#2019年ボカロ10選

ハイ!今年の年末も大いに賑わいを見せた「2019年ボカロ10選」、自分も公開させていただきました。


今回は新しい試み(?)として、10選全体を公開する前に10位から1曲ずつカウントダウン形式で紹介していき、1位まで紹介した後に全体マイリスを公開するという手法をとってみました。
まぁ大半の人はダイレクトに10曲いっぺんに見られた方がいいんだろうなとは思いつつも、昔から大のカウントダウン好きだった自分としては前々からやってみたかったことではあるので自己満ではありますが楽しかったです。
来年はどんな風に公開しようかな…


本記事ではツイッターに載せた10選ノミネート曲の紹介文を一部加筆修正しつつまとめております。
よろしければお付き合いください。
毎度のことながらP名敬称略。



10. IA/ONE『音楽なんかしたくなかった』 / ユキトモ

冒頭はユキトモさんのこちらから。
朗々としたいあおねの歌唱、2人の掛け合い、そして何よりガチで泣かせに来ているメロ、こんなんどこに文句つけたらいいんだよ…ってほど素晴らしい。
この方の曲は「アンドロイド ラストソング」から好きだったのですがこれで即墜ち。
8月に名古屋で開催されたボカクラ「FLASH VOCALOID」でツイーヨ拾ってもらってご挨拶してヒョローまでしてもらえたのまじで嬉しかったな…


9. 【初音ミク】2019 (Exclusive)【オリジナル曲】 / Yasuha.

先日ヒョロワーさんの企画「VRボカロ部2019年ボカロ10選」に寄稿させていただいた曲です。ぶっちゃけあえてもうここで語ることは何もねぇ!()
なので思いの丈はお手数ですが当該記事にて読んでいただけると大変助かります↓

個人的に2019年のボカロを強く印象づけている曲はこれ!ということは強調しておきます。


8. ムーンライト電鉄 / 初音ミク / Bop

待ってた!こういうのを待ってたんだよ俺は!
まさに名は体を表す真夜中のEDM。月明かりのまぶしい夜に嫌なことも何もかんも忘れて繰り出したい!そんな曲です。
ねぇほんとこのサビメロ聴いて?胸のすくような至高のメロディラインにダメ押しの如く乗る「パー→リー↓ナー↑ァイー→」のコーラス。これだよ、これなんだよ…


7. ロンリーユニバース / flower & 初音ミク / Aqu3ra

文句なし今年を代表するボカロPの一人でしょう…アイボリーからのこれで驚いた、なんと振れ幅広いのかと。この再生数でこれが一番伸びてないというのもまた凄い話。
なんといっても「追いかけていたんだ」のフレーズが好きすぎて…2番サビ終わりからのスペイシーなアウトロも息を呑むほど。宇宙ヤバイ。4分足らずの意外と短めな曲なんですが倍ぐらいに感じますいい意味で。


6. 【GUMI】 カンケイナイトファンキー 【オリジナル】 / ナナホシ管弦楽団

これは聴くより先にTLでイヤというほど(※嫌ではない)曲名を目にしていて、そんなにか…と思いつつ聴いたら確かによかったですハイって曲。
個人的に白眉は後奏の副旋律。自分裏メロ大好物なもんで、主旋律をなぞるように裏方に回る副旋律がこうやってサビ終わりにメインを張ってくる展開が大大大好きなんですね…
今年はGUMI生誕10周年という節目の年でもありまして、自分もささやかながらMMD静画でお祝いしたんですがその制作中にタヒぬほどリピってたのがこの曲です。明らかにチョイスおかしいよね。


5. 【初音ミク】POP!【オリジナル】 / 雨漏りP

ノミネート曲中最高風速で10選入りした曲がこちらになります。実質2週間でこのランクに喰い込みました。
2019年ミクノポップ大賞は個人的にこの曲に捧げたい!
ミクノポップは王道をいくほど良い≒"正しい"という言い回しをよくするんですがこれはもう正解も正解、王道の正中線をいくベストアンサー。
プレイするたび多幸感に縛られてしばらく他の曲に移れない。正直この紹介文見るより動画リンククリックしてほしい。諸手を挙げて喜んだミクノポップの傑作です。


