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1週間、スマホを一切触らない生活をしてみた。

こんにちは、くれば(@clevloger)です。めちゃめちゃ雑記です。

トレードがかなり落ち着いている時期ということもあり、ずっと前からやってみたいと思っていた、

「1週間、スマホを一切触らない生活」

というのをやってみました。

僕自身は仮想通貨トレーダーです。仮想通貨は24時間365日値動きしていることもあり、どうしても気になってしまい、スマホを1週間見ない日なんてなかったと思います。

というか10年ほど前にスマホを手にしてから、「1週間、スマホを一切触らない」なんてこと、一回もなかったような気もします。

というわけで、「どんな感じになるのかな~」と思いやってみたので、やったこととか、感じたことを書いていきます。

ちなみに、結論から言っておくと、タイトルの通り「心地よすぎた」っていうのが感想でして、

頭の中が相場とTwitterのことでひたすら溢れていて半依存症の僕ですら、たったの1週間でここまでスッキリできたのには驚きました。

どんな環境だったの?何をしてたの?

某、海と森に囲まれた場所に、1週間籠ってました。

そこでは、お散歩、トレイルウォーク、ヨガ、瞑想、食事制限、露天風呂、読書、ひたすらぼーっとする、など、心身に良さそうなことをひたすらやっていました。

季節感もちょうどよくて、お散歩も露天風呂も涼しくて気持ちよかったです。

もはやスケジュールという概念すらなかったのが正直なところですが、一応、1日のスケジュールとしては、

朝起きて、ヨガをして、お散歩して、ぼーっとして、朝ごはん食べて、読書して、お散歩して、読書して、露天風呂に入り、夜ごはん食べて、ヨガをして、寝る。

みたいな感じでした。

後半はだいぶ調子がよくなっていき、21:00に寝て朝4:00過ぎに起きて朝日を見ながらストレッチする、みたいなこともやっていました。

やっぱり家にいると、「今何時だから○○をして」みたいなことを考えてしまうものですが、こういうスケジュールで過ごしていると、

自由気ままに気の赴くままに散歩したいと思ったら散歩する、読書したいと思ったら読書する、という感じで、時間の感覚がなくなっていく感じも強くありました。

その感覚がものすごく心地よかったのを覚えています。

期間中、スマホアプリは全部消した

この期間中、どうせやるなら徹底的にやろうと思って、(自分の集中力を害するような)スマホアプリは全部消しました。

トレード関連のアプリ、Twitter、Youtubeなど。全部消して、ログイン用の2段階認証をすべて家に置いてくることで、血迷っても絶対にログインできないようにしました。

本当はスマホすら家に置いていきたかったのですが、スマホがないと道が分からなくなる人間なので、そこまではできませんでした。

1週間の最初のうちは、もはや完全に癖で思い立ったようにスマホを手にしてしまうこともありました。

が、スマホを手にしても「開くアプリ」がないので、脳が「開いてもおもしろくない」と理解したのか、後半は開くことすらなくなっていました。

ちなみに意味もなく体重計アプリを開いたりもしました。何か面白いことを脳が求めていたのだと思います。

余談:依存症のはなし

※本で読んだ付け焼き刃の知識です。

今回、スマホをログインすら絶対にできないようにしたのは理由があります。それは、「ドーパミン」が出ないような状態を作り出すためでした。

どうやら、人間の欲求っていうのはドーパミンから来るらしいです。

◆報酬が得られる(かも)と感じる → ドーパミンが出る → 行動しなきゃ!

となるようです。

ここでいう報酬とは、トレードで値動きが見れて楽しい、Twitterで通知がきてて嬉しい、youtubeで新しい動画を見れるかも、とかです。

つまり、少しでもログインできる可能性を残しておくと、「ちょっとスマホ見てみようかな!もしかしたら報酬が得られるかも!」となり、ドーパミンが放出されてしまうことになります。

それでは、意志力で抗うのがすごく大変。と考えたので、

そもそもドーパミンが放出されることのないよう(スマホから報酬が得られる可能性をゼロにできるよう)、徹底的にログインできないようにしました。

思考がとてもはっきりするのを感じた

この1週間で、一番感じたのはこれです。

この生活中、思考がだんだんとはっきりしていき、自分がやっている物事に一点集中できるクリアな状態になっていくのを感じていました。

これは、散歩している時もそうですし、小説を読んでいる時もそうです。「なんか違うこと考えてしまって集中力ぶった切られる」みたいなのが消滅していくのを感じました。

というのも、普通に生きていると、「なにか通知きてるかな」とか「あーこれやらなきゃ」とか「そういえばこれどうなってたっけ」とか、脳みそがひたすらに色んなことを考える毎日だと思うんです。

