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「マジカルミライ2021」に行ってきました

行(くか迷ったけど、行)ってきました。


今回も記憶の冷めやらぬうちに。
去る2021年11月6日(土)・11月7日(日)、千葉は幕張にて今年も催された「マジカルミライ2021 TOKYO」に行ってまいりました。
まずはこのコロナ禍において例年と変わりなく開催されたことによせて、運営に携わった方々に感謝の意を述べたく思います。ありがとうございました。

単刀直入に申し上げますと今年のマジミラ、とても楽しかったです。
行ってよかったと本当に思いますし、来年も絶対行きたいと思えるものでした。

毎年これ言ってますけど、今年もこの感想が出てくるとは正直、行ってみるまで思ってもみませんでした。
その所以をこれから話しますね。

そもそも今年のマジミラなんですけど、今回も昨年同様、ガチで行かないという選択肢も直前まで残り続けていました。
日々の忙しさにかまけて、ボカロも聴こう聴こうと思っているけど聴けてない(去年も言ってたよな同じこと…進歩しねぇ…)、今年の楽曲コンテストグランプリ曲はまだしもテーマ曲すら未履修という体たらく。
今年のテーマ曲といえばご存じの通り、「初音天地開闢神話」ですよ。cosMo@暴走P。
「こりゃ生半可なバックグラウンドノ―リッジじゃ干されるだけじゃね…?」という、偏見にも近い先入観。あまつさえ、最近の合成音声音楽事情をまともに押さえられていないというダブルパンチ。ライブは今のトレンドを反映したものであろうという観念が根底にあった自分にとっては、今年のライブ参戦は"必然"ではないな、という境地にすんなり立ってしまっていたわけです。

一方で、今年は千秋楽ライブを配信にて視聴できるというサービスがあり、まさに自分にとってはこれ以上ない妥協点でした。配信でライブ観られるなら現地まで行かなくてもいいか!なんなら企画展も今年はどうすんべ!という状況のまま、開催直前まで来てしまったというのが、当日までのあらましです。

そして、最終的に「企画展は2日目の1日のみ参加、日帰りでは味気ないので一泊して3日目の夕方くらいまでに帰宅し、自宅で配信ライブを観て終了」
というプランを立てました。
(余談ですが直前までうだうだしてたせいで企画展チケットの事前購入すらできず、当日券購入という形を余儀なくされたので3日目は企画展不参加の予定でした。当日券販売が12時からで夕方までに帰ることを考慮すると大した時間企画展にいられないので)
結果。
2日目午後から企画展参加からの夜公演参加、翌3日目は昼過ぎまで企画展参加する運びと相成りました。
どういうことかといいますと、現地でチケットを譲渡して下さったフォロワーさんがいたわけであります。
乗換駅の住人/すみとさんと茜涼夏a.k.a泡沫たんぽぽさんにこの場を借りて最上級の謝辞を…おかげさまで当初想定してたよりも存分に今年のマジミラ楽しめました…本当にありがとうございます。
というように、まず第一に期待値が低いところから起点しているから、反動で楽しめたというのがあります。ぶっちゃけあります。

ただそれ以上に今年のマジミラが期待以上だったと声を大にして言いたいその動機は、やっぱりライブ
もともと参加する予定のなかった、生ライブです。
やっぱりライブは、現地の空気感が何物にも代えがたい醍醐味を秘めているなーと。
あの非日常的な空間に身を置くことの高揚。普段は耳だけで受けている音を全身で浴びる感覚。ガラにもなくペンラを振ることに一心不乱になる自分。
その場を構成する要素の全てが満遍なく特別な時間なんですよね。この"非現実"をダイレクトに感じられるのは、生ライブという場をおいて他にないなと。改めて思いました。

さらに今年のライブがよかったと思えた所以についてもう少し話しますと、今年のセトリは、大多数の方が同意見をお持ちだと存じますが往年の名曲が所狭しと飛び出してくるラインナップでした。大半の曲が2011年以前やんけ…
これは例えば、知る人ぞ知る名曲の多かった(※個人の感想です)2019年のセトリとかとは真反対のアプローチだったなと思います。
漠然とした感想で、一つ一つ詳細を語れるほども語彙がないので例によって詳細は割愛しますが、ひとえに「最近ついてけてないな…」と感じている自分のようなボカロリスナーにとっても、十二分に楽しめる選曲だったのではないでしょうか。
先に述べました通り、当方「First Note」や「初音天地開闢神話」すら未履修という丸腰で臨んだわけなので。
所謂「今年のボカロ」を知らなくても、「今のボカロ」を楽しめる。その事実を体感できたことが嬉しかった。
(このヒッパレ的なラインナップが「2021年のボカロ」を象徴するものなのか?という点については、解釈しきれずじまいでした。この辺の読解は有識者の方々にお任せいたします)

相変わらず最新のボカロ・合成音声音楽には追いつけずにい続けている当アカウントですが、なんだかんだ今年のマジミラも例年通り参加し、そして例年通り存分に楽しめました。
なんだろう、去年のマジミラ参加後は「こんな俺でも見放さずにいてくれますか…」みたいにしんみりしていたのが、今年は「やっぱボカロ好きだな!ワハハ!」みたいな頭悪い感じです 笑
テーマ曲でありライブの〆でもあった「初音天地開闢神話」がアップ系の曲だったからってのも大きいのかなぁ。感覚的には2018年の「グリーンライツ・セレナーデ」に近いものがあります。

一つマニフェストしておきたいのは、「来年のマジミラのライブは、躊躇しないで申し込みたい!」ということです。
ボカロ好きな人達が、ボカロ好きな人同士で繋がれる非現実。来年はいよいよ開催10周年。また逢おうな。

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