修正される?それともその程度の馬なのか?次走までは追いかけたい。

1着 レーベンスティール

 このレース展開を内枠から中団前目につけられた時点でアドバンテージは大きかった。結果的に絶好の位置から上がり最速で2着に1馬身3/4つけて勝利。新馬戦の敗戦から順調なキャリアを積めなかったがここで爆発させた。戸崎が乗っていなければもっと早く出世していたのではないか?モレイラには天晴れ。しかし、今日は展開が向いた中での勝利であると考えるため、抜けた存在ではないと思う。次走以降に期待。

2着 ソールオリエンス

 この先行有利の展開を後方から外を回し続けての2着は、世代上位であることの証明となった。やはり強い。枠順次第でレーベンスティールとの差は逆転可能。

3着 シャザーン

 春のクラシック路線を戦ってきたプライドは見せた。しかし、勝ち馬のレーベンスティールと同じような位置で競馬をしながら、完敗の内容。展開利で3着には残ったが、世代上位との差は春から縮まっていなかった。

4着 セブンマジシャン

 内枠を利して、好位で上手くレースを進めた。この馬も展開利を大きく受けたと考える。しかし、シャザーン同様上位との差は見せつけられた。

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