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グルメサイトの変革と挑戦 - ぐるなびの現状と未来


近年、日本のグルメサイト業界は大きな変化を迎えています。かつて宴会の幹事に愛され、高いポイント還元率で注目を集めていたぐるなびですが、その状況は変わりつつあります。特に楽天ポイントを前面に打ち出しているぐるなびは、楽天自体の携帯電話事業への投資による業績悪化と、ポイント還元率の低下に直面しています。これはSNS上での「楽天改悪」という言葉のトレンド化と消費者の不満という形で現れています。

他方、食べログは、Tポイントに加え、三菱商事やローソンと共同で展開するポンタポイントのサービスを始める予定です。これは、消費者の楽天離れが進む中で、ぐるなびの楽天ポイント付与の優位性を揺るがせる可能性を秘めています。

ぐるなびは新たな収益源の確立が急務となっています。2022年に楽天からデリバリー・テイクアウトサービスを引き継いだものの、1年余りで撤退しています。現在はモバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」に注力しており、このサービスでは、客がスマートフォンからQRコードを読み込むことで料理の注文と決済が可能です。既に大手居酒屋チェーンなどで導入が進んでいます。

しかし、飲食店の利用者の間では、グルメサイトからの離れが進んでいます。特に若年層は、Google検索やSNSを利用して飲食店を探す傾向にあります。これは、従来型のグルメサイト事業だけでは成長戦略が困難であることを示唆しています。ぐるなびは、既存事業の立て直しと新規事業の創出という二重の課題に直面しており、その解決策が業界の今後を大きく左右することになりそうです。

ポイント

1. ぐるなびのポイント還元問題:

かつてポイント還元率の高さで人気だったぐるなびは、楽天ポイントを前面に出していました。しかし、楽天の携帯電話事業の負担による業績悪化とポイント還元率の低下が、ぐるなびにも影響を与えています。

2. 競合他社の動き:

食べログがTポイントに加えて、Pontaポイントの提供を予定していることが、ぐるなびの楽天ポイント依存の弱点を浮き彫りにしています。

3. 新収益源の模索:

ぐるなびはデリバリー・テイクアウトサービスから撤退し、モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」に注力していますが、成功は未だ不透明です。

4. 若年層のグルメサイト離れ:

若者の間で、グーグル検索やSNSを利用した飲食店探しの傾向が強まっており、従来型のグルメサイト事業モデルの限界が見え始めています。

5. ぐるなびの二重の課題:

ぐるなびは既存事業の立て直しと新規事業の創出という二つの大きな課題に直面しており、これらの対応が今後の業界の動向を左右することになりそうです。

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