4. 【結月ゆかり】 ノーザン・エンド・カーニバル 【オホーツクPRソング】 / DATEKEN

10選中唯一の2018年投稿動画です。
先日投稿したnote↓にて軽い10選ネタバレ()を兼ねて少し書いています。

もうね、曲のよさもさることながら、10年選手ともなるDATEKENさんがここにきてこんな名曲をもってきたことに感動してしまって…
だいぶチャートの顔ぶれも入れ替わってきた中で、古参もけして負けちゃいないなと。穏やかな中にも貫録と威厳の窺える曲だと思いました。すみませんちょっと誇張した。


3. 「ワールズエンド・ガーデン」初音ミク / メレル

独断ですがリアリズムとアンリアリズムの狭間に位置するSFファンタジーもののような世界観だと思いました。雑にいうと「ラノベ発アニメのOP・挿入歌」っぽいなと。
こう、崩壊した世界に差し込む一筋の光みたいな、一度絶望を味わってからの希望みたいなカタルシス。世界観なんて漠然としたものでよいのです。そこにストーリーはいらないんだ。
うだつの上がらない毎日を何となく過ごしている人ほど、こういう系の楽曲に不覚にも惹かれてしまうんではなかろうか。


2. LIFE / feat. 初音ミク / 傘村トータ

これが2位って意外じゃないですか?ぶっちゃけ自分自身意外です。
編曲を外注した結果、いつもの傘村トータさんとは一風変わった青春ボカロックに。これが自分的には大当たり。

こんなところで言うことじゃないのは承知なんですが実は傘村さんの作風、あまり得意ではないんです。良い悪いという話ではなく、シンプルに好みの問題で。
そんな中他の条件は同じでアレンジのみ普段の作風と異なるこの曲が面白いほど刺さってしまって、かなりのロングスパンで聴いた曲となりました。
聴いた回数なら2019年でおそらくこれが1番。それでも2位に留まってもらった理由はごくごく個人的なものですが「思い出補正」によるもので、"もしかしたらあまり聴かずに終わっていたかもしれない曲"だったからです。
とはいえ1位の曲とは僅差で、正直この曲は同率1位と言っても過言ではありません。


1. ペンギンガール - 初音ミク / ゐろは苹果

栄えある2019年俺的1選はゐろは苹果さんのこの曲でした!
誰もが思うであろう「某Pっぽさ」。そこを逆手に取り、聴き手に叩きつけたあえての挑戦状。そう受け取れたのは自分だけでしょうか。
やれパクリだとひとたび騒がれてしまえばおしまいな時代。それが2019年です。しかしこの「ペンギンガール」は矢面に立つことを買って出た。その大胆不敵さが当方にとってはなんと頼もしく思えたことか。
かつ、先人のオマージュであっても真似事には終わらない、そのさじ加減が絶妙な1曲でした。

くどくど書いていますが早い話がこれが俺の2019年のボカロ曲の1番だ!おまいら聴け!
と思う気持ちは皆さんと同じなので!
なんだかんだ今年書いたvocanoteの中でも単独の曲を取り上げたのはこれだけだったし、妥当な線ではないかなと。
よかったらこちらも読んで下さいまし。




私、canna(nanca)が選ぶ2019年ボカロ10選、こんな感じになりました。
結果として10曲中8曲が2019年上半期までの投稿で下半期はわずか2曲(しかもそのうちの1曲は下半期も初日の初日)に。新曲チェックが上半期のうちに遅れに遅れ、下半期は曲追いに専念するあまりチェック済みの曲をさらにリピートして掘り下げることができなかったことが原因です。
気に入った曲をもっと聴き込む猶予があったら、下半期の曲もさらに10選の中に台頭する余地はあったかと思います。
個人的反省は残るものの今年も良曲に恵まれた1年であったことに変わりはありません。

初音ミク生誕から早12年、ヒットチャートを席巻するPの面々もだいぶ世代交代してきました。
毎年言っていることですが時勢がどうあってもボカロは変わらず追い続けたい、これを信条に2020年も自分はボカロを聴いていくと思います。
皆様も2020年よいボカロライフをお過ごしいただけますよう。

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