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2020年下半期でよかったボカロを少し紹介させてくれ。

ご無沙汰しております。
canna(なんか)と申します。


なんと5ヶ月ぶりのnote更新です。かつ、今頃?というようなお題です。
というのも、当方合成音声オリジナル曲を漁るのに「日刊トップテン!VOCALOID&something」(通称:日刊ぼかさん)という動画シリーズを愛用しているんですが、その捕捉日時が



この度2021年に突入致しました。



(え……今2021年6月ですけど…?なんかさん…)



前々からずっと"ボカロ聴けてないモード"であることには焦りを感じていまして(今も)、かつそれと連動してnoteも書けてないこの状態はなんとか打破したいと感じておりましたので、この際いい区切りだしなんでもいいから書こう!と思い立ったのが今回の投稿にあたっての動機です。


相変わらず前置きが長いですが、そんな成り行きでしたためることにしたのがタイトルの通り今回のお題、
2020年下半期に投稿された合成音声オリジナル曲で、よかったものをいくつか紹介しようのコーナー」となります。
なお、あらかじめことわっておきますがここで紹介する作品はあくまで「下半期10選」という位置づけとは異なります。また、過去に発表した「2020年ボカロ10選のようなもの」で紹介させていただいた曲はここでは除外とさせていただいております。
要は10選みたく悩み抜かずさくっと選んだラインナップだけどおすすめには違いないから聴いてね!といったニュアンスってことで…。
紹介順は投稿日時順です。



appy × Hokari - Darwin Awards (feat.初音ミク) [+ Remix Stems] / appy × Hokari

(えーっと…こういうのってチルいって言うのであってるよね?いい?おk…←確認)ち…チルい!!()
appyさんとHokariさんのコラボによる「Darwin Awards」。
まずこれは2020年のうちに聴いており、実際10選にギリ最後まで入れるかどうか迷ってた候補曲であります。
共作ということなんですけどこれ実質ほぼほぼHokariさんやんな…と思えばそれもそのはず、これと同時投稿されてる「Hello_Ending」という動画があってそっちではappyさんがしっかりイニシアチブ握ってます。
余談ですけどこのタイトル、かなり好き。タイトルの持つファーストインパクトが大事だというのは何度でも伝えていきたい。


インヴィンシブル / flower / 藤原ハガネ

「負けない、負けない、負けないで」って
「勝てない、勝てない、勝てないよ」まで

↑ここのフレーズ強すぎでしょ。
一度聴いたらそう簡単には忘れないほど特徴的でありながら、聴く者の心にひっかき傷を残すかのようなセンチメンタルを煽る一節。この要素を兼ね備えたサビメロは大げさでなくそうそう出会ったことがないです、自分。
ことインパクトでいえばこのフレーズが8割方持ってく(異論は認めます)曲だけど、それ以外にもあまねく感傷的なメロディのアベレージが素晴らしく高いです。嫌なことがあった日なんかには、布団被りながら延々聴いていたい(←他にもっとましな例えはなかったのか)。
flowerという中性的なキャラが、どこか"僕づかいの女性ボーカル"風の健気さを演出しているようにも思えて、ハマり役だなと。


【初音ミク】Confusion / 半人間

これほど2020年のうちに聴かなかったことを後悔した曲はないッ…!!

はい、断言させていただきますとリアルタイムで聴いてたなら2020年ボカロ10選に確実に入っていた曲になります。もう初めて聴いた時びびり散らかしました。Underworldかと思いましたもん…え、違う?()いや、それくらい洋楽顔負けのハイクオリティテクノポップだったってことの例えで…

言葉にするほど伝えたいこととかけ離れてくのが億劫なんですけど、まずこの涼感溢れるオケと、それに軽やかに乗っかってくるポップなメロディ。その相乗効果はサビ部分がまさに真骨頂で、サビメロを邪魔しない程度に主張してくるシンセとストリングスの掛け合い!(※ここでは詳細な説明を省きますが当方対旋律とか掛け合い大好きマンです)そしてサビ終わりの間奏部分で裏方に徹していたストリングスが待ってましたと言わんばかりに主役に転じる「2段サビ」構成。サンプリングボイスも最っ高にスタイリッシュでかっこいい。快感が怒涛の如く押し寄せてくるとはまさにこのこと。
ここまで書いてこの曲の素晴らしさの何割を伝えられてるのか怪しいけど…まじで聴いてもらうのが早いのでこれ読んでくれてるみなさんは今すぐ聴いてください。


ぶきっちょバイビーP/ノヴェンバーズ・ハイ【初音ミク】 / ぶきっちょバイビーP

なんだこの…90年代を強烈に喚起する…スピッツとか、MOON CHILDとかその辺聴いてた世代の人は卒倒しちゃうんじゃないですか?(何)
思うのはこの曲、イントロのギターでビビッときたら是が非でも聴くべきだし、響かなかったならそこでスキップしても差し支えないかと。それくらい、この曲においてはイントロの存在感が強いし、イントロが曲全体の雰囲気全てを物語ってると思ってます。
明らかに昨今の合成音声音楽のトレンドからは逸れたものではあるものの、一定の層のハートはがっちり掴む強度のある曲だと思うし、そっと評価されてほしいなと思います。でもせめて4ケタ再生には乗ってほしい(どっち)


ノエル / wotaku feat. 初音ミク / wotaku

かなり久しぶりにwotakuさん作品で反応した、と同時に氏の作品の中でややもすると一番好きな曲になっちゃうかも?というような曲です。
これ以前のwotakuさん、実はわりと派手めなアレンジの曲が多くて…(DaiGo風)
wotakuさん、「いいメロディを書く」ということにおいては個人的に絶大な信頼を置いていて、いつしかそれが転じて「メロディ1本で勝負できるPさんなのにな…」という感情を抱くに至ってしまった節があります。
これはPが悪いというわけでは断じてありません。自分の"Pを見る目"が徐々に変わってきてしまったというだけのことであって。
そんな中にこの「ノエル」ですよ。なんと上品で儚い、至高のメロディか。あまりの美しさに膝から崩れそうになりましたよ。で、この「ノエル」、アレンジももちろん美麗な旋律を引き立てているのには違いないのですが、あくまでもメロディが主役であることを印象付けるかのごとき慎ましさ。
メロとオケのバランスで言ったらこれ以上のものはないんじゃないか?と、わりと本気で思っちゃうほどの会心作でした。



以上、2020年下半期より5曲をお送りしました。
2021年もすでに半ばに差し掛かってしまっておりますが、これからも自分のペースでボカロ聴いてきますmm
どうぞよしなに。



※サムネイルは紹介曲「【初音ミク】Confusion」より拝借しました。問題あればご指摘ください。

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