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夏休みのお供に ~お気に入りの2冊と視点の掛け合わせ~

神田昌典氏の著書、お気に入りの2冊。

2012年出版、「2022--これから10年、活躍できる人の条件」
2022年出版、「未来実現マーケティング」

~なぜ、神田昌典氏の10年前の書籍を手に取ったのか?~

また、私の好きな視点に、楠木健氏が推奨する下記がある。

<楠木建氏「逆・タイムマシン経営」の考え方>


企業の競争優位戦略を研究してきた一橋ビジネススクールの楠木建教授。
「逆・タイムマシン経営論」について、下記のように説明している。
 
過去は確定している事実であり、未来は誰も確実には予知できません。
ここに過去と未来の非対称性があります。
一方、現在については、様々な言説や報道などを通して、
同時代のノイズというものが影響し、意思決定を狂わせます。
 
逆・タイムマシン経営とは高度成長期以降の近過去を調べることで、
そうした同時代のノイズを取り除き、物事の本質を見極め、
企業戦略やビジネスにおける大局観をつかむという方法論です。
 
タイムマシン経営とは何かというと、今、この世界のどこかに「未来」を実現している国や地域があって、そこの技術や経営手法を先取りして日本に持ってくるという手法です。

<私の好きな2つの視点>

~過去を振り返るための具体的な方法~
 簡単にいえば「新聞は寝かせて読め」です。何かを集中して調べるのではなく、偶然開いた記事を読むことがいいそうです。
 優れた経営者や尊敬する経営者について知りたいのであれば、その人に関するあらゆる記事を、古い順に読むことをお勧めだそうです。そのうちに、本人の時代に合わせた変化とともに、一貫して変わらないものが見えてきます。面倒ですが、コストパフォーマンスの高い作業です。
 
~長期利益追求こそが企業の使命~
 これまで述べた本質の見極めとも関係してきますが、時間軸を長期で取ることによって、いろんなトレードオフがトレードオンになってくる。短期では相反する2つのことが、長期では両立する関係になってくるのです。SDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)というのはその最たるものです。

神田昌典氏の著書2冊を、楠木健氏の逆・タイムマシンの
視点の掛け合わせで読んでみるとします。

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