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石の翼の天使たち

その翼は
空を舞うにはあまりに重く
羽ばたくにはあまりに硬かった…
積み重なる「業」により翼が石となった天使達
その苦しみを その嘆きを 次の代に残さぬよう
天使達は 痛みを 苦しみを 悲しみを 各々背負い
己の世で断ち切ることにした…

石の翼の天使たち

自由に舞うことのできた筈の世の中
積み重ねた己の業により段々と重くなり固くなり飛ぶことのできなくなった翼を背負い その不自由さに苦しみ嘆き悲しむ… 今の世の中 そういったツケが溜まりに溜まり自分達の枷となっている気がしてならないのです
狭い世界で言えば何年か見てきた写真界や展示の世界「一部の心ない人」という言葉で逃げ続けた結果 による撮影禁止の場の増加や展示会場の減少 広い世界で言えば戦争…全てとは言いませんが少なからず自分や周りの人々で己の首を締めている場を見てきました
そして思うのが そういった業や悪習を次の代に押し付け引き継がせ何故平気でいられるのかということ
自分達の偉業を世に知らしめるより 後の世に穏やかな生活や活動の場 機会を残す方が大切なのではないかということ
一度 気持ちだけでも負の遺産は自分達で背負い断ち切り 次の代には一輪でも花を残すことができるような活動をしてみませんか…後の天使の翼が石になってしまう前に…という作品

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