特に僕の場合はトレードをやってますし、Twitterもまあまあ時間を割いてきてることもあり、

スマホを開いていない時でも、「相場動いているかなー」とか、「なにか相場関連のニュースないかなー」とか、「新しいツイートあるかなー」とか、永遠に頭のなかでグルグル回っていました。

スマホを触っている間に時間も思考も奪われているのは当然だけど、触ってない時間でも、スマホに起因する色々なことで脳のリソースはひたすら奪われていた

ということに気づきました。

今まではそこまで思考が支配されている自覚症状はかなり薄かった、というか自覚症状はほぼないに近かったです。

が、この1週間を経てスッキリした状態を経験したことで、いかにスマホに脳みそが奪われているか、身を持って学びました。

行く前までは、思考の流れが激しくて、「ただぼーっとする」ことすらできなかったように思います。

ちなみに、一応、帰ってきてから当初のツイートをするためにTwitterを開いたのですが、

やっぱ開いた瞬間からとんでもない情報量が流れ込んできますし、感情も揺さぶられますし、「これを毎日ひたすら見ることによる脳の疲れはとんでもなかったんだなー」と改めて気づかされました。

デフォルトが「平和で幸せな気持ち」

これはスマホを避けたことだけが要因ではないと思います。

健康に良さそうなことを色々とやり、精神的にも肉体的にもリラックスしていた結果だと思いますが、デフォルトが「平和で幸せな気持ち」になっているのを感じました。

なんというか、生きてるだけで、ぼーっとしてるだけで、ものすごく心地よい感覚でした。

トレードやってるとどうしても「いくら儲かったら嬉しい」みたいな感情になりますし、Twitterやってると「いいねたくさん貰えたら嬉しい」みたいな感覚になります。

トレードで損する度に「人生つまんな」と本気で思ってました。

が、そういうのとは別に、デフォルトで心地よくて幸せを感じられるような状態っていうのはものすごく良いものなんだと、身を持って学びました。

一応、前々から同じようなことは思っていたのですが、今回身を持って経験したことで、より解像度高く「良いなぁ」と思えました。

幸福には2種類あるのでは?

僕なりの解釈として、幸福には2種類あるのでは?と思っています。

それは、先ほども書いたように、外部刺激に頼るタイプの幸福と内部充足に頼るタイプの幸福。脳内物質的にいうと、ドーパミン的な幸福と、セロトニン的な幸福。

個人的に思うのですが、セロトニン的な幸福はわかりづらい気がしています。2つの違いはこんな感じかなと。

  • ドーパミン的な幸福:わかりやすいけど短期的

  • セロトニン的な幸福:わかりづらいけど長期的

トレードで儲かった!嬉しい!とか、SNSでいいねもらえた!嬉しい!とかっていうのはわかりやすいじゃないですか。明確にわかりやすい何かを追い求めれば幸せのようなものを感じられるわけですし。

その一方で、セロトニン的な幸福でいうと、何をどうすればその感覚を得られるのかわかりづらい。

今回たまたま、いろいろと健康に良いことをやったからそのように感じれたと思うんですが、どれがどう影響したかっていうのは具体的によくわかりません。

ってなると、やっぱ人間わかりやすいドーパミン的幸福を追い求めがちになってしまうのが性ですし、僕自身もまあトレーダーとして金をひたすら稼ぐことに快感を感じてきたタイプなので、そっちを完全に優先していました。

が、今回この心地よさを経験したことで、「絶対こっちの方が良い」と思えました。

経験したうえでそうなりたい、と思うのと、経験せずにそうなりたい、と思うのでは段違いだと思うので、そういう意味では良いきっかけを得る1週間になったなと思いました。

偏る必要はないけどバランスは大事

ここまで書いてきた話を踏まえると、

「ずっと海と自然に囲まれたところに住んで、トレードもやめてTwitterもやめたらいいじゃない」と思ってしまうような気もするのですが、

別にそこまでやる必要はないかな、と思っています。実際、ドーパミン的な幸福も適度に楽しいですし。

ただ、今まで明らかにドーパミン的幸福を得る方向に寄りすぎていたので、そこを直していこうと思いました。適度に運動するとか、適度に自然の多い場所にいくとか、スマホの使用時間を減らすとか。

先ほども書いたようにわかりづらいですし、こういうのって身を持って経験しないと「直そう」と思えなような気がするので、そういう意味ではとっても良いきっかけを得る1週間になりました。

おわり

おわりです。駄文にお付き合いいただきありがとうございました。ぜひ皆さんもやってみてください。

僕のやつは一気にやりすぎな気もしますが、スマホを1週間触らないだけでも、思考のスッキリ感は得られるんじゃないかな、と思います。

PS.この文章

「たった1週間の海外旅行で人生観が変わったと豪語する人」かな?



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