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my antithesis

なかなかに「いい性格」をしているもので 作品の中に反映されていたり後々考えると結果に繋がっていたりと 我ながら嫌な奴を地で行っていることがある

自由を売りにしていたはずのポートレート界に作品を出していた頃によく「加工や合成を使うのは邪道だ」「スマホ自撮りの作品なんか作品じゃない」等 審査する側ではないがそのサイトでは名のある方々に(筒抜けだったが)裏で色々言われていた

言い分がわからないわけではない 機材であったり知識や技術であったり 彼等がこだわったり信じていたものがあるのだから スマホで自撮り加工した作品が評価の対象になってゆくのは面白くはないだろう 

正直 何を言われてもノイズでしかないので どうでも良かったのだが…ここで私の性格の悪さが顔を出す…「彼等が否定したもので 更に規模の大きな場で 審査に通ったら面白いのではないか」と…

もともと海外の方が向いている作風だと言われていたこともある それに海外の凄い方々の作品と同じ空間に自分の作品を載せてみたいという思いもあり挑戦してみることにした

なかなか審査も厳しく色々と作品に足りない技術や表現を勉強し直したりと時間はそれなりに掛かったが少しずつ自分の作品が海外の審査サイトに載るようになってきた

初めて海外の審査サイトで掲載された作品

作品が載るようになってから言われたのは「スマホの可能性を見た」「クラムならやると思っていた」…これが同一人物達の発言である…いい加減なものだ

「海外のサイトに載ったから凄い」のではない
「海外サイトの審査員と好みが合った」だけの話だと自分では思っている
ただ 言葉も通じない国で純粋に作品のみを見てくれるのは有り難かったし 良いと思ってもらえたのは嬉しかった

撮影や編集の機材 環境や手法 各々好みやこだわりがあるのは当たり前のこと それを否定する気は全くないが 他の人への口撃手段や評価を落とす口実にするのはどうかと思っている
だからといって口撃に対して口で返しても面白くはない
口での否定には何も言えないように結果を出した作品で応える これが私なりのantithesisである

理不尽な妨害にも何度かあったが そんな相手には作品で正面からぶん殴るのが格好良いんじゃねぇの? である


スマホ自撮り 加工合成 を駆使した作品

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