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蟻本RTA走行記 (2020年12月31日)

10年前に地下で生まれ、そして消えていった競技、蟻本RTA。
再び走ることになった経緯とそのタイムについての記事。

経緯

困ったことになった。結婚の約束をしていた恋人と別れてしまった。これはまずい、どうにかせねばと思った。具体的に何をどうにかする必要があるのかは不明であったが、とりあえず私はどうにかすることにした。

一般的に、このような時は何もせず時が経つのを待つのが正着であろう。巷にはそのような歌が溢れていると聞いたことがある。しかし、当時の私はただ待つだけのそれをよしとせず、何かを始めようと思った。丁度RTA in Japan 2020が開催されている今日このごろ、私は蟻本RTAを決行することとした。

ルール

1.入出力のサンプルがある問題を全て解き、サンプルを通す
2.別解可。実行速度などは常識の範囲内で
3.コードは全て手書き
4.コード書き写し不可
5.非競技中のタイマーストップ可 (RTAのRを破壊しているが健康を破壊するよりかはマシであろう)

タイム

結果は32時間10分34秒でした。各章でのラップタイムも下に載せておきます。自分のタイムと比較する時にでも使ってください。
今回は久しぶりの競技プログラミングということに加え、人生で初めてとなる第二版の蟻本の使用でもありました。その結果、RTA中に初見の問題を解くこととなってしまいました。なので、章ごとのラップタイムは、遅い章と早い章で大きく開きがあると思います。

1-1: 5:22 ← 1-1までの問題全てを5分22秒で解いたという意味
1-2: -
1-3: -
1-4: -
1-5: -
1-6: 22:58
2-1: 50:32
2-2: 77:31
2-3: 185:27
2-4: 203:31
2-5: 252:45
2-6: 281:36
2-7: 316:23
3-1: 335:06
3-2: 404:23
3-3: 519:02
3-4: 602:24
3-5: 769:27
3-6: 946:08
3-7: 1010:47
4-1: 1096:04
4-2: 1134:22
4-3: 1281:50
4-4: 1388:22
4-5: 1466:10
4-6: 1535:37
4-7: 1756:23
4-8: 1930:34

あとがき

実のところ『蟻本RTA』という単語は今回の記事用に造った単語で、当時は『周回』などと呼んでいたのを朧げながら記憶しています。
周回の際は正確な時間の計測などしておらず、早朝に地下で周回を始め、完走後は秋葉原まで散歩しに行くということを繰り返していました。道中にあるピーコックでは他のお店では見かけることの少なかったみぞれ味のカキ氷が売っていました。それを買って帰り、Codeforcesの過去問を埋めつつ食べるのが僕の日常でした。
今では競技プログラミングからも離れてしまい、秋葉原に行くことも少なくなり、みぞれ味のカキ氷に至っては製造が中止されてしまいました。時代は移ります。いつまでも昔のままでいられません。競技プログラミング周りの事情も大きく変わったことでしょう。
これから僕は競技プログラミングを少し再開しようと考えています。できれば、過去のことは過去のことでいい思い出として残しつつ、現在の競技プログラミングを楽しんでいきたいです。

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