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月曜の朝、寝ぼけ眼で最初に見た通知は姉からの「、、、生きて」だった。

そんな今週1週間乗り切れるよ頑張るよ、と思った後、その下の公式ラインからの通知を読む。

姉に返信をする。

「ちょっと切ないけどいいんだよ
しあわせになってくれるなら嬉しい。」

送信した瞬間に止めどなく涙が溢れた。

反射的にそう願いたい、そう思えるリスナーでありたい気持ちを優先させた。優先させたくてそんなふうに返信した。

手が震えた。感動した。

孤独とか、葛藤とか、放棄していた感情までも丁寧に拾い続けてくれた人が、

泣いていたニコルを描いていた人が、

自分のことを忘れられても誰かの明日を願うような人が、

「かけがえのない大切な人」をみつけた。

かけがえのない大切な人の明日に自分がいることを決めた。同時にそんな彼が途方もない言葉の砂漠の中を泳いでも帰ってこられるように、繋ぎ止めてくれる人ができた。藤原さんの心を癒す場所が音楽やメンバー以外にも存在することに心底安堵した。

そしてそのことをリスナーに報告しないこともできたのに、いつも応援している私たちに言葉でちゃんと伝えたかったと言ってくれた。なんて真摯な思いなんだろう。

私達リスナーは信頼されている。これはもう断言してしまおう。だから理想像の自分の気持ちをなんとしても優先しなくてはと思った。その信頼に応えられるリスナーでありたい。自分の数え切れないほどの涙を掬ってくれた人の幸せを惜しみなくお祝いしたい。

身に余るくらい十分じゃないか。なぜ泣く必要があるんだ。

泣いて虚空を見つめる自分を理想像のリスナーである自分が咎めている。

尊い、

素晴らしい、

幸せになってほしい、

全部本当だ。

そこに一溜りの「切ない」がある。

その一溜りの気持ちがどうにか昇華されればいいなと思ってこれを書いている。

中学生の時、リリィを聴いてやきもちをやいた。正直にいうが、あの時は相手がどんな人だったのか気になって詮索したくもなった。

でもいまは強がりでも見栄でもなく、どんな人なのか全く気にならないとはっきり言える。

それは関心がないとか、興味がないとかではない。私もまた信頼している。ずっと追いかけて今も心酔している藤原さんが選んだ方だから、絶対に女神であるはず。

藤原さんが結婚しようが結婚しまいが、私の毎日もこれまでの曲との物語も何一つ変わることはない。

〈君の生きる明日が好き　その時隣にいなくても〉「グッドラック/BUMP OF CHICKEN より引用」

隣にいないけどいる。

もうずっと優しい歌声が脳内に流れている。なんとなく聴けない理由そのものであるはずなのに聴けなくても聴こえる。

「届いたらずっとそばにいる」というのは本当だと改めて実感する。少し皮肉だけどたまらなく愛おしい。これからもずっと大好きだ。

私はずっと、藤原さんへの好きは「生きててくれてありがとう」の好きだと思っていた。

でもまだたしかに中学生の頃の好きの残党が生きながらえていた。とても恥ずかしいが、泣いた理由の一部分だと自覚した。

自分で言うのも気が引けるけど、藤原さんの誕生日にあれほど細かい絵を描く輩が大丈夫なわけがない。かっこいいし、理想だし、心の支柱だし、片目…両目を瞑って許してほしい。

これからも412の数字の並びに嬉しくなるし、藤という漢字をみかけたら笑顔になると思う。

細胞全部が合掌している。

藤原夫妻の宇宙一の幸せを陰ながらお祈りしてやまない。