「one of the most~」という表現が好きです

何となく格好つけて題名を英語にしましたが、日本語でもよく使われる表現で「最も~なもののひとつ」という意味です。

論理的には「最も~なもの」というのは、同値であるケースを除き、ただ1つです。もしかしたら同値であるケースでは使わない表現なのかもしれません。ちゃんと調べてないですけど。

そして、「~のひとつ」という表現は、文字通り複数あるうちのひとつという意味です。

つまり「最も~なもののひとつ」という表現はそもそもが矛盾しているのです。

ですが私はこの表現が好きです。というのは、「一番はひとつじゃなくても良い」という考えを許容してくれる表現だからです。この説明すら矛盾している気がしてなりませんが、そう思っているのです。別に「ナンバーワンよりも大切なものがあるんだ」みたいなキレイゴトを言うつもりはないのですが、この考えを受け入れた方が思考の幅が広がるのではないかと。

一番実感するのは「好きなもの」を語るときです。「好きなもの」優劣をつけるのは時に辛いもので、「一番好き」とは言い難い状況というのも多いものです。そんな時は、悩むことなくこの表現を使えば良いと思っています。

もちろん「好きなもの」に限らず一番を決めづらいときに使える便利な表現です。順位付けの必要性があるケースを除き、何かを「一番だ」と決める必要など無いと思うわけです。

そんなわけで、「one of the most~」という表現は私がもっとも好きな表現のひとつなのです。


ふう、今回は比較的短くまとまった。

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